今回は、皆さんお得意のテクニカル指標について、見ておいたほうがよいものをご紹介します。
ドル建て金チャート日足
下記のグラフはドル建て金の日足で、単純移動平均10(白)、30(黄色)になります。
これが現在デッドクロスをしようとしていますが、いつも解説するように、デッドクロスやゴールデンクロスは線の方向が一緒ではないと有効ではありません。
今回の場合、黄色の30が上方向を向いたままですので、これが仮にデッドクロスをしてもそれはフェイクであり、いずれまた上に向かうことになります。
こういうように、まずは大きい足でだいたいの相場観を決めておくのです。
さて、ここで考えるべきは、どこまで下がって、また大きな戻りをやるかです。
ドル建て金チャート30分足と1000からの100刻み足
ここで登場するのは、30分足のドル建て金価格に移動平均、そして今回ご紹介する1000~1500までの100刻みの足になります。
今回の戻り天井からの下値の目途は、この1000~1500までで簡単に表記することができるのです。
そして、止まり目は1000~1500のところまでということがわかります。
今回の下値の目途は、上記のチャートの一番下の移動平均まで、すなわち1917ドル近辺まで最大で下がる、そして日足である程度下に値段が突っ込むことがわかっていますが、その目標がわからない、しかし30分足を見ればだいたいわかってしまうのです。
つまり、今回下がっても1917ドル前後と予測して、玉の配置を決めておけばよいことになります。
そして、前回戻りが始まった8月11日前後からは、一度1500を割り込んだら1000まで戻り、その後1000をレジスタンスラインとしながら、その上を這っていくのがおわかりになるでしょう。
そこで上に跳ね、その後、下にいっていることがわかります。
この場合の測定方法ですが、この1000~1500の間の値幅がそのまま上値になっていることに気づくでしょう。
そうすると、今回の場合は1917を割り込んでからは急速に値段が回復し、1000まで、つまり1967ドルまで戻ることがわかります。
そして、その1000の上を這いながら上昇し、50ドルの幅上昇する、すなわち現在1967ドルですから、2017ドルくらいまでいくのかなとシナリオを作ればいいわけです。
そのときに日足の30が下を向いてクロスすれば、売り相場の完成になります。
ほかの時間足に1000~1500の100刻み足を加えて分析
まず、以下は5分足に1000~1500の100刻み足を加えたグラフです。
次は15分足に1000~1500の100刻み足を加えたグラフになります。
上記のグラフを見れば一目瞭然ですが、5分や15分の1000~1500はすでにデッドクロスをしており、これを現在は30分足、1時間、4時間に波及をするのを待っている段階です。
では、もう少し大きい移動平均30(黄色)で見ていきましょう。
以下は5分足。
以下は15分足。
以下は30分足。
以下は1時間足。
以下は4時間足。
以下は日足になります。
このように30では、すでに4時間までは30が下を向いており、日足が下を向くのを待って売り相場が完成します。
こういう状態になった場合、大抵の1時間や4時間はすでに明確に下を向いているケースが多いのですが、現在は横ばいになっているような状態です。
こういうケースでは日足の30を下向かせるために、一度大きく戻り、そしてそこから下に向かうケースが非常に多くなります。
この記事のまとめ
今回の記事でお教えしたことは、チャートの足は10と30だけでなく、1000~1500まで100刻みで引くことが大事だということ。例えば急落をした場合、どこで止まるのかさっぱりわからなくなることが多いのですが、大抵のケースでは5分足の1000~1500で値段が止まる。
そして、今回の場合は30分足の1500で止まる可能性が高いということ。
そういった記事でした。
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