華やかな話題とジュエリーに彩られたジェムケリーとはどんなブランド?
多くのアーティストやモデルを起用したCMでよく知られる「ジェムケリー[GemCEREY]」。
ジュエリーに詳しくない方でもその名を目にしたことがあるのではないでしょうか?
華やかなCMのほか、アーティスト「GACKT」とのコラボジュエリーなども大きな話題を振りまいてきたジェムケリーですが、「リブート ReBoot」と社名が変更された現在も、希少宝石「アレキサンドライト」を使ったジュエリー、そして有名アーティストや芸能人とのコラボジュエリーが話題を呼んでいます。
今回は旧社名ジェムケリー時代からの歴史をたどり、人気のジュエリーなどについてご紹介させていただきます。
「ジェムケリー」の歩んだ歴史・前半
呉服の訪問販売業としてのスタート、創業者「中野猛」氏の自動車整備士というプロフィール、創業当時のジェムケリーは意外な驚きに満ちています。
中野氏がジュエリー界に飛び込んだきっかけは、勤務していた自動車メーカーで営業職への異動を経験したことにあります。
人と接する営業の面白さに目覚めた中野氏は、ジェムケリー立ち上げにつながる、着物や宝飾品を扱う企業に転職します。
そして24歳の若さで営業本部長に抜擢され、販売の最前線で立地采配を振るいました。
その後1992年8月に「ジェムケリー」の創業を果たし、以降まさに破竹の勢いで日本全国にジェムケリーの店舗を展開していきました。
ジェムケリーの知名度を一気に高めたのは、なんといってもその豪華なキャストで話題となったテレビCMです。
「米倉涼子」さん、「NMB48」など、女優やアーティストが毎年のように顔ぶれを変えて登場するCMは、そのたびに大きな話題となりました。
また、各界のアーティストたちと協力して作り上げたジュエリーも、メディアに大きく取り上げられました。
特に2011年の「ナイトメア(NIGHTMARE)」とのコラボジュエリー「sparkle」は、悪夢を食べ良い夢を叶えてくれる、という伝説がある動物「バク」をモチーフとして、きらめく夢のシンボルのダイヤを埋め込んだというロマンティックなデザインで人気がありました。
「YOSHIKI(X-JAPAN)」とのコラボジュエリーと並んで瞬く間に完売する人気ぶりでした。
「ジェムケリー」の歩んだ歴史・後半
残念なことに2012年「特定商取引法(勧誘目的不明示など)」に基づき、6カ月間の訪問販売事業についての業務停止を命じられるという出来事がありました。
ジェムケリーはもともと呉服の訪問販売からスタートした企業でしたが、このあと訪問販売事業から完全に撤退することとなりました。
そして、2014年ジェムケリーは新社名「リブート」としてリスタート、新しい展開を見せることとなります。
同年8月には、アーティスト「GACKT」とのコラボジュエリー、全日本プロレスとのコラボレーションドッグタグを発表し、多くのコレクター、ファンから大きな反響がありました。
また、新しい才能の発掘にも意欲的で、セレクトショップ「BEAMS」や2017年に閉店したことで話題を呼んだ、パリのセレクトショップ「colette」にも取り扱いのあったジュエリーデザイナー「上島徹也」に早くから注目してきました。
現在も「VXLCDM(アイブイエックスエルシーディーエム」というブランド名で、スターモチーフや馬蹄モチーフのピンキーリングや喜平チェーンのリングなどのヒットアイテムを販売しています。
また、時計作りにも情熱を注ぎ、GACKTがデザイン監修を務める「VARTIX」ブランドは時計マニアからも注目される存在です。
ジェムケリー改めリブートは、今後も看板アイテムである「アレキサンドライト」のジュエリーとともに、新しい試みに挑戦する姿を見ることができることでしょう。
「ジェムケリー」のアレキサンドライトへの熱い思い
ジェムケリーが日本のジュエリー愛好家にも一躍注目されるきっかけとなったのが、ブラジル産アレキサンドライトのコレクション「ケリークール」です。
世界で最も希少な宝石の一つアレキサンドライトの中でも高品質の石をあしらった一連のケリークールコレクションは、リングやピアス、ネックレスなど多彩なアイテムで展開され、多くの日本女性たちの手元や首元を飾りました。
昼間の自然光、そして夜間の蛍光灯のもとでは全く異なる色を持つアレキサンドライトは、世界の中でも限られた地域でごくわずかだけ産出される極めて希少価値の高い宝石です。
かつて高品質のアレキサンドリアの原石を算出したロシアの鉱床は枯渇し、現在はブラジル、タンザニア、マダガスカル、スリランカ、インドでごくわずか算出されるのみであり、しかも研磨後のサイズが1カラット以上の石が見つかることはまれです。
その希少なアレキサンドライトの中でも、今や手に入れることが困難な最高ランクの石がもっとも多く集まっているのが日本なのです。
宝石の海外取引市場において、ブラジル産の最高ランクのアレキサンドライトは1980年から2000年の間に日本で販売されており、ジェムケリーの存在が大きく影響したものとみられます。
