バックス&ストラウス/Backes&Strauss

大英博物館にも作品が!世界最古のダイヤモンドメゾン

大英博物館、ロンドン

かの大英博物館にブレスレットが展示されエリザベス女王のための時計を作る、イギリスにそんな究極のハイブランドが存在することをご存知でしょうか。

それが18世紀から続く世界最古のダイヤモンド企業「バックス&ストラウスBackes&Strauss」です。

ロンドン万博に展示されたブレスレットの芸術的価値が評価され、現在も大英博物館に所蔵されるほど本国では格式の高いブランドです。

また2007年からは「フランクミュラー」とパートナーとなり、新作が発表されるたびに話題の的となるダイヤモンドを多用した華麗なウォッチコレクションを発表しています。

そのゴージャスさは、1000万円以上の超高額時計エクストリームウオッチで知られる「リシャール・ミル」と並び称されるほど。

2014年に三越日本橋本店で販売された、60色以上ものカラーダイヤモンドを225個使用した4億円超えのダイヤモンドウォッチが記憶に新しいところです。

こうしてダイヤモンドジュエラーとして確固たる地位を築いていたバックス&ストラウスは、新たに宝飾時計の世界においても圧倒的な存在感を示し、バッキンガム宮殿の許可を得てエリザベス女王即位60周年に「ダイヤモンド ジュビリーコレクション」を発表し大きな話題を呼びました。

また日本との縁も深く、2013年~2017年まで歌舞伎座のオフィシャル・サポーターでもありました。

この記事では英国が誇る、世界最高峰のダイヤモンドジュエリー&ウォッチブランド、バックス&ストラウスについてご紹介します。

始まりはドイツ!グリム兄弟の故郷の街

現在でこそバックス&ストラウスはエリザベス女王にちなんだ時計を制作し、大英博物館にジュエリーが収められている英国を代表するブランドですが、意外にもジュエラーとして創業した場所はドイツのハーナウでした。

世界で最も古いダイヤモンド会社、バックス&ストラウスの歴史をたどってみましょう。

ドイツ「メルヘン街道」の出発点となるグリム兄弟が生まれた「ハーナウ」こそ、バックス&ストラウスの創業の地です。

16世紀以降カトリックが優勢となったフランスやオランダなどから、迫害されたプロテスタントの金細工師たちがハーナウに逃れてきました。

彼らの技術によってハーナウは、ダイヤモンドや金銀プラチナ(白金)などの宝石・貴金属加工の中心として繁栄しました。

1763年生まれのバックス&ストラウスの創業者「ジョージ・カール・バックス」も、この地に伝わる伝統産業を受け継ぎ、1789年に正式に金細工師として登録され、バックス&ストラウスの前身となる宝飾工房を立ち上げました。

ロンドンオフィス創設と万博出品

稀代のダイヤモンドウオッチブランド、バックス&ストラウスの栄光の歴史の幕開けは、現在も本拠地を置くロンドンでの出来事でした。

ハーナウで大きな成功を収めたことから二代目ヨハンによって1814年ロンドンオフィスが設立され、この地でも貴族階級を中心に多くの支持を受けることとなります。

そして1851年に地元ロンドンで開催された、第1回万国博覧会には後に大英博物館に所蔵されることになる「アッシリア風ブレスレット」が出品されました。

青い絹が張られた深い赤のレザーケースに収められた純金製の幅広のブレスレットは、エナメルによって当時の狩猟の様子が装飾されたオリエンタルな雰囲気の作品でした。

究極のダイヤモンドウォッチ製作の夢の実現

その後もバックス&ストラウスは経営者が幾たびか変わりながらも、世界中に販路を広げ着実な成功を収め続けます。

大きな転機が訪れたのは2006年、フランクミュラーとのダイヤモンドウォッチ共同制作のスタートでした。

バックス&ストラウスの最高品質のダイヤモンドと、フランクミュラーの超絶技巧を尽くした時計制作技術は、まさにベストマリアージュ。

世界で最もエレガントなダイヤモンドウオッチの誕生と、大きな話題を呼びました。

ファーストコレクションが発表されてからというもの、ロイヤルサイファが刻印されたエリザベス女王即位60周年ダイヤモンド ジュビリーコレクションほか新作が出るたびに注目の的となっています。

