作家物ジュエリーの大家「野元愛子」
「野元愛子/AikoNomoto」は1990年代を中心に人気を博したジュエリーデザイナーです。
武蔵野美術大学造形学部教授「堤浪夫」氏らに師事し、宝飾企業の専属デザイナーを経て独立しました。
現在は高齢のためか積極的な作家活動を行っているニュースは入ってきませんが、依然として根強いファンを持つ人気作家です。
この記事ではジュエリー作家「野元愛子/Aiko Nomoto」の特徴や魅力についてご紹介します。
「野元愛子/AikoNomoto」ジュエリーの特徴と魅力
作家ジュエリーの魅力は、世界でたった一つだけの「一点もの」であるところ。
他とかぶらないオリジナリティあふれる作家ジュエリーは、自分だけのオリジナルジュエリーを求める愛好家にとっては大きな魅力です。
人気作家のジュエリーなら、ゆくゆくはアートや骨董と同じくプレミアム価格が期待できるものも。
今回ご紹介する野元愛子もその一人です。
長くジュエリーデザイナーとして魅力あるアイテムを制作しながら、リモデルやリフォームにも力を注いできました。
バブル崩壊後に発足したジュエリーサポート団体「日本リ・ジュエリー協議会」のメンバーとして、日本のジュエリー普及に貢献してきた実績を誇ります。
「野元愛子/AikoNomoto」のブランドヒストリー
デザイナー経歴
1967年武蔵野美術短期大学卒業
1969年まで皆川正デザイン事務所にてプロダクトデザイン担当
1970年から88年まで「株式会社栄光物産」にてジュエリー製作
同時に彫金を堤浪夫氏(モダンジュエリー)、桂盛行氏(伝統工芸)に師事鍛金を佐藤碩夫氏に師事
1988年独立。「サロンドビジューノモト」にてオリジナルジュエリーコレクションを発表
受賞歴
1968年第17回毎日工業デザイン賞特選1席 受賞(皆川正デザイン事務所所属時)
※複数名のグループでプラスチック幼児用遊具「チャイルドパーク」を制作
1973年からデ・ビアスダイヤモンドデザインコンテストに応募。1位に輝いた経験あり。
1974年からインターナショナルパールデザインコンテストに応募。銀賞や佳作入選。
出品歴
1972~88年 日本ジュエリー展
http://jjda.or.jp/compe/index.html
1976~86 国際ジュウリーアート展
※1970年から1986年にかけて西武百貨店などで開催
1985年第1回ジュウリーデザイナー50人展 出品
1985~86年現代女流宝飾展
1989年世界デザイン博覧会
1991~92年国際宝飾展「コレクションギャラリー」出品
※日本最大の国際宝飾展示会
2006年日本ジュエリーアート展(招待出品)
審査員歴
1994年ジュエリー・クリエイティブコンテスト審査員(毎日新聞社主催)
2010年日本ジュエリーアート展
「野元愛子/AikoNomoto」のアイコニックアイテム
野元愛子作品を代表するジュエリーといえば、宝飾会社出身らしく厳選された素材を使い、細かなディテールまで高い技術を駆使した作品です。
本記事作成時には公式サイトがクローズしている状況だったため作品ページにアクセスすることはできませんでした。
しかし日本リ・ジュエリー協議会のプロフィールページに2012年作「アルハンブラ」が掲載されています。
その名のとおりにアルハンブラ宮殿のイスラム装飾をモチーフとした優美なゴールドジュエリーです。
日本の著名な作家に師事した野元愛子らしく、繊細な透かし文様を見事に再現しています。
https://japan-designers.jp/profile/495/
野元愛子/AikoNomotoを手に入れられる場所
残念ながら2020年現在野元愛子の直販サイトはないようです。
以下の運営サロン「サロンドビジューノモト」」公式サイトはアクセス不可となっています。
公式サイト:http://www.nomoto.gr.jp/
野元愛子のジュエリーを手に入れたいと考えているなら、国内のリユースマーケットで手に入れる方法があります。
タイミングがあえばリファスタ販売サイトで出会いがあるかも!
買取希望の方は、ぜひこちらもごらんください!
■ 野元愛子(サロンドビジューノモト)のお買取希望はお気軽に!
野元愛子は現在お買取強化中のブランドです。
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変わらぬ価値を持ち続ける野元愛子ジュエリー野元愛子
作家ジュエリーを愛好する日本人気質は昔も今も変わっていません。
「Tatsuo Nagahata」など若い女性たちに人気のジュエリー作家のSNSは何万人ものフォロワー数を獲得!
デパートなどで展示会を開けばあっという間に完売してしまいます。
手先が器用で繊細な美的感覚を持つ日本人にとって、手工芸・クラフトは世代を超えて愛好されているからなのでしょう。
今回ご紹介した野元愛子ジュエリーもまた細部まで神経の行き届いたクラフト感覚あふれたジュエリーを制作してきました。
どれをとっても時代を経てなお評価される価値のあるアイテムばかり。
出会いがあれば手元に置きたいジュエリーのひとつです。
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