リーマンショックの原因
2008年9月に発生した未曽有の経済危機、リーマンショックから10年の月日が経過しました。
2008年9月 ニュース – Google 検索 – https://goo.gl/PKGbvH
今回は、リーマンショックはなぜ発生したのか、そして今後あのような危機が起こる可能性はあるのかについて話をしていきたいと思います。
リーマンショックとは?
リーマンショックの根本的原因は、本来お金を借りられられない層、一般的に『サブプライム層』と言われる層に、銀行や金融機関がお金を貸し付けたことによります。
そして本来は貸し付けがされない人たち=返済能力が融資額に対して等価ではないと判断された人たちへの融資を『サブプライムローン』と言い、このサブプライムローンをさまざまな種類のローンと組み合わせ、証券化商品として投資家に販売したことがリーマンショックの原因です。
このローンは、住宅や不動産の価格が上昇していればすべての人がハッピーだったのですが、住宅、不動産価格が下落を始めたことから、サブプライム層が返済不能に陥ってしまいました。
危機の発覚が遅れリーマンブラザーズが破綻
このサブプライムローンは、ほかの優良なローンと混ぜ合わされて証券化商品として販売されていましたので、実態はなかなか表面化しませんでした。
なぜなら、優良な融資先からは、不動産価格が下落していても返済がなされましたし、また、この証券化商品の格付けがトリプルA、つまり最高格付けだったことからも発覚が遅れたのです。
最高格付けということで、各国の年金資産やソブリンファンドが買い付けを行い、実際の価格が100万円だったとしても中身は1万円の価値もなかったのですから、紙屑になることは時間の問題だったのです。
最終的には露見して、このサブプライムローンを構成した住宅ローン証券化商品は、無価値になりました。
そして、その支払いに最初につまづいたのが、当時、全米でも屈指の投資銀行、リーマンブラザーズだったのです。
その後の経過は、皆さんもご存知の通りです。
次なる危機の発生は歴史の必然?
リーマンショックの反省から、アメリカを筆頭に各国の住宅、金融市場への規制は苛烈を極めているような状況であり、同じような危機が起こる可能性は低いと言えるでしょう。
リーマンショックの発生原因となった過剰なレバレッジは、日本でもFXや仮想通貨にも規制が導入されていますし、そのほか金融保険市場でも、各国の政府が透明性を金融機関に求めています。
ですが、こういった危機は、人類の歴史では必ず起こり得るものです。
例えば、リーマンショック以前のバブル崩壊といえば、ドットコムバブルだったのですが、新しい技術に対する過剰な期待がバブルを引き起こし、崩壊させたと言えます。
こういった新しい技術に対しては、株式市場を筆頭とするマーケットが過大な期待に応えてしまう傾向があり、その結果、崩壊するというのは歴史の必然です。
実は危ないAIショック
現代技術における最新で代表的なアイディアは人工知能(AI)でしょう。
すでにマーケットの中にも組み込まれており、例えば金融機関が人的なディーリングからコンピューターによるディーリングに変化していることが挙げられます。
これらは安定的で人がやるよりも利益が出せますが、分析していくと、結局すべてが同じ手口になってしまうのが特徴です。
例えば、1987年に発生したブラックマンデーはその典型で、このきっかけは今でも特定されていませんが、おそらくコンピュター売買による先物売りに過剰に集中したためと言われています。
この先物に集中させたのが、プログラム売買です。
つまり、今度の危機もAIの誤作動によって起こる可能性が高いと判断しております。
経済危機と金価格の関係
前回のリーマンショックでは、700ドル台だった金価格が、アメリカの債務危機が誘引されたことから1900ドルまで上昇しました。
つまり、危機の裏側には必ず金の買いがセットになっており、やはり、金は最終的に財産を守る手段であると考えられます。
AIなどのミスによる危機が発生した場合、各国の債務はほぼ危機的な水準になっていますので、リーマンショックの比ではない金価格の高騰があっても不思議ではありません。
万が一に備え、金を保有することは安心のための保険と言えるでしょう。
金を扱っているリファスタから最後に申し伝えられることは、『金はどんなときでも裏切らない』という事。
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