- 村上隆の「ロンサムカウボーイ」
- 草間彌生の「かぼちゃ」
- ジェフ・クーンズの「Rabbit」
現代アートシーンで戦う大きな武器の一つに作者名とリンクする強烈な印象を持つオリジナルキャラがあります。
いま日本発キャラクターアートの注目株が登場し話題となっています。
それがハッピーモンスター!
今回ご紹介する若手アーティストは自身が考案した「ハッピーモンスター」に取りつかれた「横岑竜之」です。
「赤い目をした笑顔のモンスターを細かくたくさん描いて」
「見る人を笑顔にするのが僕のアート」
と語る横岑竜之は2020年大阪芸術大学を卒業したばかり。
人々の装いを描く作品が人気の「井口麻未」とおなじく「明石家さんまの転職DE天職 第9弾|日本テレビ」に登場しました。
番組のメイン司会者であり画商役をつとめた明石家さんまも注目していたアーティストです。
番組の中では脚立やギターが10万円で即購入されており、半年前まで無料で似顔絵を描いていたとは信じられない展開でした。
(ちなみに脚立は地元大阪の「長谷川工業株式会社」の踏台lucano(ルカーノ)を使用)
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言後、自粛生活の慰めとする人が多いのか、元が購入希望者が後を絶たないようです。
(本人曰く絵がコロナウイルスと似ているといわれたらしい)
このまま一気に人気作家としての地位が定着し、作品の値上がりはまず間違いのないところでしょう。
このコラムではリファスタが今注目するアーティスト「横岑竜之」をご紹介します。
横岑竜之アートの特徴と魅力
横岑竜之が学んだ大阪芸術大学美術学科では、学生1人1人に個別の制作スペースが用意され創作活動に専念できる環境を提供しています。
横岑竜之が所属していた油画コースのエリアは21号館5階でした。
ハッピーモンスターで埋め尽くされた彼のアトリエは、学内でも話題になるほど当時から注目を集めた存在。
また大阪芸術大学「卒業制作展2020」では、4メートルもの壁一面にハッピーモンスターのTシャツを何十枚もディスプレイ。
強烈な色使いのモンスター集団は、多くの来場者の目を奪いました。
ハッピーモンスター以外の作品はあるのでしょうか?
他のテーマの作品の有無について調べてみましたが2020年5月現在においては
ハッピーモンスター=横岑竜之
という図式以外成り立たないほど、他のテーマの作品が見当たりません。
なにしろ大学2年のころから描き続けているのは「ハッピーモンスター」一色。
今年2020年卒業したばかりという若いアーティストなので、今後新しい展開があるかもしれませんが現在は「描かないと呼吸ができない」というほどハッピーモンスターに打ち込んでいるようです。
みずからLGBTであることを公表し、子どものころから「動物と人間が大嫌い」。
ハッピーモンスターは彼の心の中の理想郷の住人なのかもしれません。
本当の意味で「すごいもの」はその異質さで受け入れられるまでに時間がかかかるもの。
人気のさんま番組で紹介されたことによって、異質な印象が抑えられ
- 「パワー」
- 「ハッピー」
- 「ピースフル」
といった作品の良い面が評価され受け入れられたのでしょう。
2019年には無料で提供していた似顔絵も今後高額作品に化けるかも!
横岑竜之の作品と出会える場所・モノ・メディア
- 作品販売サイト
もはや代名詞となった「HappyMonster」ほか「狂気のsmilemonster」のTシャツなどのグッズを販売。
https://suzuri.jp/yokominetatuyuk
横岑竜之のプロフィール
1998年大阪生まれ。
2020年大阪芸術大学美術学科油画コース(抽象ゼミ)卒業。
在学中からアーティスト本人の個性的なルックス、強烈な印象の画風が注目される。
2018年頃から「なるみ岡村の過ぎるTV」「キャスト(関西エリア)」などテレビで取り上げられるようになる。
- 2017年
- 大阪アートフェスティバル 準グランプリ受賞
- 2018年
- アートストリーム大阪文化芸術フェス 実行委員会賞受賞
- 2019 年
- はじめての単独個展「横岑竜之展」開催
- ターナーアワード2019入選
- 第24回Art move コンクール 入選
- 第1回全関西行動展新人発掘プロジェクト 入選
- アートストリーム2019(大阪心斎橋大丸) 展示
- 風雅16周年「記念アート展」風雅賞受賞
- 大阪芸術短期大学「げいたんランド2019」参加
- ※「げいたんランド」は大阪芸術大学短期大学部伊丹学舎で開催される。
- フィギュア、アクセサリ―などのグッズや、絵画、イラスト、立体、写真などの作品が一堂に会する「マーケット&大展覧会」
- 2020年
- 「明石家さんまの転職DE天職 第9弾|日本テレビ」に作品が取り上げられる。
横岑竜之の最新情報はこちら
- Youtube
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