イタリアの新型コロナの感染が酷いようです。
そこで使われるのがロックダウンとかオーバーシュートとか、ヨコ文字だらけが並びますが、今回はコロナを巡る報道とコロナ後について解説します。
学級閉鎖の拡大が都市封鎖
今回のコロナウイルスは、事実を見ればインフルエンザの蔓延を防ぐ手段とそっくりなことをやっているにすぎません。
すなわち手洗い、うがいを励行し、よく寝て食べて休んでをやっていれば健康が保てるわけで、これをやっていない人は感染リスクが高まります。
もちろん新種のウイルスですので、今後突然変異をする可能性があり、これに感染すると危険なことにはなりますが、現実として現在インフルエンザの対策が有効であり、それ以外防ぐ手立てがなく、まだ起こっていないこと、そしてどう変異するかわからない、対策のしようがないものを恐れても仕方がありません。
小学校のころ、インフルエンザによって学級閉鎖が起きたという話を聞いたことがあるでしょう。
現時点ではコロナ=インフルと捉え、蔓延するのであれば学級閉鎖を行えばよく、この拡大版が都市封鎖であり外出禁止になります。
それをロックダウンなんて仰々しい言葉を使うから、朝から晩までワイドショーを見ている方達は恐怖に慄くのでしょう。
オーバーシュートは蔓延
同様にオーバーシュートとは蔓延でしょう。
インフルエンザが蔓延しているという話を聞いて、皆さんどう感じますか?
「ゆっくり休んで早く回復してね」と思うだけですが、「オーバーシュート」というと「何、それ? こわーい」になります。
要は言葉の使い方一つで恐怖心が和らぐのに、皆さんが使わないような言葉をわざわざ選ぶ識者が多すぎます。
外来語は皆、理解しやすいように日本語に変換すればいいものを、そのまま使うから恐怖心をあおる結果につながるのです。
都市封鎖といえば仰々しく感じますが、「しょせん、学級閉鎖の拡大版だよ」と言えばかなり印象は軽くなりますよね。
「蔓延防止のために外に出るな」や学級閉鎖と何が根本的に変わるのでしょうか?
アメリカの成長率がマイナス24パーセント!?
ゴールドマンサックス社が前年比でアメリカの1〜3月期の成長が24%のマイナスになると発表しました。
24%マイナスなんて、アメリカでそんな数字があり得るのか考えてほしいのですが、実感としてあり得るわけがないというのがいつもGDPを扱っている者の感想です。
つまり、メディアやシンクタンクはこういう研究発表をして世間の耳目を集めたいのです。
例えば防疫の専門家がNHKで「マスクの効果はない」「うがいの効果はない」と主張しますが、彼らにとっては一世一代の商売のチャンスなのですから、大げさなことを言いたいのです。
今は専門家にとって一世一代の儲け時
ある専門家がメディアにいっぱい呼ばれ、お金をたくさんもらえるのであれば、世間の注目を集めるために「マスク、うがいの効果なし」と始めるのです。
誰もが不安に思っているときにこういう発言をすれば、皆「本当ですか!?」と言って発言主に聞きに行くという現象が起きます。
当の本人はそれで満足でしょうが、デタラメにもほどがあると思います。
なぜなら、インフルでもマスクやうがいが予防になるのは明白で、小学生でも知っていることを否定しにかかるのは、単なる耳目を集めたいという虚栄心のなせる技でしょう。
世間ではマスクをすることを【気遣い】【思いやり】といい、それで回りの心象も変わるのですから、しないよりはしたほうがいいに決まっています。
それを何故『マスクに効果無し』と言うのでしょうか?
そこにはお金が絡んでいるのです。
学級閉鎖のあとを考える
コロナの対策はインフルの学級閉鎖と一緒なのですから、その後を考えればコロナのあともわかります。
学級閉鎖になれば自宅待機、コロナの場合は最低2週間の待機となり、その後授業は再開されます。
その授業再開がうまくいかないということはあり得ますか?
うまくいかない人であれば、ダイヤモンドプリンセス号や中国から帰国した人が2週間で解放されるわけがなく、もっと長い間の隔離が求められます。
3月23日にアメリカから日本に渡航した人も2週間の隔離を要請されていることを勘案すれば、2週間休んでいれば治るものを、この世の終わりなんて報道、ムダに恐怖心をあおっていると思うのが普通です。
補講はすなわち生産性の回復
2週間で感染のピークに達し、そのときに陽線反応が出ない人は自由になり、感染した人でも4週間ほどで治癒することが報告でわかっています。
学級閉鎖で授業が再開されたら、平常どおりに授業ができないなんて聞いたことがありません。
もちろん、教師は文科省から指定された授業時間をクリアしないとその単位、進級ができないから補講を行います。
この補講になる部分は、経済でいえば生産性の回復です。
経済は1〜3月まで生産できなかったものを残りの4〜12月で取り返そうとします。
季節性商品の場合は、来年の冬に需要を取り戻そうとするだけの話です。
つまり、コロナウイルスで致命傷、肺炎とか重篤な症状が出ない人や企業は、いつでも通常に戻ろうと思えば戻れるのです。
再開のない学級閉鎖などない
重篤な患者さんや死亡する方は誠に残念としか言いようがないですが、全体の何パーセントかを考えれば致死率は4%程度で、多分日本では1%にも満たないでしょう。
30人の学級の中で4%というと1.2人で、学級閉鎖が解除されても学校に来れない人が1人くらいいても不思議ではありません。
もっと怖い話をすれば、あなたが会社に行かなくても、その会社の機能が落ちるということはあり得ないでしょう。
この騒動が収まれば、世界や日本の経済はどうなりますか?
元に戻るだけの話です。
金の価格で言えばマイナス材料となります。
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