現在ではバックス&ストラウスは世界最古のダイヤモンド企業、そして世界最高のダイヤモンドウオッチブランドというふたつの名声を手にしています。

わずか60点のレアアイテム!「ダイヤモンドジュビリーウォッチコレクション」

エリザベス女王即位60周年記念式典「ダイアモンド・ジュビリー」

イギリスの郵便ポストに必ずある紋章「ロイヤルサイファ」は、設置された時に統治していた英国国王のシンボルマークです。

2012年に開催されたエリザベス女王即位60周年記念式典「ダイアモンド・ジュビリー」を祝福し、バックス&ストラウスは「ダイヤモンド ジュビリー ウォッチ コレクション」を発表しました。

ハイエンドモデルは発売当時、1000万円オーバーというコレクションのすべてに、ロイヤルサイファとエリザベス女王の即位60周年をあらわす「1952-2012」が刻印されています。

英国王室を象徴するイングリッシュローズが描かれたロイヤルパープルの文字盤、そしてバックス&ストラウスの代名詞「ハート&アロー」カットのダイヤモンドで埋め尽くされたベゼル。

贅を凝らしながらも、品格の高さを盛ったコレクションとなっています。

ハート&アローカット:クラウンの上からは8本の矢、パビリオンの下からは8個のハートを見ることができる

具体的にはクラリティは無傷のフローレスか内包物の発見が困難なVVS+、そしてほぼ無色透明のD、E、またはFカラーに絞られます。

これら一握りの理想的なダイヤモンドにバックス&ストラウスの代名詞「ハート&アロー」カットによって磨き抜かれたダイヤモンドは、顕微鏡で見たときに、8本の矢(アロー)と8個のハートを見ることができます。

これがバックス&ストラウスのダイヤモンドのカットが、「ハート&アロー」「アイデアルカット(理想的カット)」と呼ばれるゆえんです。

そしてカッターとポリッシャーがすべての工程を完了し、ジュエリーの台にセッティングされるまで要する期間は、通常の10倍の約ひと月を要するといわれています。

またバックス&ストラウスのジュエリーは、比類なき着け心地の良さにも定評があります。

「注文仕立服」をあらわす「ビスポークbespoke」は英国紳士服の伝統。

バックス&ストラウスはジュエリー製作において、ビスポークであることを追求しています。

バックス&ストラウスの人気ウォッチコレクション

※写真はイメージです

バックス&ストラウスが提案する腕時計は、フランクミューラーとのコラボで誕生した至高のダイヤモンドウォッチ!

世界最高の正確さを誇る超絶技巧、そして優美なダイヤモンドの輝きの相乗効果によって、バックス&ストラウスのダイヤモンドウォッチは男女問わず見る人を虜にする魅力にあふれています。

