イタリアを代表するハイジュエリー「ブチェラッティ Buccellati」

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数あるイタリアンジュエリーブランドの中でも「ブチェラッティ Buccellati」は別格的存在です。

ルネッサンス期の伝統が生きる「ブチェラッティ Buccellati」は特別な存在としてみなされています。

ブチェラッティが創り出す金銀プラチナの精緻な細工、ぜいたくな宝石をあしらったジュエリーは、イタリア、ベルギー、スペイン、エジプト他主要国の王室バチカン市国にまで顧客リストに並んでいます。
ブチェラッティの魅力は、他にはない繊細なデザインをジュエリーに再現できる巧みな技術にあります。

例えばレースを模したリングやブローチ、自然の動物や植物に題材を得たクロスなどには、ブチェラッティ独特の彫刻技術によって人々を魅了しています。

日本でも髙會堂六本木本店をはじめ、伊勢丹・大丸などの主要デパートや和光などの老舗が取り扱ってきました。

2019年9月にはグランドオープンを控える大阪の大丸心斎橋本館に出店することが決定しています。

この記事ではイタリアを代表するジュエリーブランド「ブチェラッティ Buccellati」の創業者マリオ・ブチェラッティを中心にご紹介します。

「ブチェラッティ Buccellati」創業者マリオの足跡

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初代マリオ・ブチェラッティがイタリア・ミラノの地で創業したのは1919年のこと。

100年の時を経て今なお世界中のジュエリー愛好家を魅了するブチェラッティはどのような歴史を歩んだブランドなのでしょうか。

ここでは創業者マリオ・ブチェラッティにスポットライトをあててみました。

12歳で金細工職人の道を歩み始める

創業者マリオの父親コンターゴはミラノで宝石店を経営する金細工師でしたが、マリオが幼いころに亡くなります。

家族を抱えたマリオ少年は、1909年わずか12歳で父親と同じ道を歩み始めました。

22歳で独立・創業

その後22歳で働いていた宝飾工房を買収し自身の名をブランドネームに掲げたのがブチェラッティのはじまりです。

確かな技術と優れたデザインでブチェラッティの名はすぐに当時のイタリアの富裕層に広まり、ジュエリーと銀器を必要とする上流階級の人々に気に入られました。

ブチェラッティ・スタイルの確立

創業後ほどなくして、今日のブチェラッティのジュエリーにも息づくブチェラッティ独自のスタイルが確立されました。

それは古典的な古代ギリシャ、古代ローマそしてルネサンスの伝統に触発されながらも、近代的な技術を取り入れるというものでした。

その成果は目覚ましくジュエリーのほか、細かな彫刻を施した銀のボックスや花瓶カップなど多くの名品を残しました。

「ガブリエーレ・ダンヌンツィオ」「バチカン」との交流

イタリアを代表する文学者であり三島由紀夫が影響を受けた大作家「ガブリエーレ・ダンヌンツィオ」もブチェラッティのジュエリーのとりこでした。

1922年に彼は最も忠実な顧客の1人となり「金細工の貴公子」「金細工の魔術師」という称号を与えマリオ・ブチェラッティと親しく交流しました。

またバチカンにも顧客を持ちローマ教皇ピウス11世・12世が特によく知られたブチェラッティ愛好家でした。

ニューヨークの5番街にイタリア人初の宝飾店を開く

1951年にはアメリカNYの5番街に店を開くことができました。

イタリア人が開いたはじめてのハイジュエリーショップとして大きな話題を呼びました。

ジュエリーの道に進んだ4人の息子たち

1965年に創業者マリオが亡くなった後には、彼の5人の息子のうち4人までがジュエリーの道に進むことを選びました。

まずフェデリーコがイタリアの店を引き継ぎ、さらにローマ、フィレンツェに出店し成功をおさめました。

ルカとジャンマリアのふたりはアメリカ店舗の責任社となり、のちには香港、モンテカルロ、パリに進出し、ブチェラッティが国際的なジュエリーブランドとして認知される土台を築きました。

現在は創業者マリオの孫やひ孫にあたる世代に受け継がれています。

ブチェラッティの超絶技巧「モデルラト」

ブチェラッティが得意とするのが非常に細かな彫刻細工です。

極細の線を彫り込むインチーゾ(ヘアライン)や、ミクロ彫刻とも呼ばれる繊細なエッジの彫模様は「モデルラト」と呼ばれる技法です。

まるでベネチアンレースを再現したかのような繊細なテクスチャーを持つジュエリーはブチェラッティならでは。

ブチェラッティのジュエリーコレクション

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金細工の魔術師と呼ばれるブチェラッティでは、様々な金細工の妙を味わえるジュエリーが揃います。

ここでは中でも人気の高いコレクションについてご紹介します。

イヤリング・ブローチ「オープンカットワーク」

透かし細工=オープンカットワークのブローチやリングはブチェラッティの得意とするところです。

フリルのような装飾「ロッシュ」サテンの光沢を再現したような彫り模様「インチーゾリガーティ」星をちりばめたような彫り「ロゾンチーニ」など様々な技巧が駆使されています。

特に1930年代にマリオが制作したオーバル型のブローチは名品として名高く、息子フェデリーコによって復刻されました。

リング「クラシックスタイル」

曲線のフォルム「ボンバータ」、ローズカットダイヤモンドなど、アンティークなテイストが感じられる指輪が揃うその名もクラシックスタイル。

ルビーやダイヤモンドなどのプレシャスストーンが使われた贅沢なジュエリーですがどこかかわいらしさも感じられます。

ブチェラッティのジュエリーを手に入れられる場所

ブチェラッティのジュエリーを手に入れるには、直営店(髙會堂六本木)もしくは国内主要都市デパート内ショップ(伊勢丹・大丸ほか)やサンモトヤマや和光、アネリディギンザなどの取扱店で購入することが可能です。

ブライダルジュエリーも豊富に揃っているので、エンゲージリングやマリッジリングを探しているならぜひチェックしておきたいもの。

またオーダーメイドも可能となっています。

公式サイト:https://buccellati.co.jp/shop/
Instagram:https://https://www.instagram.com/federico.buccellati.tokyo/
Facebook:https://www.facebook.com/Federico.Buccellati.Tokyo/

イタリア伝統の重みを満喫できる!ブチェラッティのジュエリー

ブチェラッティはニューヨークの5番街に店を開いたはじめてのイタリアのジュエリーブランド。

そしてイタリア最高の宝飾技術を持つブチェラッティはいまなおブチェラッティ一族によって夢のようなジュエリーを生み出しています。

古代ギリシャ、ローマから受け継ぐイタリア伝統の重みを感じることができる数少ないブランドであるブチェラッティ。

この珠玉のイタリアンジュエリーに触れる機会に恵まれたら、ぜひ逃さないようにしてくださいね。

買取希望のお問い合わせは大歓迎です♪


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