小さな子供も口ずさむCMソング!日本で一番有名な宝石店「ジュエリーマキ」
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「ジュエリーマキ」と聞けば印象的なテレビCMの記憶が鮮やかによみがえる方も多いであろう「ジュエリーマキ/Jewelry MAKI」は、かつては小さな子供もその名を知る有名宝石店でした。
その圧倒的な知名度によって、バブル期には日本最大の宝飾会社として業界に君臨した後、浮き沈みがありながらも、現在も「ジュエリーマキ」「じゅわいよ・くちゅーるマキ」の名で100か所もの直営店舗を運営しています。
この記事では、かつての「ジュエリーマキ/Jewelry MAKI」の足跡をたどりながら、主力ブランド「カメリアダイヤモンド」を中心にご紹介します。
ジュエリーマキの歩んだ歴史「学生起業の走りだった創業期」
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バブル景気と呼ばれる1980年代後半から90年代のはじめの未曽有の好景気に沸いた一時期、普通の女性たちがまるでバッグを買い替えるようにジュエリーを購入していた時代があったと聞けば驚く人も多いことでしょう。
現在の国内ジュエリー市場全体の売上が一兆円にも満たないのに対し、当時の規模は軽く3兆円オーバー。現在の三倍以上ジュエリーが売れていたことになります。
そのバブルの象徴のひとつがジュエリーマキという名の宝飾店でした。
ジュエリーマキの記念すべき第一号店がオープンしたのは、1965年4月東京での出来事でした。
創業者「木村和巨」氏は1939年7月2日東京生まれ。
早稲田大学商学部を卒業後、早稲田同大学院商学研究科の1年間籍をおいた後、自宅にて現在のジュエリーマキの前身となる宝飾事業をスタートさせました。
実は木村氏の父親も宝飾事業を営んでいましたが、木村氏の持論は
「ジュエリーの製造は儲からない。販売にこそ妙味がある」
その信念を貫き20代半ばの若さでジュエリーマキを展開する「株式会社三貴」を設立しました。
ジュエリーマキの歩んだ歴史「独自販売路線を打ち立てた成長期」
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当時ジュエリーマキ独特のマーケティングスタイルは、同じ宝飾業界に大きな衝撃を与えるものでした。
商学部出身らしくマーケティングスキルに長けていた木村氏は、最新のアメリカ仕込みのチェーンストア理論を導入市徹底的なコストカットを目指しました。
当時の日本ではどの企業も挑戦してなかった、SPA(製造小売業)と呼ばれる、企画から製造、小売までを一貫して自社で行い、品質を下げず価格を大幅に下げることに成功。
普通の女性たちにも手の届くジュエリーを提供できるようになりました。
しかし、当時の日本においては、宝石やジュエリーの購入層といえば富裕層に限られ、男性から女性にプレゼントすることも一般的ではありませんでした。
そこでジュエリーマキが取った販売スタイルとは、通勤するサラリーマンが多く通る駅の構内や駅周辺のビルに店を構え、店員みずからが主に若い男性に声をかけて商品を見せるというもの。
このように店員自ら直接客にアプローチするというやり方は、当時のジュエリーショップではまずありえませんでした。
そして店内に呼び込むことに成功したら、何気ない会話を通して「恋人にダイヤモンドのプレゼントを」とすすめ、購入に結びつける、というのが典型的なジュエリーマキの販売スタイルでした。
はじめこそ眉を顰める人も多かったこのジュエリーマキの販売スタイルは、ジュエリーマキ後目途が高まると、徐々にブランドの一つの個性として、受け入れらるようになりました。
そして同じような販売スタイルを取る宝飾店が一気に増加したのもこのころです。
このようにジュエリーマキの新しいアプローチは、当時のジュエリー、宝飾業界の販売、流通の在り方を大きく変えることになりました。
ジュエリーマキの歩んだ歴史「数々の伝説を生んだテレビCMが流れた黄金期」
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ジュエリーマキをはじめとする宝飾店のきらめくジュエリーが並ぶショーケースのそばで、男性客を店内に誘う女性店員があでやかに微笑えむ、そんな光景が珍しいものではなくなったバブル期。
さらにジュエリーマキの名を有名にしたのは、当時一世を風靡していた豪華なアーティストを起用したテレビCMでした。
宝飾貴金属としては「ジュエリーマキ」「じゅわいよ・くちゅーるマキ」、アパレルとしては「ブティックJOY」など多角化を進めていくジュエリーマキグループが、大きく話題になったのはこのCM効果がありました。
B’zなど当時を代表するアーティストの楽曲を使用し、シャロン・ストーンや米倉涼子らの女優やモデルが次々と登場する派手なCMの数々を、今も記憶している中高年の方々は多いことでしょう。
