未来がある程度わかるようになるためには?

財布の中の100万円

金利の未来から金価格の将来性を見るというテーマで書いてきましたが、今回はその集大成です。

未来の金価格よりも、自分の将来がどうなるか知りたいというのが皆さんの本音ではないでしょうか。

自分の人生がうまく行くかどうかのほうが、よほど関心があるはずです。

今回は、その話をしていきます。

そこに100万円が存在するのには理由がある

金の価格を解説していて、皆さんは、将来の金価格などさっぱりわからないと思っていたのが、ある程度はわかるようになったと思います。

わからないという方のために、少しだけ解説しておきます。

今のあなたは、過去からの連続によって存在します。

100万円の財布があるとしたら、100万円が財布の中にある理由が必ず存在するのです。

そして現在、その100万円を使うか、もっと貯めるか、どうするかはあなた次第です。

言葉は悪いですが、他人の知ったことではありません。

使えば減り、貯めれば増える、当たり前のことです。

ここからの選択は、あなたが100万円を貯めた動機によります。

何かを成し遂げたいと思ったから100万円貯まったのか、ただ何となしに貯まったのかで決まるのです。

何となしに貯まった人は、金額を数えてビックリして喜び、使うことになるでしょう。

こうやって考えていくと、今の自分がどうやって形成されたのかを考えることは、非常に大事なことなのです。

過去を徹底的に調べれば未来は予測できる

ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが共同開発者として発明したリチウムイオン電池

ノーベル化学賞を受賞した吉野さんが「過去10〜15年を徹底的に調べれば、未来の需要は予測できる」と言うのは当然の話になります。

なぜなら、まともな考え方をしたら、次に必要とされる技術は自然にわかるからです。

これを具現化したから、ノーベル賞受賞という快挙を果たしたのです。

世の中のすべてのことは過去から形成されており、現時点で判断するのは、あなた自身で、悪い決定ばかりしていれば塀の中や自分自身の命を絶つことになるのは必然になります。

よく「生まれ変われば」なんて話を耳にしますが、そんなことは不可能です。

なぜなら、あなたの現在は過去にやってきたことで形成されているからです。

すなわち、自分の過去を冷静かつ客観的に分析すれば、未来なんて自動的にわかります。

今の生き方が悪ければ、将来に悪影響を及ぼすだけなのです。

なぜノーベル化学賞受賞者の吉野さんを取り上げたか?

ノーベル賞センター

ウソをついたり人をダマしたり、人に痛みを押しつけただけで金持ちになった連中を周囲がもて囃しているだけなのです。

世間もあなた自身もあなたの知り合いも、誰もが正しいと思っていることを今やれば、将来なんて明るくなるのに決まっています。

その正しいことが過去になったとき、今の人生よりは多少よくなっているのです。

原因と結果の法則

1979年に発売が開始されたソニーのウォークマン

そもそも科学者というのは、「なぜ、このような結果が起こるのだろう」ということを常に考えています。

これを簡単に言い換えると、原因と結果の法則です。

原因がわかれば結果は見なくてもわかります。

過去の技術発展の形が、ソニーのウォークマンから家電のポータブル化が進行したのであれば、そのカギである蓄電池でも優秀なリチウム電池は莫大な需要になるのは当然です。

それを品行方正に、世間に認められる価値観で判断しただけの話です。

独りよがりで自分勝手な予測を立てたとしても、世間の人が「おかしい」と言うのであれば、間違いなく失敗するでしょう。

もちろん、奇抜な、予想外の発明というものは、概して最初は世間の反発をもらうものですが、原因と結果の法則を知っている人は、無視するでしょう。

この問題は、世間が原因と結果を考えていない証左でもあります。

日本人が発明な苦手な理由

源氏山公園に鎌倉幕府開府800周年を記念して建立された初代将軍・源頼朝の像

日本史や世界史の勉強なんて暗記科目だと思っていませんか?

