一番良い例
今回は、タイトル同様にいきなり挑戦的な話になります。
このタイトルを読んで、「そんなことあるわけないでしょ」という人が現代社会では9割近くに上るかと思いますが、そもそもそれが間違いです。
未来はわかります。
おそらく、激しい反発があるとは思いますが、わかると断言します。
あなたはお財布を持っています。
目の前にある商品を買いました。
お財布の中身はどうなりますか?
減りますよね。
買えば、その商品を誰かに買ってもらったり、はたまた万引きなんてことをしなければ。
そして、買った人のお財布の中身は間違いなく減ります。
当たり前じゃないかと思うでしょうが、端的な事実を見てください。
あなたは確実に未来を見通しています。
この例を単純に考えていくと、事実を積み重ねていけば、確実に未来はわかるのです。
「10年後はわからない」と言うけど…
10年後のあなたの人生がどうなっているか、そして、金だの株だのマーケットの10年後の価格は誰にもわからないと言っている人もたくさんいますよね。
もっと言えば地震や天気予報、なんで当たらないのか、簡単なことですよね。
理由は、事実を把握できていないから当たらないのです。
地震の予測をすると東大の教授が非常に高価そうなスーツを着て登場しますが、なぜ彼らが今の一度も予測を当てたことがないのに、そんなに良い暮らしをしているのか。
資本主義の世界で、戦後70年かけても1ミリも当てていない人たちが、人並み以上の生活をしているなんてありえません。
非効率、非合理そのもので、真っ先にリストラされなきゃいけない連中が、いまだにえらそうに語っているのがおかしいというのです。
今あなたがやっていることがあなたの未来を決定するのは明らかであって、だから林先生は「今でしょ」とシャウトするのです。
大切なのは事実を見極めること
オオカミ少年は、ウソをついて誰からも信用されなくなり、結果として本当にオオカミが来ても誰も信用してくれませんでした。
この話は昔話の類ですが、このように伝承というのは、完全に未来を予測しています。
普段の行動があなたを左右することになるのですから、今、あなたの行動を変えなければ、あなたはお金持ちにも、幸せな結婚も豊かな生活も成り立たないと伝えているのです。
えらい先生にコロリとだまされる法則
上記のように、未来なんて誰でも見通せるという事実があるのに、えらい先生が「未来は見通せない」と言うと、簡単にだまされてしまいます。
なぜなら、10年前に思った人生と違う人生を歩んでいる人が過半だからです。
えらい先生を信じれば、思い通りに生きられないのは、自分の生き方が間違っているからという事実を受け入れなくて済むからでしょう。
そっちのほうが自身にとって快適なのですから、楽な道を選べて、さらに自分の思った方向の逆の人生を歩むのです。
それこそが、お金を使えばあなたのお財布からお金が減る、という端的な事実をわかっていない証拠です。
なぜ未来はわからないと勘違いするのか?
自分はロジカルな人生を生きていると思っている人が9割以上になります。
ちっとも非合理的なことをしていないと思っている時点で、あなたはロジカルではないのです。
人間という動物は、無意識に快楽を求めるようにできています。
なぜなら、快楽がありすぎて死ぬことは稀であり、逆に苦痛や身体的な虐待があれば簡単に死にますから、人間の脳は快楽を求めるのです。
自分に都合の良い事実だけを認め、都合の悪い事実には耳や目、口をふさぐことになるのです。
脳の習性
人間の脳は生きることに全神経を集中させ、それが最優先になるようにできているから、苦痛や虐待は避けるようにします。
だから、目の前に苦痛の道と楽の道が存在するのであれば、苦痛の道を選びなさいと昔の人は言うのです。
楽な道には自分の甘えを促す効果があり、逆に苦痛には生命力を上げる効果があるからです。
何度も言いますが、脳のシステムは、自身の生命の維持を最優先にすることを自覚してください。
生きるのに楽な方法を脳は選択しがちになります。
これを本能といい、あえて険しい道を選ぶことを理性というのです。
一事が万事
目の前に苦しい道と楽しい道の2択があれば、本能は楽な道を選び、理性は苦しい道を選ぶだけの話です。
日常生活において、選択する場面は何百回とありますが、ほとんどの人は本能に任せて楽な道を選びます。
ですから、生活態度の乱れている人の部屋は見るまでもなく汚いのです。
なぜなら、本能は楽をしたいので掃除をしません。
結果として、部屋は汚れます。
ところが理性で生きている人は、楽をしたいなと思っても理性が片づけたいと思うので、掃除をするのです。
