いつもリファスタの買取サービスをご利用頂きありがとうございます。
今日はダイヤモンドの指輪やネックレス、ルース(裸石)やメレダイヤ等の売却の際に頂くご質問の中で主だった2つをピックアップし、弊社の見解を出させて頂きます。
ダイヤモンドを売る際のタイミング
弊社運営のリファスタの買取サービスで、際立って大きなカテゴリでもある『ダイヤモンド買取サービス』は、まずどんなタイミングでダイヤを売るかがスタート地点と考えています。
ご自身の生活を振り返った時に、ダイヤモンドと接する事があるシーンとして、年齢・性別・環境に応じたペルソナが、大きく分けて二種類になる事が判るかと思いますので下記に提示させて頂きます。
1つ目は大切な人生の節目節目のシーン。
直ぐに出て来るのが、恋人との契り。そして生涯の伴侶として迎え入れる際の婚約や結婚。次に自分へのご褒美や、ファッションアクセサリーとしてのタイミング。
上記シーンで自身のダイヤモンドジュエリーを売る際には、双方共に『必要が無くなった』タイミングが、売却シーンと言えます。
それぞれの肌色は違うものの、『別れ』『離婚』『死別』『似合わなくなった』も全て【必要が無くなった】と言えるでしょう。またダイヤの大きさも0.2~0.5ctと、比較的小さなものを多く扱うカテゴリでもあります。
2つ目は親や祖父母、兄弟等の親族からの相続や贈与。
短き人生に何を残せたか?何をこの子たちに残すか?僕も一人の親としてこんな事を少かりとも考えたりするものです。皆さんのご両親や親族の方もそうでしょう。勿論それにはご自身のエゴも係わり、土地建物、金や先物、株やETF、そして宝飾品が気が付けば自身の財産となっているものです。
その中でも宝飾品は、少し肌色が違い、自分で身に付けたからこそ次の世代にも永く付けて貰いたい。そう思うのが親心です。相続や贈与にはこのパターンがまず多いですが、後出もしますが、デザインは移り気の早いもので、数十年の時を経たデザインが現行で通用するかと言うと殆どが無いと言えるでしょう。昔のデザインの立て爪ダイヤリングなどは現在ではトレンドではありません。
であれば「ダイヤモンド」「地金」と個別に売却し、売却したお金で何かを購入する或いは相続する。子供にそのまま渡してしまい売って来て欲しい。。。生前贈与はこのパターン。相続(遺贈は前もって遺言により決めているのでココでは省きます。)は突然やってくるもので、残された遺族が相談し、売却先を決めるパターン。昔はダイヤモンドが大きいのが主流であったり、バブル時代(1980〜1990年代)も経ている為、このカテゴリでは1ct~10ctまで比較的大粒のダイヤモンドが取り扱われるのも特色です。
双方のシーンで誰もが驚かれる自身のイメージする売却額と、買取業者の売却額。
さまざまなシーンを経て、遂に売却を決意し、買取業者に見積もりをし、査定額が出る。そして皆さん概ね驚愕されます。そのギャップに。
それは当たり前の事です。お客さま(売主さま)は購入された金額や、『ダイヤモンドジュエリーは高い』と言う神話に基づき一般の方は金額をイメージされているのですから。
その際に出てくる、お客さまからの売却前のよくある質問の中で、今回は特に頻度の高いものを2つ提示させて頂きます。
よくある質問1「買った値段の半値にもならないの?」
理由は小売価格の構成比率にあります。ジュエリーは[材料費][人件費][広告費][ラッピング等の雑費][その他運賃等含む雑経費]これらが全て加算されたお値段が上代=ご購入価格となります。ジュエリーに限らず世にあるどんな商品もそうですが、中間マージンが重なり小売価格を構成しているのです。
しかもティファニーやブルガリ、カルティエなどの世界的に有名なハイジュエリーになればなるほど、一つの製品を作る際のデザイナー等の打ち合わせや、ブランディングコストもより一層かかっている為、安価な国内ブランドより高めの金額に設定されているのが良くお分かりかと思います。
そしてお買取の際に提示させて頂いてる金額は、基本的には[材料費]となります。中間マージンを省いた、ダイヤモンドと地金と言う材料自体に個別に金額を提示しているイメージです。
ハイブランドのジュエリーであれば、そのブランドバリューのお陰で、再販時にはそのままで売る事も出来る場合がある為に、材料費プラスアルファをお出しする事も出来ますが、例えば5年前のデザインジュエリーなどはもう「古い」為に、余程普遍的なデザインで無い限りプラスアルファは加味されない事も多いのです。ここにお客さまとのイメージギャップが生じる要因があります。
その為上代(購入金額)からの半値金額を査定金額(見積もり金額)として提示するなどは皆無に近く、ダイヤモンドの金額や為替、地金金額が起因し、購入額からの換金率としては10~30%位で収まるのが一般的です。
デザイン等を査定額に上乗せして欲しくても、お客さまである売り主さまの主観的な感覚と、弊社の様な買い主の客観的な感覚がのギャップがある為に、そこに金額の乖離をがあるのが殆ど。ですので事前に金額を知りたい場合には、お写真等を業者にお送りするのが一番です。
よくある質問2「なんで同じグレードなのに値段が違うの?」
同じ4Cグレードでも買取金額が変わるのは、様々な要因があります。
傷(この場合内包物=インクリュージョン)の位置が真ん中にあるのか、端にあるのか白いのか黒いのか。
色一つ取っても、Gカラーでも黄色いGカラーとテリの悪いGカラー。LカラーでもFaint brownと表記されている物されていない物。NカラーだけどLight yellowなのかVery light yellowなのか。
カット評価がGOODとなっていても、ポリッシュがFaintだったり、寸法が足らない不格好なダイヤだったり。
人間でも同じ顔の人が居ないのと一緒で、ダイヤモンドも一つとして同じダイヤはありません。それを人間が作った4C評価に当て嵌める為に、中には無理を感じるグレードも出て来るのが当たり前なんです。即ちダイヤモンド買取表が絶対では無くあくまで目安と言う事になります。貴金属の様に、グラムを測って[グラム数×単価]の様にシンプルな計算ではないんです。
それともう一つは、古い(2年以上前)時期に発行された鑑定書や、例え現在であってもGIAと中央宝石研究所、ミキモトやティファニー以外の鑑別機関が出したレポートでは、そのままのグレードでは殆ど見る事が出来ないと言う事。ダイヤモンドは半永久的に劣化はしませんが、鑑定基準は年々変わってきます。この地球上でダイヤモンドグレーディングレポートを一番発行している、我が国が誇る世界ナンバーワンの鑑別機関である中央宝石研究所でさえ、そのレポートの効力は2年間となります。
ただ、ですね。
難しいのは、全部が全部査定時にグレードが変わるのかと言えばそうでもないという事。古いからと言って、中央宝石研究所以外だからと言って、その4Cグレーディングが必ずしも違うとは言い切れず、現行基準と一緒の場合も少なからずあるんです。どのレポートでも共通しているのは、皆グレーダーはG.G(グラジュエイトジェモロジスト)=GIAのカリキュラムを受講し、卒業した方たちです。皆さんグレーディングスキルは統一されたものをお持ちにも拘らず鑑別機関によりグレーディングにバラつきが出るのは、鑑別機関により圧倒的にダイヤモンドを見ている量が違うと言う事が起因します。中央宝石研究所やGIAのグレードの信憑性が高いとされるのはその為です。
ですのでまとめますが、最終的には「拝見しなければ最終的なグレードは判らない」と言う事になります。弊社ではダイヤモンドをあらゆる側面より観察し、鑑別し、グレーディングし、『現行基準の4Cは、中央宝石では(GIAでは)こう出て来る』と予想し、最終的な金額をお出ししております。だからこそ鑑定書が無くても金額を出す事が出来るのはその為なのです。
最後に「ダイヤの買取で伝えたい事」とは。
「ダイヤの買取は任せてください!」とホームページでリファスタは謳っておりますが、正直全てのお客さまの要望や希望に沿った金額を出せるとは思っていませんし、また不可能だと思っています。
他社との差別化を図るにはどうすればよいか?いつだって暗中模索・五里霧中です。それはこれからも商売をやっている以上、未来永劫続くでしょう。
だからこそ、ダイヤモンドジュエリーが辿った軌跡をしっかりと把握・認識し、現時点での僕らの最大のパフォーマンスである査定金額を、いつでもご提供する準備を怠らないよう努める事にしています。
「これってダイヤモンド?」
「4C評価ってなに?」
「いくらになるの?」
リファスタでは売却する前のお客さまの諸々の疑問を解消する事が『サイトコンテンツ』として捉え、なるべく詳しい説明をホームページの至る場所で提示させて頂いております。そこで生じた疑問や問合せも、フリーダイヤルでお気軽にお電話ください。問合せフォームもご用意しております。査定人が直接お話しをさせて頂きます。
オンラインフォームで事前の見積もりサービスをご利用頂く方には、可能な限りレスポンスタイムを早くしてストレスを感じさせない様に努めております。
晴れて実際の査定をして欲しい!と思われたお客さまの為に、店頭買取では予約を現時点では不要にし、遠方の方もお気軽にご利用できるように宅配買取サービスもご用意しております。見積もりのみのお客さまもお気軽にご利用頂きたい為、キャンセルも無料です。勿論年中無休(GWと年末年始、臨時休業を除く)にて営業しておりますので、ライフスタイルに合わせてご利用いただけます。
長くなりましたが、どんな軌跡を辿ったとしても、ダイヤモンドはダイヤモンドです。どんなお客さまのニーズにも応えられるように、常日頃グレーディングを訓練し、ドライに金額を捉え、シンプルにお伝えさせて頂きます。
沢山のご縁を、東京は池袋にて、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
リファスタ査定管理人 兼 代表 : 杉
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