例えば「1192(いい国)作ろう源頼朝」とか「平城京をなくし(794)て平安京」とか「遣唐使白紙(894)」というような記憶方法です。

テストや受験の点数を上げるのにはよい方法ですが、最悪な方法だとしか思えません。

794年に、なんで奈良から京都に遷都したのでしょうか?

794年だけ覚えておけば、テストで100点を取れるかもしれませんが、こんなことを覚えるのに何の意味があるのでしょうか?

それなりの理由があるから、平安京に遷都されたのです。

この理由は、小学校や中学校では絶対に教えません。

なぜなら、先生方がテストでいい点数を取ることに必死ですし、受験にそんな問題は出ません。

平城京から平安京に遷都した理由

災難の元凶となってしまった(!?)東大寺の大仏

これは非常に簡単な理由で、東大寺の大仏を建設するときに薪を大量に刈ったから、奈良の山々がはげ山になって自然災害が大量に発生しました。

毎年毎年、大水が出てまともに生活ができなくなったから遷都したのです。

だから京都は木々に囲まれていますが、奈良は直射日光ばかり浴びます。

行けば、わかります。

平安遷都から考える首都移転

災害に強い東京はまだまだ日本の首都として発展する!?

京都は住みやすいので、1854年に東京に首都が移転されるまで日本の首都でした。

こういう理由がわかっていれば、東京から首都が移転する可能性はあるのかということも考えられますよね。

答えは言うまでもなくノーです。

東京は暑いとは思いますが、住む分には今年の千葉、栃木、神奈川のような災害には見舞われません。

だから将来、大きな災害があれば、首都移転の可能性はあるけど、現時点でその可能性は限りなくゼロに近いと言えるわけです。

生活ができれば首都は移転しない、これが歴史から学ぶことなのです。

歴史を学ぶ本当の意義

その本義を鑑みれば、歴史は暗記教科ではないはずだ

実際の学校教育は受験目的であり、点で歴史を捉えようとします。

しかし、歴史とはなぜ過去にそうなったのかを考え、それを現代の問題にすり替え、今後の日本や世界がどうなっていくかを考える学問です。

よく「マーケットの流れを見ないとマーケットはわからない」と言いますが、ほとんどの人はチャートの右端しか見ていません。

それで「わからない、わからない」と騒ぐのですが、わからなくて当然です。

過去に何があったのか知りもせずに、未来なんてわかりっこありません。

歴史とは未来を知るための重要なツールであるのに、一般の人は受験対策のために点でしか見ない…。

過去にこうなったから現在はこうなっているという理解から始まり、そこから過去にこういう経緯があったから未来はこうなると言っているだけの話なのです。

点と線

チャートを点だけで見るか流れとして捉えられるかが勝敗の分かれ道に

賢者は未来の流れをラインで見て、愚者はポイントで見ます。

点(ポイント)を理解して、すべてを理解した気になっています。

わからない言葉があればインターネットで検索して意味を調べる、それでわかったという…。

一つの言葉にも何千、何万という成り立ちの意味があり、辞書やインターネットに書かれている100文字程度で解説できるような代物ではありません。

アナログ(流れ)人間とデジタル(点)人間

アナログ時計は時間を流れで捉える

流れから物事を見ている人間からすれば、「わからなければ検索すればよい」という感覚が理解できません。

このことは時代背景にも如実に出ています。

現在ではアナログ(針時計)人間が少数で、ほとんどの人はデジタル人間です。

針は流れがわかりますが、デジタルは時間を表示するだけです。

デジタルのほうが時代背景によれば格好いいと言っています。

AIはその場の判断で確率70%といってくれるからわかりやすいのです。

でも、流れを見ていないのだから、目先の結果はよくても長い目で見れば間違いだらけの判断をしているだけということもわからない人が多数です。

過去から現在、そして未来へ

検索すればするほどバカになる!?

物事は過去があって現在があり、現在やっていることで未来が決定するという当たり前のことを、教育によって今さえわかれば未来なんてどうだっていいと考えるから、未来はわからなくて当たり前です。

今やっていることが将来を左右するから、今を一生懸命に生きるだけ、できるだけ品行方正にしてということです。

だから、その場でわからないことを教えてくれるインターネットの魅力は素晴らしいですが、こんなものを使えば使うほどバカになっていくと本気で考えています。

なぜなら、今の問題を今のうちに解決してくれますが、わからないことが人間にはあって当然であり、なんでも解決すりゃいいってもんじゃないということです。

皆さんにも経験があると思いますが、その場ではインターネットで検索してもわからないことがあります。

しかし、3ヵ月や1年後に劇的にわかることって必ずあるのです。

AIにできること…

人間が解決できないことをAIが解決できる?

その時点でなんでも解決なんかできないのに、人間でもできないことをAIならできるなんてウソっぱちです。

なぜならAIって人間が作っているものです。

人間が解決できないものをAIが解決できるのでしょうか?

AIができることは、せいぜい人間より判断が早くできることくらいです。

早けりゃいいというわけではない

考える人になれ!

判断を早くしたらなんかいいことあると考えるのも間違いです。

そもそも人間の判断なんて早くないのです。

じっくり考え抜いたほうが結果はよいことは皆さんご存知なのに、判断を早くしようとしています。

早く判断したほうが儲かるでしょうが、その効果は一瞬です。

どうせ、すぐ貧乏になるのですから、じっくり考えて着実に利益を出したほうがいいに決まっています。

日本の大手企業の経営者のほとんどが、時代の変化が早いので経営判断を早くしなきゃいけないと言っています。

この企業群が爆発的に儲かると考えている人は頭がおかしいと判断しています。

そこそこの利益を短期的に出して、あとはどんどん貧乏になっていくでしょう。

根本的な考えが間違っているのですから、決算もそれなりのものしか出ないと、今の時点でもうわかっていることなのです。

自分に変えられることだけを変える

よくテレビのインタビュアーが成功者に対して無意味なことばかり聞いています。

すなわち「人生での後悔はありますか?」と。

それが世間の聞きたいことなのでしょうが、そんなことをこの人が考えたことがあるわけないじゃんと思う方も多いでしょう。

理由は簡単です。

 過去        →     現在     →      未来
コントロール不能     コントロール可能     現在でコントロール可能

要するに成功者は、自分に変えることできることしか考えていないのです。

過去に起こってしまったことをいくら考えても仕方がないと本気で思っていると思います。

いくら反省しても過去は変わらない

後悔は無意味だ!

昔のことを思い出して赤面する人、ものすごい自責の念に駆られている人が日本人の大半を占めているように見受けられます。

本当に不思議な話で、なんでどうにもならなことばかり思い出して反省し、悔いなけければいけないのかさっぱり理解不能です。

いくら反省しても、その過去は絶対に変わりません。

愚かな韓国と賢明になりつつある中国

韓国で毎度繰り返される愚かな反日集会

韓国なども、どうにもならない過去をいまだにほじくり返し、「日本が悪い」と連呼していますが、どうしようもない国と思われていることを韓国人自身が認識していないので、この国の未来がどうなるかなんて言わなくてもわかるでしょう。

中国はすでにそんなことを言いません。

言っても意味がないことを中国共産党は少なくとも理解し始めています。

だから歴史問題で、教科書の問題では争いになるかもしれませんが、「賠償しろ」だの「謝罪しろ」だの言わないでしょう。

そういう人が周囲にいたら、皆さんはどう思いますか?

どうにもならない過去のことに時間を割いている、愚か者と見なされるでしょう。

後悔は一文の得にもならない

無意味なことばかり聞くインタビューなんて無意味だ

成功者も同じ話で、なんで後悔のことなんか考えなきゃいけないのと思っている感がありありで、いつも戸惑ったように答えています。

これは視聴者のニーズやインタビュアーの考えなら、知性が感じられません。

なぜなら、過去は誰がどうやっても消せないからです。

そんなのは時間のムダと考えるのです。

それよりも、今やっていることが将来につながる、その今はコントロール可能なのだから、今を変えればいいんだと考えるのがまともな発想です。

後悔なんてしても自分の未来には一文の得にもなりませんし、そのネガティブな気持ちがそもそも有害でしかないのに、お金を持てない人のほとんどがそんなことばかり考えています。

世の成功本が本当に言いたいこと

成功本を読んで成功しないのはなぜか?

成功本にもよくそういうことは書かれているのですが、書いている本人や翻訳者が貧乏ですのでうまく表現できないのです。

世にあるこうやれば成功すると書かれている本のキモは、過去なんてどうにもならないから切って捨てろと言っています。

ただ、過去にこういう事実があった、その時の自分の感情は無視して、こういうことをやっていれば未来は必然的にこうなるという事実だけが大事なのです。

つまり、過去を思い起こす感情などは何の役にも立ちませんが、事実は未来を知るための重要なアイテムです。

過去でいらないものはそれをやったときの感情であり、今起こる感情なども何の役にも立ちません。

でも、過去に何が起こったかの事実は大変重要です。

このことは成功本には一切書かれていません。

成功本には「過去なんて捨てろ」と書いてあるのですが、「感情」を捨てろと言っている本は皆無です。

事実は大事だから、きちんと分析して未来を予測しろと言っています。

それを過去全部を捨てろとほとんどの人は勘違いし、そんなことはできないと言って成功本を信用しなくなるのです。

あなたが今やるべきこと

ダルマさんのようにじっくり継続することが成功の秘訣

今、やるべきことはわかりましたよね。

あなたが世間にとって、歴史から教えられる教訓にとって、正しいことをやっていれば、お金も異性も生活も勝手についてくるということです。

そのためには目的、最初にお金を100万円貯める話をしましたね、これは目的によって継続できるか、できないかが決まってくるという意味です。

もちろん、継続したほうが莫大な富となって帰ってくるのは当然です。

継続ほど力になるものはありません。

よくあるケース

自分勝手な願望だったら子供にだって言える

これはAIでも言っていることですが、詳細なデータがあればあるほど予想は強化されます。

人口の増減を見ればその国の将来はわかるという話を以前にしていますが、あなたの過去のデータがあればあるほど、あなたの未来はわかりやすいということです。

あなたのやりたいことを応援する人が多ければ多いほど、あなたの夢ややりたいことは達成できる可能性は高いということです。

だから自分勝手な自己満足な希望を語るのはやめなさいと繰り返すのです。

大人であるなら、過去の自分を徹底的に分析し、導き出される可能性の答えの中で、選択するのは今のあなた自身となります。

その選択肢を希望や夢であって、それが世間ずれしちゃいけないよというのです。

それが昨今問題になっている「身の丈」です。

大人なら身の丈をわきまえて当然

自分の身の丈はしっかり認識しておこう

身の丈に合っているというのは、過去の自分から見れば誰でもわかります。

夢や希望は自由に語っていいでしょう。

ただ、対外的に公表するのは世間が応援するような夢や希望にすべきです。

その応援する数が多ければ多いほど、実現の可能性は高くなります。

今の行動を変え、

目標を持ち、

その目標は世間から支持されるもの。

それだけです。

そして、人間や自然に逆らうような行動を取らないこと、それをやればあとは過去の分析次第によってあなたの未来はどこまでもよくなります。

あなたの未来はあなたに決定権がある

あなたの未来はあなたに決定権がある

試しにあなたの周囲の善良の人と素行が悪い人、芸能人でもいいので予測してみてください。

その通りの結果にしかなりません。

そのときに、好き嫌いの感情で判断してはいけません。

事実をもとに判断するのです。

念のために言っておきます、感情は人間にとって非常に大事ですが、判断の足しにはなりません。

あなたの未来はあなたに決定権があるのに、それを放棄している人たくさんいます。

過去の恥ずかしい失敗を思い出して、ネガティブな気持ちになって時間をムダにするのは、やめてみてください。

ほとんどの人はここでつまづいているはずです。

当たり前のことを当たり前のようにやっていれば、ある程度の未来は見えるものなのです。


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