理性と本能、美と醜
世の中の美男子、美女が厚遇されるのは、大前提に小ぎれいということがあります。
自分を律することができるからきれいなのであって、汚くしていて美男子、美女と言われることは例外を除けばないでしょう。
だから人間は、きれいな人間が好きであり、きれいを維持することから、本能の上に理性を身にまとって生きていることを感じ取るのです。
その生き方は難しいので、きれいな男子、女子が好きなのです。
本能的に人間はきれいなものを維持するのには大変な労苦があるので、尊敬のまなざしになるのが美男、美女の定義だと考えます。
転じて、芸術や自然のきれいな景色も、人間は好きになるのだと思うのです。
きれいな人は、かなり難しい生き方をしており、結果として美しいと言われることになるのです。
ところが、ほとんどが本能的に楽なこと、楽しいことを選びがちになるのです。
過ちの法則
最初に間違った選択をし、さらに間違った選択をし、自分の理想の生き方と10年後に真逆の人生を生きていることを知ります。
その結果、自分はこうなりたかったのに、自分の人生の堕落ぶりを見て、こんなはずじゃなかったと思うのです。
そのとき、「未来なんてわからない」なんて高名な先生がえらそうに言えば、「そうだ、その通りだ」とまたもや楽な意見に身を委ねているだけなのです。
そして、自分が思う人生とさらに真逆の道を歩みます。
違いますよね、未来は、お金を使えば減るようにわかるものです。
ウソばかりついていれば信用されなくなります。
それが当然なのに、「未来はわからない」と言っている先生がウソつきなのです。
未来を知るためのステップ
先に申し上げましたが、人間には、都合の悪い事実にフタをする習性があります。
お金持ちの男子と結婚したい、しかも美男子であれば言うことなし、というのが世の女性の意見だと思います。
でも、その前に自身が理性で生きて、美しい女性ですか?
本能のままに生きて、あなたのお部屋、汚れていませんか?
そういう人を美しい男性が選びますか?
よく理想の相手として価値観が一緒の人と言いますが、理想の人の価値観にあなた自身がついていけますか?
あなたの前に王子様が現れないのは、あなたのレベルが低いからということを自覚してください。
自分の理想に自分が追いついていないのに、理想の相手など現れるわけがないのです。
事実を見なさい、自分を客観視しなさいと言っているのです。
マーケットも同じ
弊社は、金の価格は去年の10月で底を打ち、今年の7月に頭を打つ予定ですと去年から言っています。
これは、お金を使えば財布からお金が減るというような事実を積み重ねれば、こうなるでしょと言ったにすぎません。
地震予測はなぜ当たらないか、といえば非常に簡単です。
地震が周期ごとにやってくるなんてデタラメをいまだに言っているから当たらないのです。
もっと言えば、そもそも地震がなんで起こるのかがわかっていないから当たらないのです。
お天気予報も同じです。
天気がなぜ変わるのか、そもそもの原因がわからないから当たらないのです。
相場の予測を外すのは、動く原因を見抜かないからです。
今回の場合は、金利で金相場は動いているということを中心に予測したから当たっただけで、単なるまぐれだと思っています。
起こった原因をきちんと探ぐり、その原因が正しければ、次回いつ起こるかは予測がつくのです。
つまり、本質を見抜く力が必要になるのです。
本質を見抜くためには
本質を見抜くためには学が必要になり、勉強をしていない人は、本質など見抜けるわけがありません。
自分が思い通りに生きられないのは、自分の生き方が間違っているのは、あなたの選択が常に楽な選択をしているから、方向性がすべて間違ってきます。
結果として10年後にこんなはずじゃないのに、と思うだけです。
常に理性をもって選択すれば、選ぶ道なんて決まってくるのに、楽な道を本能的に選ぶ人の人生など見なくてもわかるものです。
負の循環を変えるためには
人生を変えるのにはどうしたらいいか。
今、選ぼうとしている選択を、楽な選択から苦労する選択に変えるほかないのです。
未来の選択と過去の選択は、今できません。
変えられるのは今だけだから、今の選択を変えるほかないのです。
だから、あなたの人生も、相場も今が大事なのです。
今を変えれば、お金を使わなければ、お金が残るという事実が残るのです。
極めてロジカルな話だと思います。
最適解の選択をしていれば理想の人生、理想の相場は見極められるということなのです。
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