創業者中野氏がはっきりと「私たちの会社はアレキサンドライトと共に成長して来た」と明言しており、今後もアレキサンドライトが同社の軸となるブランドアイコンとなるようです。
同時にかつてのジェムケリーのアレキサンドライトを持っている方は非常に貴重なコレクションを所有しているといえるでしょう。
「ジェムケリーGemCEREY」の伝説のコラボジュエリー
人気アーティストやタレントを数多くCMに起用してきたジェムケリーでは、アーティストと共同で制作したジュエリーもよく話題に上りました。
前述のナイトメア、XJAPANのほか、大きな話題となったのは、アーティスト「GACKT」自身がオールプロデュースし、5万人を動員したといわれる舞台「MOON SAGA 義経秘伝」のコラボジュエリーです。
リング、ピアス、ブレスレット、ネックレスがつくられ、現在もコレクターたちが探し求めるレアアイテムとなっています。
2018年現在もオンラインショップでは、ファンならずとも買いたくなる魅力的なコラボジュエリーが多く販売されています。
現在のジェムケリーコレクションライン
2018年夏現在「株式会社リブート」のホームページでは以下のコレクションが展開されています。
それぞれのコレクションごとに世界観を知ることができるサイトが開設されているので、ジュエリーのイメージがつかみやすく、イメージモデルを務めるアーティストの姿も楽しめます。
「ジェムケリー GemCerey」
本家ブランドともいうべきジェムケリーでは、「シンプル&ハイクオリティー」というブランドコンセプト通りにダイヤモンドやアレキサンドライトなどラグジュアリーな素材を多用したジュエリーが並びます。
ブライダル・レディース・メンズアイテムが展開されています。
浜崎あゆみさんがイメージモデルをつとめた「ケリープロメッサ」シリーズはクロスモチーフをアレンジしたクールなデザインが人気を呼びました。
「ビジュード Bijoude」
10Kピンクゴールドや10Kホワイトゴールドといったカジュアルな素材を採用し、ジェムケリーと比べるとトレンド色が強く手頃な価格のジュエリーが揃います。
ブライダル・レディース・メンズアイテムが展開されています。
また、2018年6月には「KinKi Kids」セレクトモデルとして「Splendeur スプランドゥール」シリーズの販売がスタート。
ダイヤモンド原石の正八面体「ソーヤブル」をモチーフとしたクールなデザインのジュエリーが揃います。
「ディッチャ DICHA」
イオンモール他ショッピングモールに店舗展開されていて、若い女性を中心に親しまれているコレクションです。
パールや小さなダイヤモンドがアクセントになったイニシャルネックレスシリーズが人気のラインです。
ブライダル・レディース・メンズアイテムが展開されています。
「大人可愛いおしゃれリング」がコンセプトのブライダルジュエリー「CHER Luv」も人気があります。
「パヴォーネ PAVONE」
「孔雀」をイメージモチーフとしたアクセサリーコレクションです。スワロフスキーやコットンパールなどを使用した華やかなアクセサリーが揃います。
レディースアイテムに特化したコレクションとなっています。
「シェリー Cheri」
ブライダルジュエリーに特化したコレクションとなっています。
素材にこだわるジュエラーらしく、ブライダルジュエリーにも他とは一線を画し「パラジウム」に着目しました。
見た目はプラチナによく似ていますが、さらに硬度が高く変色しにくいという特徴があります。
このパラジウムとゴールドを組み合わせた今までにないデザインのマリッジリング、ペアリングが揃います。
「ジェムケリーGemCEREY」のジュエリーを手に入れられる場所
※こちらはイメージです
ジェムケリーのジュエリーを手に入れるには、国内主要都市の直営店で購入することができます。
また自社ホームページでのオンライン販売でも購入することが可能です。
■ 公式サイト 「リブート」
https://re-boot.co.jp/
■ 公式サイト 「ジェムケリー」
http://gemcerey.jp/
新たな挑戦を続けるジェムケリー改めリブートに要注目!
今を時めく華やかなスターたちが次々に登場し、他のジュエラーではなかなか見つからない珍しい宝石を手に入れるチャンスをくれるジェムケリーは、様々な意味で夢を与えてくれる存在となっています。
ジェムケリー創業者である中野氏は、時計作りにも情熱を注ぎ、GACKTがデザイン監修を務める「VARTIX」では日本初の「トゥール・ビヨン(時計の神様プレゲが開発した機械式腕時計のための超絶技巧。重力の影響を分散する回転機構。)」の開発に成功しました。
大胆な試みを続けるジェムケリーは、コラボジュエリーに登場するアーティストファンならずとも、注目しておきたいジュエラーです。
ジェムケリーの買取相場
希少宝石「アレキサンドライト」をや上質のダイヤモンドを使用しているジェムケリー。弊社リファスタでは以下のような価格で買取を行っております。
参考ページ:ジェムケリー/GemCEREYの買取実績
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