皆さんが未来を読めない理由

なぜ未来が読めないのか?

今回は、皆さんがなぜ未来を正しく読めないのかについて話をしていきます。

すぐネット検索してわかった気になる病に陥っていませんか?

今の人は、インターネットさえあれば、世の中にわからないことはほとんどないと意識しているのではないでしょうか。

「そんなことはない」という人が多数かもしれませんが、目の前で起こっている現実にしか目がいっていません。

過去にどういう経緯があってこういう事柄が起こったのかという知識が決定的に不足しています。

そうです、言っていることはノーベル化学賞を受賞した吉野さんと一緒で、過去に何が起こったかを知らないから未来が読めないのです。

ただ1つ言うことがあります。

【過去】これは全て【善】なのです。

桜を見る会問題の前提条件

桜を見る会の会場である新宿御苑

昨今の話題に『桜を見る会問題』があります。

桜を見る会問題とは?

ネットではこのような報じ方をされています。

「安倍首相の足を引っ張る単なるクーデターだ」と言われる方が大勢いらっしゃいますが、実はこの問題、安倍首相が辞任してもおかしくないような案件なのです。

ただ野党は辞任まで追い込めません。

理由は、私的後援会の人たちを公的行事に招待するのは、会社の飲み会に友だちを連れてくるのと同じことで、公私混同だからです。

しかも、会社の飲み会なのにその友だちの費用も会社が持ったとしたら、その会社の人たちは怒るでしょう。

安倍首相は「そのお金を払ったから問題はない」と強弁していますが、そもそも会社の飲み会に友人が来るという前提条件がおかしいのです。

今回の場合は会費を徴収していたみたいですが、お金を払おうが払うまいが関係ありません。

そのお金を後で返還したから、それで済む話ですかということです。

安倍さんが賢い点

大臣の失言問題やモリカケ問題など、さまざまな危機を乗り越えて憲政史上最長の在任期間となった安倍首相だが…

安倍首相が賢いのは、お金を払う払わないの問題に矮小化してしまった点です。

前提条件は、そもそも招待されるべき人たちだったのかであり、お金の問題ではありません。

会社の飲み会に社外の友人が参加…、誰が聞いてもおかしな話ですが、この問題を野党が追及すれば、安倍首相は辞任せざるを得なくなると言っているのですが、そういうことがわからない人がこの国には多くいます。

国民が払った税金で飲み会を開いて「会費を払ったから問題ない」という強弁、本当に通用しますか?

そもそも友人を連れてくるのが問題でしょということです。

皆さんの日本語能力の怪しさ

日本語能力の低下は今後ますます問題化するだろう

ここでいう前提条件とは、その飲み会のお金は、自分のお金ではなく他人のお金であるという点こそがキーポイントであって、払う払わないではないのです。

このロジックに、皆さんはだまされています。

要するに、前提条件とは過去であり、過去というのが法律だったのです。

こう考えれば、野党が何故言及仕切れていない理由は、この問題を「政治資金規正法違反だ」とやった点にあります。

皆さんは、政治資金規正法違反という言葉を聞いた時点で興味を失うでしょう。

そんなもん、理解しようなんて思っていませんから、小難しい言葉を聞いた時点で思考が停止します。

ほとんどの人が、そんな面倒くさいもの調べようともしません。

日本の野党の落ち度

2019年6月、参議院選挙の候補者掲示板の前に立ちつくす女性

本来、野党は「国民の税金を使って、安倍は飲み会を開いた」と連呼すればいいのです。

そうすれば、国民の間に安倍さん=悪い人というイメージができ、支持率低下が止まらなくなり、勝手に辞任する羽目に陥るでしょう。

その上に「飲み会にかかった費用、全部、自分の財布で賄え、返還せよ」と言えばいいだけです。

このような簡単な戦略をなぜできないのでしょうか。

小難しいことを言っても、国民の支持なんか得られません。

加えて、口を開けば「政権交代」って、インターネット世代丸出しの言葉をすぐに出します。

今の野党の主張などで、まともな国民は政権を任せる人がいるとはとても思えません。

そもそも「あんたら、何のために国政に参加しているの?」と聞かなければいけないほど、主張が何もないのですから。

早くていいことなどほとんどない…?

早くていいのは100メートル走くらい?

世の中で、すぐに実現できるのはインターネットの仮想空間だけであって、現実世界はゆっくりとしか変わりません。

つまり、過去や前提条件を知らずに、多くの人がその場の感情で、そのよし悪しを判断しているのです。

しかも「自分の意見は絶対的に正しい」と言って、その場の感情で判断する。

物事には必ずプラス、マイナスの要因があり、最もベストな判断は、過去に何が起こり、そして前提条件をよく精査した判断が、正しい解へと持ち込むのです。

未来に必ず回答があるのですから、解は一つしかありません。

ところがほとんどの人は、その場の感情だけで正しい悪いを判断し、その決定が正しいと言い張ります。

けど、今の時代、それでも良いという意見もあります。

  • 走りながら修正しよう。
  • 行動の質を上げよう。

これでも良いのでは無いでしょうか!

『皆さんに圧倒的に知識が不足している』という理由は。

ただボケーッとテレビを見ていたって、なぜテレビが映るかなんてわからない

現代社会は、身の回りにわからないことだらけです。

例えば、テレビはなぜ映像を映すのか、ラジオでもいいでしょう。

インターネットのクラウドが、無限に近い量のデータが保存できるのはなぜと思うのが普通ではありませんか。

こういったことを知らなくても何不自由なく生活ができるから、皆さんはわからないことに関して無頓着なのです。

その無頓着な人間が正しい判断を下せるのか、正しい未来が読めるのかという問題が根幹になります。

知識がなくても生活はできますが、今わからない疑問を解決しなければ、将来の不安なんていつまでもやってきます。

その根幹がわかっていない人が多すぎると感じがします。

今の状態がどうやって成り立ったのかを理解すれば、100万円の財布の中身が将来どうなるかは自然とわかるものです。

前にも話ましたが、真面目にコツコツためた100万円と、ラッキーに得た100万円は同じお金でも種類が違うのです。

インターネットやAIにこの判断ができると思いますか?

できるわけが無いのです。

まずは自分を客観的に正すところから

あなたの目には客観的に自分自身が、そして未来が見えているか?

こういった知識を持っていれば、世界の先行きもある程度わかります。

皆さんが一番知りたいのは、自分自身のことでしょうが、それをわかるためには自分をもっと客観的に見る必要があるのです。

ずっと豊かな暮らしを送りたいと願うのであれば、まず自分の間違いを客観的に正すことが必要です。

それさえも行わず、自分だけは豊かな暮らしをしたいと願っても、天と地がひっくり返らない限り、無理な話だということさえも理解できない人が過半だと推測されます。

皆に尊敬されていて、豊かでない人生を送っている人を見たことがありますか。

お金はなくてもその人の人生は豊かだと思います。


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