そして、この華やかなジュエリーマキのCMが流れる時間帯は、ジュエリーや洋服を恋人のために購入する男性客がテレビをつける深夜でした。
ジュエリーマキの歩んだ歴史「復活を経た現在のジュエリーマキは?」
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バブル崩壊後、日本社会全体が未曽有の不景気に襲われると、他のジュエリーブランド同様にジュエリーマキも低成長の一途をたどります。
また、リーマンショックなど大きな経済危機も重なり、複数回の民事再生を経験しました。
しかし不屈の精神で起死回生を果たし、現在もジュエリーマキ(運営会社は三貴からジュエリー秋に移行)は健在です。
日本全国各地のジュエリーマキショップで、主力ブランド「カメリアダイヤモンド」をはじめとする豪華なジュエリーを提案し続けています。
ジュエリーマキが展開するブランド
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多くの宝飾会社が所属する「日本ジュエリー協会(JJA)」に所属せず、従来の宝飾業界とは一線を画していた感のある木村氏ですが、国内外を問わず仕入れ先を大切にし、積極的に蜜月関係を結びました。
その中心となる取引先が、現在も世界最大のダイヤモンド供給元であるデビアス社のオッペンハイマー一族です。
一時はデビアス社の海外向けダイヤモンド輸出の中で、実に30%をジュエリーマキが占めていたこともあったほどなのです。
現在もカメリアダイヤモンドブランドほかジュエリーマキのジュエリーは、デビアス社ほか、高品質ダイヤモンドを提供する仕入先を厳選し、長く持ち続けられる価値あるジュエリーが揃っています。
カメリアダイヤモンド
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ダイヤモンドの品質に絶対の自信があったジュエリーマキの主力ブランド「カメリアダイヤモンド」は、一時は日本のブライダルジュエリーの代名詞的存在でした。
何しろデビアス社の後ろ盾があるジュエリーマキには、品質の高いダイヤモンドが揃っていました。
またジュエリー購入になれていない人でも、緊張せずに親しみやすいショップ店員のアドバイスが受けられたことも人気の理由です。
現在もジュエリーマキの主力ブランドとして、カメリアダイヤモンドは高品質のブライダルジュエリーとして定評があります。
また、このカメリアダイヤモンドのジュエリーとコーディネートできる、ミクロ粒子の天然ダイヤモンドを配合した「カメリアダイヤモンド・ネイル」を販売しています。
カメリア・ヴィーナス
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カメリアダイヤモンドのセカンド・ブランドが「カメリア・ヴィーナス」です。
ファースト・コレクションは、ダイヤモンドとプラチナのみに絞り、ダイヤモンドを最大限に美しくデザインが揃います。
MAKI
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カジュアル路線の「MAKI」ではダイヤモンドだけでなく、パールやカラーストーンなどバラエティ豊かなジュエリーが揃います。
ジュエリーマキのジュエリーを手に入れられる場所
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「ジュエリーマキ/Jewelry MAKI」のジュエリーは全国の直営店舗で購入することができます。
イオンモールなど大型ショッピングセンターに出店しているので、気軽にショップを訪れることができます。
■ジュエリーマキ公式サイト http://jewelrymaki.com/
ジュエリーマキの挑戦は続く!今後も要注目です
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バブルの申し子、宝飾業界の異端児と呼ばれ、華やかなテレビCMと華麗なジュエリーで女性たちの心をとらえたジュエリーマキ。
当時のすべてのジュエリーには「ジュエリーマキ」のホールマークが入っています。
その刻印を見て、かつての恋人の事が脳裏によみがえる人は多いことでしょう。
このように様々なかたちでジュエリーマキのジュエリーは多くの人に思い出を作ってきました。
現在も全国各地に店舗を構え、ジュエリーマキショップの健在ぶりを見せつけています。
かつ現在宝飾品をめぐる状況としては、中国はじめ新興国の富裕層が台頭し、金やダイヤの価格は高騰の一途をたどっています。
かつては世界でも有数のダイヤモンド取引量を誇ったジュエリーマキがかつての栄光を取り戻す日が来るかもしれません。
リファスタ商品紹介:ジュエリーマキ
宝飾業界の異端児として、たくさんの女性を魅了したジュエリーマキ。数は多くないですが弊社リファスタでも取り扱っております。
またリファスタではジュエリーマキのネックレスやリングの買取を行っております。
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