フランチェスコ エスポジート/Francesco Esposito

イタリア作家物からスカルモチーフまで!クラシックで新しいカメオ

※写真はイメージです

シェルやストーンに女性の横顔や草花を浮き彫りにしたカメオは、クラシックなファッションを愛する女性たちに好まれるジュエリーです。

現代的なアレンジを加えたカメオも登場し、最近では人気ブランド「IOSSELLIANI(イオッセリアーニ)」スカルカメオをモデル出身セレブ「アレクサ・チャン」が愛用したことで話題となりました。

国内ブランドでは人気ジュエリーブランド「RUST LONDON(RUST MADE IN ENGLAND)」でもカメオのシリーズを発表しています。

古代エジプト・ローマ時代にさかのぼる2000年以上歴史を持ち、ルネサンス期に大きく花開いたカメオは、現在もイタリア・ナポリの職人たちによってすぐれた作品が生み出されています。

中でも今回ご紹介する「フランチェスコ エスポジート/Francesco Esposito」は、カメオ細工で有名なナポリのトッレ・デル・グレーコでも著名なカメオ作家です。

この記事ではフランチェスコ エスポジートのカメオ、そしてカメオの特徴についてご紹介します。

実力派カメオ作家「フランチェスコ エスポジート」

※写真はイメージです

数多いるカメオ作家の中でも、日本ではよく知られた固定ファンを持つ作家の一人が、イタリア・ナポリ出身のフランチェスコ エスポジートです。

わずか15歳の時に、高名なカメオ彫刻家にその才能を見出され弟子入りしたという逸話があります。

その後は師匠の下で腕を磨き、後継者に抜擢されて工房を引き継ぎました。

そして若干23歳でカメオ・マスターと呼ばれるマエストロとして、人気作家の仲間入りを果たしました。

日本でも彼のカメオ作品は、デパートのカメオフェアでよく見かけます。

※写真はイメージですが、ふっくらとした柔らかな横顔の細工が印象的なカメオです。

伝統にのっとった古風な作風が特徴で、特に女性の端正でいて柔らかな横顔のラインを描く繊細な細工に定評があります。

貝殻を生まれ変わらせるシェルカメオ職人の技!

※写真はイメージです

貝殻からできているとは思えない、精緻な細工に目を奪われるフランチェスコ エスポジートのシェルカメオ。

シェルカメオは完成までに数ヶ月かかることすらあり、その工程すべてが職人の手によって創り上げられる究極のハンドクラフトでもあります。

ここでは、カメオについてぜひ知っておきたい事柄を取り上げました。

■カメオは大きく分けて2種類ある

カメオには貝を彫り上げる「シェルカメオ」、メノウなどを彫り上げる「ストーンカメオ」の2種類があります。

シェルカメオはイタリア、ストーンカメオはドイツが現在の主要産地です。

フランチェスコ エスポジートはもちろんシェルカメオの作家です。

■シェルカメオの材料はタカラガイ

カメオのベースとなるシェルは日本では「タカラガイ」と呼ばれる厚みのある殻を持つ巻貝の一種です。

複数の種類のタカラガイが使われますが、特に「カメオシェル」と呼ばれているのが「カーネリアンシェル」になります。

ほのかに淡い赤みを帯びたクリーム色の層の下に濃いオレンジ色の層があり、カメオ彫刻は上部のクリーム色の部分に彫刻されます。

カーネリアンシェルは主にモザンビークほかアフリカ南部沿岸で採取されています。

また、マダガスカルやインドネシアからも少数見つかります。

そのサイズは15cm以上のものがほとんどと言われ、中には20cmを超える巨大サイズもめずらしくありません。

■シェルカメオが作られるまで

シェルカメオの美しい色合い、そして彫刻を完成させるには何よりも素材が重要です。

まず材料となる貝を慎重に見極め、美しい色合いの層を持つ良質な部分のみを丸形やオーバル型にカットします。

そして職人たちが、カメオ彫刻用に作られた特別な彫刻刀を使って一つ一つ彫りすすめます。

もろく割れやすい貝の性質上機械に頼ることは難しいため、職人たちの手仕事によってのみカメオは作られるのです。

カメオの一大産地であるイタリアはナポリ近くの「トッレ・デル・グレーコ」では、カメオ職人たちが自然光を利用するために窓辺で作業している風景がよく見られます。

フランチェスコ エスポジートのカメオ作品

若い女性の繊細な横顔のラインを独特の温かみのあるラインで浮き上がらせています。シェルの色合いも美しい逸品です。

乙女のほっそりと下あご、ふっくらした頬、柔らかそうな巻き毛の一本まで見事にシェルの上に表現した繊細な細工に目を奪われます。

古代からルネサンス期のカメオ作品を研究していたとされるフランチェスコ エスポジートらしい正統派カメオです。

また精巧な芸術作品でもあるカメオは、ブローチやネックレスの土台にはゴールドなどの貴金属が使われているのが普通です。

こちらのブローチも18Kゴールド、ダイヤモンド0.17カラットがあしらわれた豪華仕様となっています。

フランチェスコ エスポジートのカメオを手に入れるには?


フランチェスコ エスポジートのカメオを手に入れたいと思っても、すぐにどこかの宝飾店で見つかるものではありません。

作家物のカメオは一期一会、展示会などで登場しても売れなければ本国に戻されることも多いのです。

日本でフランチェスコ エスポジート氏のカメオを手に入れようとするなら、カメオを扱う宝飾店に一軒一軒確認するほかないでしょう。

ひとつひとつ手で刻み作り上げてゆくカメオは、作家が量産できるものではありません。

またフランチェスコ エスポジート氏はすでに高齢の域に入っている作家であり、昨今では新作発表のニュースもなく、現在日本で購入できる氏の作品は貴重です。

公式サイト:※残念ながら現時点ではありません。

カメオは職人の手で貝殻に新しい命が吹き込まれたジュエリー!


スカルカメオのようなシンプルな彫りのカメオも面白い魅力がありますが、本場イタリアのシェルカメオの魅力の神髄は、やはり熟練の職人が彫刻刀片手に彫りあげた精緻な細工にあります。

貝の上に絵画を再現したようなカメオこそ、長く持ち続けたいと思わせる真の価値あるカメオ。

フランチェスコ エスポジートの作品なら必ずその期待を満足させてくれることでしょう。

■今回ココでお見せしたお品物の買取実績

価値あるカメオ!フランチェスコ エスポジート/Francesco Espositoの買取実績はこちら

 

 


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください