韓国がなぜ無謀な要求をするのか?

話題の書籍『恐怖の男』

以前に「米朝会談が不調に終わったことから韓国や北朝鮮が暴発するよ」と書きましたが、覚えている方はほとんどいらっしゃらないと思います。

今回は、なぜ韓国政府が日本に無謀な要求をするのかについて話していきます。

原題は『Fear: Trump in the White House』という『恐怖の男』

ボブ・ウッドワードの『恐怖の男』という、トランプ大統領を主人公としたノンフィクションというよりも実録のものが全米で話題を読んでいます。

今回は、この本でわかった新たな事実をお話ししようと思います。

今、このボブ・ウッドワードの著作で有名なものには、トランプ大統領がロシアからの献金疑惑をかけられた通称ロシアンゲート事件がありますが、ウッドワードはウォーターゲート事件の真相を暴いた記者として有名になった人です。

ウォーターゲートを文字って、一般的にはロシアンゲート事件と言われています。

ウッドワードが人気の理由

ナショナル・プレスクラブでスピーチするボブ・ウッドワード

ボブ・ウッドワードがこれだけ全米で人気を誇るのは、彼の著作が関係者に何十ものインタビューを敢行しているからです。

今のご時世では、たった一人の人にインタビューや立ち話をしただけで「事件の真相」と仰々しく言う人が多数ですが、彼の場合は関係者で話を聞ける人にはすべて話を聞き、裏取りも二重にも三重にも行っているので信憑性が非常に高いのです。

その上、インタビューはよほどのことがない限り録音しますので、これが「事実と違う」と訴えられたとしても、「この事実に基づき本にしているのだ」と言われれば、訴えを取り下げざるを得ないという状況になります。

つまり、全米では彼の取材はほぼ真実であると認識されていることが、人気の秘密になります。

『恐怖の男』の概要

『恐怖の男』の題材は、トランプ大統領に関しての取材インタビューです。

この本の冒頭に、今回のテーマである韓国問題についてショッキングな内容が書かれています。

https://www.amazon.co.jp/FEAR-%E6%81%90%E6%80%96%E3%81%AE%E7%94%B7-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E3%83%9C%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89/dp/4532176522/ref=sr_1_1?adgrpid=53692575979&hvadid=338577232694&hvdev=c&hvlocphy=1009507&hvnetw=g&hvpos=1t1&hvqmt=e&hvrand=11636663543629334159&hvtargid=kwd-332378963740&jp-ad-ap=0&keywords=%E3%83%9C%E3%83%96+%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89&qid=1555376401&s=books&sr=1-1

全米でトップセールスになる本ですので、かなり平易な文章で書かれていますが、いくらか難しいと感じる方も多いと思います。

トランプ大統領がどういう人なのかがわかるエピソードが満載ですから、お時間のある方はぜひ読んでみたらよいでしょう。

この本の出だしは、セールスのためにこうしたか、それともウッドワードが単にトランプ大統領を嫌いなのかはよくわかりません。

ただ、ホワイトハウスのトランプ大統領とともに働く他人(身内は除く)は、皆トランプ大統領のことが嫌いなんだろうということは伝わってきます。

この本を読めばトランプ嫌いになることは確実でしょう。

『恐怖の男』の冒頭

ワシントンDCのナショナル・モールにある朝鮮戦争メモリアル

では、何が書かれているのかを記していきましょう。

大統領執務室のデスクに一枚の紙が置かれており、その内容を確認すると、韓国との軍事協定破棄の親書であった、というのが出だしです。

内容を簡単に言えば、朝鮮戦争(1950年~)の軍事行動終了後、米軍が韓国に駐留することになりました。

その背景は、アメリカ陣営の防衛と韓国軍が北朝鮮のミサイル発射の7秒後に感知できること―。

アラスカの基地では、発射後15分にしか感知ができないそうです。

ミサイルがアメリカ本土にで到達するのは発射から38分後ですから、感知が早ければ早いほどいいに決まっています。

ミサイル発射感知を優先的に入手できる権利の代わりに、米軍は韓国に駐留しているのですが、トランプ大統領は、その軍事協定は貿易赤字や駐留経費が無駄というだけの理由で、破棄しようとしているという話から始まります。

米韓軍事協定破棄事件の本質

事件というまでにはなっていませんが、万が一、アメリカが韓国との軍事協定を破棄すれば、世界中の安全保障を脅かす問題になります。

まずアメリカにとっては、

1. 北朝鮮がアメリカを攻撃する能力を持つ弾道ミサイルを持つ可能性があるので、その早期発見を突き止める協定を破棄しようとする、これはアメリカ人の生命、財産を守るという大統領の第一任務に反する
2. 在韓米軍を駐留させる目的は、北朝鮮が万が一、国境を越えて韓国を侵略した場合、行動を起こす必要があるからである
3. 冷戦は終了したものの、中国、ロシアの脅威は存在しており、その防波堤としての軍事協定

この理屈、少し考えれば誰でもわかりそうですが、トランプ大統領は韓国との貿易赤字と軍事費の出費を抑えたいがために、軍事協定を破棄しようとしているのです。

一方、韓国にとっての意味は、

1. 北朝鮮に対して、私たちの背後にはアメリカがいるというプレッシャーになり得る
2. 貿易、経済に対して、アメリカの庇護を受けることによっての国家の成長が可能になる

韓国には米軍と軍事協定を結ぶことによって図りしれないメリットがあり、これをアメリカに破棄されたら、北朝鮮が万が一侵略してきた場合、韓国は終わるというのが一般的な見方のように思います。

軍事力云々の話ではなく、経済をも含めると韓国はアメリカの存在なしには語ることはできません。

究極の二者択一を迫られている韓国

対アメリカの貿易赤字 と在韓米軍というビースがなければ韓国は存在し得ない

そもそも、アメリカへの貿易黒字が韓国の経済での存在理由にもなりますので、この軍事協定なしには韓国経済を語ることができません。

壊滅的な韓国経済で黒字をもたらす国の機嫌を損ねてもいけませんが、アメリカとの貿易黒字がなくなっても国家存亡の危機です。

現状でも、「よく持つな」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

別に嫌韓感情があるわけでもないのですが、これ以上の資本流出が起これば持ちこたえられないだろうと思うのが自然です。

つまり韓国政府としては、アメリカから軍事協定を取るか、貿易黒字を取るかの二者択一を迫られているに等しい状況であり、どちらも捨てることができないのが韓国の現状なのです。

日本はこういう選択を迫られた時には、(先日、墜落して問題になりましたが)F35を100機以上買うことによってその判断を回避させています。

韓国は財政難からこの要求に応えるだけの予算がありません。

『恐怖の男』出版と韓国の無謀な要求の関係

撤去がされない慰安婦像と建設が進まない在韓国日本大使館

このウッドワードの本が全米で出版されたのが去年の10月ころ、日本は11月の下旬、つまり12月から発行されています。

韓国が日本に対して無謀な要求をし始めたのは去年の年末からです。

また、いわゆる「従軍慰安婦」問題などで悪態をつき始めたのは秋くらいから、日本に対して無謀なことを言い始めてそれが現在でも続いている状態なのは去年の年末からです。

ホワイトハウス関係者しか知り得なかった米韓の軍事協定の破棄の親書が露見したのも、この時期です。

ここから証拠やエビデンスがないので単なる私の推測になりますが、誰がどう考えても韓国政府は焦っています。

なぜなら、目の上のたんこぶである北朝鮮がいつ暴発するかわからないリスク、そしてアメリカとの貿易黒字をなんとかしろという要求に応えられないジレンマ、まさに八方ふさがりです。

そこで、アメリカとの関係が良い日本に「なんとかしてくれ」と頼み込みたいが、それをやると前大統領のように大規模なデモで政権がつぶされる可能性がある。

日本に無謀な要求をして、その結果、アメリカになんとか察してもらおうとしている、というのが真相のように見えてなりません。

焦った韓国が取った日本への嫌がらせ

安倍首相を筆頭に日本国民は無礼千万な韓国に怒髪天

もちろん、日本は安倍首相が再三の無礼千万な態度に怒り心頭であり、メディアや国民も同調しているように見えます。

安倍政権がここで韓国に妥協的な態度を見せれば、政権がもたないというのは安倍首相の判断になるのが当然です。

思い込んだら一筋のトランプ大統領を懐柔する策はありません。

日本の安倍首相に仲介を頼むほかありませんが、頭を下げて頼むと前大統領が逮捕をされたように自分自身の今後がどうなるかもわからない、ということです。

これ以上は何も言いませんが、トランプ大統領が韓国に対してやろうとしていることは、韓国が存亡の危機に陥る可能性が大です。

軍事的なリスクを軽減するために米朝会談はうまくいってほしかったのですが、まさかの決裂になったあと、日本に対しての執拗な嫌がらせが始まるよ、と私が予測した通りの展開になっています。

嫌がらせをして助けてもらおうとする異常思考

4月11日にホワイトハウスで行われた米韓首脳会談では、トランプ大統領との実質的会談時間はわずか2分だったとされる文在寅韓国大統領

今回の米韓会談で何を手土産にしたのかはわかりませんが、手土産なしにトランプ大統領が歓迎するわけがありません。

なんらかの手土産を持って行ったから会談ができた、と考えるのが通常です。

安倍首相がしょっちゅうトランプ大統領と会えるのは、会うたびに手土産があり、そして日本の要求を突きつけるということを繰り返しているからです。

何を考えているかわからないトランプ大統領に対しては、しょっちゅう会うことが仲良くなる秘訣であり、ひざをつめて話さなければ何を考えているかなんて、特にトランプ大統領の場合はわからないでしょう。

要するに、八方ふさがりの韓国政府は、選択肢として日本に嫌がらせをする道を取っただけの話だと思います。

狙いは韓国内の老人を日本の金で食わせること

なぜ日本人が韓国の老人を食わせなければいけないのか!?

韓国の従軍慰安婦問題の根幹は、韓国の内政にあり、老人に支給される年金が年間で1万円にも満たないそうです、従軍慰安婦か否かにかかわらず。

つまり、老人の生活が成り立たないのは、従軍慰安婦かどうかに関係がなく、「韓国の老人の面倒を日本政府に見ろ」と言っているのに等しいことなのです。

もう言っていることが論理の破綻をきたしている、というのが根本の問題です。

従軍慰安婦に生活できるレベルまで支給したら、今度は間違いなく「韓国の老人が食えないのは日本の占領政策のせいだ」と言い出し、「だから保障を行え」と要求する腹積もりでしょう。

もちろん日本政府は突っぱねているのが現状です。

韓国の悲惨な出世競争と老後

ソウルのホームレス

韓国国内では厳しい受験戦争を突破して財閥に就職しても、45歳程度で出世争い敗れた者は退職を余儀なくされます。

その後の人生は、財産を食いつぶしていくほかなく、老後の人生など全く展望が開けません。

出世競争で生き残った者は、相当に豊かな暮らしが保証されることになります。

韓国の現状であり、韓国の軍事政権が終了してから反日感情が一切なくなったことがあったのに、再び出てくる背景には、どうにもならない老後問題があります。

それを日本に求めるというのはおかしくはないか、という問題が日韓双方にあるということです。

爆弾を抱えた韓国を前に金価格は?

韓国が燃え尽きるのは時間の問題!?

韓国の問題が今後どうなるかはわかりませんが、金の相場はこんな時限爆弾のような問題を抱え下がりようがありません。

ただ、韓国政府が先の米韓会談にて何を合意したのかはわかりませんが、トランプ大統領の性格と韓国政府の苦境を見れば、単に先送りしただけで根本的な解決が図られているようには思いません。

ともかく、トランプ大統領が本気で米韓の軍事協定を破棄しようとしていることが、今回の韓国のわけのわからない行動の発端であることは間違いないと思います。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください