エドワードウルフ&カンパニー/E.Wolfe&Co.

ダイアナ妃お気に入りティアラを作成「エドワードウルフ&カンパニー/E.Wolfe&Co.」

ティアラメーカー「エドワードウルフ&カンパニー/E.Wolfe&Co.」が手掛けたティアラ、クラウンは1000個以上!

「ヘンリー王子&メーガン妃の王室脱退」など、なにかと話題の絶えない英国ロイヤルファミリー。

なかでももっとも世界中の人々に愛されたメンバーといえば

「プリンセス・ダイアナ(ウェールズ公妃)」

です。

 1997年36歳の若さで不慮の交通事故で亡くなったニュースは世界中を駆け巡りました

 

ダイアナ妃のお気に入りだったティアラ「Lover’s Knot Tiara」です。

チャールズ皇太子との離婚後はエリザベス女王に返還されましたが、キャサリン妃が外交レセプションなどで時々着用しています。

 

この「Lover’s Knot Tiara」を作成したのが、今回ご紹介する「エドワードウルフ&カンパニー/E.Wolfe&Co.」です。

1850年にロンドンで創業し、現在もアニマルブローチで人気の老舗ジュエリーブランドです。

創業当時から変わらないブランド独自の製法によるエンゲージリングは、イギリスの女性たちのあこがれとなっています。

 

今回はダイアナ妃が愛したクラウン「Lover’s Knot Tiara」を作成したエドワードウルフ&カンパニーについてご紹介します。

ダイアナ妃葬儀の一場面。左端がウィリアム王子 左から3人目がヘンリー王子

「エドワードウルフ&カンパニー/E.Wolfe&Co.」のブランドヒストリー

※写真はイメージです

ロンドンの一流ジュエラーの御用達工房としてスタート

1850年 「Johann Jacob Wolff(別名JJ Wolff)」がロンドンのベッドフォード・スクエアにて創業

※ベッドフォード・スクエアはロンドン観光の穴場スポット。広場を取り囲む18世紀の建物(1775年建設)が当時のまま残されている

「ハンコック&Co.」や「ギャラードザクラウンジュエラーズ」など当時のロンドンの一流宝石商からのジュエリーオーダーを引き受けるようになった

ヨーロッパの「ティアラメーカー」と名を馳せる

1902年 「Carrington&Co.」からエドワード7世の妻アレクサンドラ女王の戴冠式のティアラ作成の依頼を受ける

※このティアラには男性を不幸にするいわくつきの「コヒーヌールダイヤモンド」が使われた。以来女性のみが着用している

1905年ヨーロッパでもっとも美しいプリンセスとして知られた「マーガレット・オブ・コノート」のティアラを製作

1910年ダイアナ妃お気に入りティアラ「Lover’s Knot Tiara」を製作 

この時期にエドワードウルフ&カンパニーが作成したティアラの数は1000を超えた。「ティアラメーカー」といわれるようになったゆえん

英国王室のジュエリーを手掛けた全盛期

1910年代後半 巨大ダイヤモンド「カリナン(カリナンIIIとIV)をセッティングしたブローチを製作。

※カリナンダイヤモンドは1905年に南アフリカのカリナン鉱山で発見された。原石サイズ3106.75カラットを誇り複数にカットされた。9つある大きなサイズの石はすべて英国ロイヤルファミリーが所有。カリナンⅠは[別名アフリカ第1の星](530.20カラット)と呼ばれ十字章付きの「君主の笏」につけられ戴冠式で国王または女王の右手に持たれてきた。ロンドン塔で永久展示中。

1920年代からはイギリスのみならずロシアやインドの王室にもジュエリーを提供。 

創業者一族から専属デザイナーに経営バトンタッチ

1932年 三代目「Monty Wolfe」は2人の従業員デザイナー「ウィリアム・デイビス」「ウィリアム・コーネリアス」に売却

1950年代中期 第二次世界大戦中に営業停止していた期間、空軍としてエジプトに駐留していたウィリアム・コーネリアスの息子アランは動物のスケッチを多く描いた。

これらが後のエドワードウルフ&カンパニーの代名詞「アニマルブローチ」のデザインの基礎となった。

アランの息子「リチャード」によってエドワードウルフ&カンパニーはアメリカ進出を果たすなど販路を広げた。

英国王室からのオーダーによるジュエリー製作も継続して行った。

現在はリチャードの娘「ビクトリア」が中心となってブランドを運営している。

「エドワードウルフ&カンパニー/E.Wolfe&Co.」ジュエリーの特徴と魅力

※写真はイメージです

英国王室をも満足させた高度な職人技

英国王室のオーダーをもこなすのエドワードウルフ&カンパニーの技術の高さはお墨付き。

細部にもこだわりの光るパヴェダイヤを敷き詰めたアニマルブローチは、見た目のかわいらしさと裏腹に超絶技巧が凝らされているのです。

惜しむことなく高い品質の宝石を使用

カリナンダイヤモンドはじめ、世界最高の宝石を見てきたエドワードウルフ&カンパニーは、自社製品の素材選びにも妥協はしません。

訪れた顧客は英国ロイヤルファミリーと変わることない最高品質の素材を使用したジュエリーを手に入れることができます。

1850年創業当初と変わらない製法

多くのジュエリーブランドが機械や最新器具を使ってジュエリー製作を行う中、エドワードウルフ&カンパニーは19世紀そのままの製法でジュエリー製作を続けています。

決して効率的とはいえないけれど、だからこそ手仕事の良さが感じられます。

一流オークションでも高額落札相次ぐ!

エドワードウルフ&カンパニーのジュエリーはクリスティーズなど大オークションハウスでも人気!

小さなブローチも数百万の高値で落札されます。

またアンティークジュエリーマーケットでも常に注目の的。

※写真はイメージです

「イーグル」のダイヤモンドブローチ 17,250米ドル

クリスティーズ ニューヨーク、パークアベニュー|1996年4月15日?16日

https://www.christies.com/lotfinder/lot/xxxxxxx-and-near-colorless-diamond-and-tricolored-1069571-details.aspx?from=searchresults&intObjectID=1069571

「エドワードウルフ&カンパニー/E.Wolfe&Co.」のアイコニックアイテム

アニマルブローチ

ウサギやフクロウ、犬や猫、そしてインコやオウムや孔雀などの鳥たち。

およそ動物や鳥でエドワードウルフ&カンパニーのジュエリーに登場しないものはないのではないかと思わされるほど多彩なアニマルモチーフが揃います。

多くのコレクターがいるために、人気モチーフはまたたく間に完売してしまいます。

ハイジュエリー

ダイヤモンドや様々なカラーストーンを多用したゴージャスなジュエリーも、王室メンバーを満足させるクオリティのアイテムがそろっています。

昔ながらの職人仕事によって創り上げるエドワードウルフ&カンパニーのジュエリー。

どんなに華やかなデザインであっても決して嫌味になることなくどこか素朴さを感じさせるところが魅力を増す要因になっています。

※写真はイメージです

「エドワードウルフ&カンパニー/E.Wolfe&Co.」を手に入れられる場所

※写真はイメージです

残念ながら現在エドワードウルフ&カンパニーの直営店は国内にはないようです。

しかしエドワードウルフ&カンパニーの公式サイトやSNSでジュエリーを見ることができます。

 

公式サイト:http://www.ewolfe.co.uk/

Instagram:https://www.instagram.com/e.wolfeandcompan/

Facebook:https://www.facebook.com/ewolfejewellery/?fref=ts

 

そしてエドワードウルフ&カンパニーのジュエリーを手に入れたいと考えているなら、国内のリユースマーケットで手に入れる方法があります。

エドワードウルフ&カンパニーはアンティークジュエリーも有望!

※写真はイメージです

エドワードウルフ&カンパニーはファッショントレンドからは距離を置いているかもしれません。

しかし1850年創業の英国老舗ブランドであり

ロイヤルファミリーのクラウンやティアラを手掛けてきた実績を持つ。

エドワードウルフ&カンパニーの持つブランドバリューはジュエリーファン、アンティークファンにとって非常に大きな魅力を持ちます。

また、ジュエリーそのものが他にはない伝統と技術に支えられた「重み」

すべてが選び抜かれた宝石や貴金属が素材となっていることで

エドワードウルフ&カンパニーのジュエリーを持つ喜びを感じさせてくれます。

だからこそ人気のアニマルブローチもかわいらしいアニマルモチーフでありながら、年齢を問わずつけこなせるのです。

ふだんは身につけて楽しみながら、時間を重ねてゆっくりと価値が上がるのを待つ。

エドワードウルフ&カンパニーのジュエリーは様々な喜びを与えてくれることでしょう。