またイギリスを代表するスポットや英国王室をイメージさせるコレクションが多いことも、英国通には見逃せないポイントです。

世界の時計ファンを魅了する、バックス&ストラウスのウォッチコレクションをご紹介します。

「REGENT」コレクション

1811年に、リージェント王子の依頼があったエピソードから名づけられたコレクション。

そのデザインはロンドンのリージェントパークに着想を得たといわれています。

18Kホワイトゴールド、ローズゴールド、ダイヤモンドで装飾されながらも、あくまでクラシカルな印象のダイヤモンドウオッチです。

ダイヤモンドの輝きが悪目立ちしない理由は、リージェントコレクション特有の優美なカーブによる完璧な均整美にあります。

またこのコレクションには、女性用と男性用モデルがあります。

「BERKELEY」コレクション

スクエアなフェイスが目を引くバークレーコレクションは、その名のとおりメイフェアのバークレー広からインスピレーションを得たコレクションです。

ダイヤモンドが配されたドレッシーなモデルのほかに、2009年に発表された黒色PVD加工のカジュアルライン「ブラックナイト」などがあります。

「PICCADILLY」コレクション

ロンドン一の繁華街「ピカデリーサーカス」は、主だったストリートの起点ともなっています。

ピカデリーサーカスから放射状に伸びる道路が文字盤上に表現されたピカデリーコレクションは、ふんだんにダイヤをあしらったゴージャスタイプ、個性的なブラックダイヤルなどが揃っています。

ダイヤモンドのように磨かれたもの、脚付きのもの、時分秒針に至るまでこだわりの光るコレクションです。

こちらも、女性用と男性用モデルがあります。

「RENAISSANCE」コレクション

優美なオーバル型のスリムな薄型タイプのルネッサンスコレクションは、デイリーユースにも使いやすい腕時計です。

デザインスタイルとしては、ピカデリータイプとリージェントタイプの二つがあり、女性用と男性用モデルがあります。

「ROYAL」コレクション

バックス & ストラウスウオッチの最上位モデルです。

ピカデリーとリージェントの2つのスタイルに、文字盤ベゼルベルトに至るまでぎっしりとバックス & ストラウスのハート&アローダイヤモンドが埋め込まれています。

どちらも日本円で3000万円以上するモデルになります。

「VICTORIA」コレクション

その美しいフォルムから、日本でも多くのファッション紙面をにぎわせたのがビクトリアコレクションです。

文字盤の周りを、花弁のように連結したハートモチーフが並びます。

中でも6時の位置にあるハートモチーフに、ブルー・サファイアをセッティングした特別モデルは「ブルーハート」と名付けられ特に人気のあるデザインです。

またブルーハーツの売上金の一部を、国連の人身売買撲滅活動支援に寄付しています。

バックス&ストラウスの時計やジュエリーを手に入れられる場所

※写真はイメージです

バックス&ストラウスの時計やジュエリーを手に入れるには、「高島屋ウオッチメゾン」他全国のデパート直営店および取扱店、フランクミュラー店舗で購入することができます。

また同社の運営するe-boutique(オンラインサイト)では実際に販売されているアイテムを閲覧・購入することが可能です。

Backsandstrauss 公式サイト

http://www.backesandstrauss.jp/

また今回ご紹介したバックス&ストラウスならびにフランクミュラーは当サイトの注目ブランド!
買取希望のお問い合わせは大歓迎です♪

リファスタ 宝飾品専用フリーダイヤル:0120-954-679

これまでの買い取り実績はこちらです。ぜひチェックしてみてください。↓

フランクミュラー/FRANCK MULLER マスタースクエア・キング・ブラッギョーシェ
フランクミュラー/FRANCK MULLER トノーカーベックス
フランクミュラー/FRANCK MULLER マスターバンカー

究極のダイヤモンドウォッチと出会えるバックス&ストラウス

※写真はイメージです

これまで高級時計ブランドといえば、多くの人が思い浮かべるのが「ロレックス」や三大ブランドと呼ばれる「パティック・フィリップ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」「オーデマ・ビゲ」でした。

しかし、現在ウォッチブランドの勢力図には少しずつ変化の兆しが表れており、驚くほどの高機能を搭載した億を超す価格のつく超高額アイテムも多数存在します。

現在このような超高額ウォッチの代表格といえば「リシャール・ミル」そして今回ご紹介した「バックス&ストラウス」の名前が筆頭に挙がります。

完璧な時計制作技術を追求するリシャール・ミルに対し、ダイヤモンドウオッチの芸術性を極めるバックス&ストラウス。

どこまで進化を遂げるのか、今後が楽しみなブランドです。