stars杉本博司

2020年11月「杉本博司」最新情報~STARS展~

六本木ヒルズ森ミュージアムSTARS展観てきました!

2021年1月3日まで開催されているSTARS展もうごらんになりましたか?

以下の日本を代表する現代アーティスト6名のデビュー当時から最新作までを一挙紹介!かつてない規模の豪華な展覧会です。

  1. 草間彌生
  2. 李禹煥(リ・ウファン)
  3. 宮島達男
  4. 村上隆
  5. 奈良美智
  6. 杉本博司

いずれも2大オークション「サザビーズ」「クリスティーズ」において超高額落札があいつぐ人気作家ばかり!

世界中のコレクターが注目する作家たちの作品が一堂に揃うとあって、海外からも多くのディーラーが関心を寄せているのもうなずけます。

そして4歳以下は無料、写真撮影もOKなので(一部作品をのぞく)週末には子連れファミリーの姿も多くみられます。

今回は杉本博司をクローズアップ!

stars杉本博司
直島の地には杉本博司の手による神社が存在

さて今回は「杉本博司」作品展示についてご紹介します。

1970年代のニューヨークで活躍したアーティストで、現在も東京とアメリカに拠点があります。

写真や建築、舞台演出まで多方面に活躍する国際的マルチアーティストです。

↓作家の詳しい紹介記事はコチラ。ぜひごらんください!

杉本 博司/Hiroshi Sugimoto

2020年10月「杉本博司」最新情報~瑠璃の浄土展~

MOMA美術館も評価した「ジオラマ」

stars杉本博司
博物館の中で採られたとは思えないリアリティあふれる作品

MOMA(ニューヨーク近代美術館)に買い上げられた記念すべき作品です。

一見したところアザラシを捕食しようとするシロクマの写真ですが、じつはこれがアメリカ自然史博物館に展示されていたジオラマ。

まるで生きているかのように見えるけれど、実は剥製を写したもの。

写真に映された対象が必ずしも「現実」とは限らないことの意味について考えさせられます。

海景のスピンオフ「レボリューション」

stars杉本博司
発想の転換で同じ作品も全く違う味わい方が可能

1982年から手掛けている代表作「海景」は、海と空が画面を分割するモノクローム写真作品です。

京都の「京セラ美術館」で行われた「瑠璃の浄土展」では、林立する全13基の「光学硝子五輪塔」の水輪のなかに海景の世界が広がっていました。

これらの海景作品と並行して製作されてきたのが「レボリューション」です。

「海景」を90度回転させることで地球の自転を表現し、画面中の月と地球の距離や関係性を表現しています。

「レボリューション001ニューファンドランド、北大西洋」

「レボリューション002ニューファンドランド、北大西洋」

「レボリューション008ユカタン、カリブ海」

の3作が展示されています。

時間の庭のひとりごと

ニューヨークでは古美術商としても活躍し、建築物にも造詣が深いアーティストはどこまでも自分の世界を追求します。

神奈川小田原市に設立された「江之浦測候所」はその集大成ともいえます。

本作はこの場所にまつわる映像を詩情ゆたかな映像作品です。

映像が続く中、時折まじる杉本の肉声が心に響きます。30分と短くはない作品ですが最後まで見届ける人が多いそうです。

超稀少ロレックス文字盤素材「ギベオン隕石」

stars杉本博司
特殊な産処理で浮かび上がる美しい模様はデイトナメテオライトダイヤルで確認できる

ギベオン隕石はオクタヘドライト型隕石(八面体晶隕鉄)とも呼ばれています。

1838年ナミビアで発見されたオクタヘドライト型隕石の総称です。

ヨーロッパの探検家が発見したとき、現地人の武器の材料として珍重されていました。

主成分は鉄とニッケルの合金、地球上には絶対に存在しない鉱物です。

そしてロレックスウオッチのファンならば「ギベオン隕石」の名前を知らない人はいないでしょう。

そう!今後まず手に入らない幻の「デイトナメテオライトダイヤル」の文字盤の素材となっている稀少隕石です。

メテオライトダイヤルのあの独特の模様は、切断面をアルコールや硝酸などで酸処理することにより浮かび上がります

「ウィドマンシュテッテン構造」と呼ばれるこの構造を可能にするのは宇宙空間のみ。

液状になった鉄が「無重力」の状態で、何百万年もかかって結晶化することで生まれる模様なのです。

※デイトナ以外でロレックスのメテオライトダイヤル採用したモデルには、

デイデイト

デイトジャスト

パールマスター

GMTマスターIIのプレミアムバージョン

があります。すべてが超がつくレアアイテム!

過去にはエルメス×杉本博司展覧会も開催されたことも!

stars杉本博司
エルメスの代名詞スカーフ「カレ」はディスプレイの主役

国内オークションにおいても数百万円、アート愛好家の層の厚さが日本とはケタ違いのニューヨークなら数千万円クラスで取引されており今や大作家です。

STARS展においてはカラー作品は見られませんでしたが、純粋に自分の追い求めるカラーを追求したことでも有名。

2012年にはエルメスのスカーフ「カレ」に光のスペクトルを再現した「エルメス・エディター『影の色』杉本博司展」で話題となりました。

また是非エルメスとのタッグでコラボ展覧会が実現するところを見たいですね。