「ロレックス ROLEX」最もプレミアが期待できるアンティークウオッチ
345ドルで買ったロレックスに2000倍の70万ドルの値が付いた、と聞けば驚きになったでしょうか。
しかしこれは2020年1月に実際に起きた出来事です。
1974年に一月分の給料をはたいてダイビング用としてポール・ニューマンパンダダイヤルとして名高い「コスモグラフ オイスターRef. 6263」を購入しました。
※ポール・ニューマンが1969年の映画「ウィニング」で同様のモデルを着用
しかしいきなり改鋳に持ち込むのが気が引け、そのまま銀行の貸金庫に預けて年月が経過。
たまたま人気番組「アンティークロードショー」に出品した持ち主の男性、評価額を聞き卒倒した動画が公開されています。
※5:00頃の画像に注目!右側に立っているのが出品者の男性。彼は評価金額を聞き驚愕のあまり倒れてしまいます。
そう、アンティークウオッチのコレクターなら誰しも夢見るのは
「手持ち時計の高額プレミアム」
です。
製造数が少なく希少価値が高いものや、前出のポールニューマンモデルのように人気映画で使用されるなどレジェンド的要素が加わったモデルは驚くほどの高値がつきます。
その可能性を最も高く秘めているブランドこそロレックスなのです。
また時計に関心のある方ならだれもが手に入れたいと願うブランドの代表といえばまず名前が挙がるのも「ロレックス ROLEX」。
本コラムでは人気時計ブランドの頂点であるロレックスについて解説いたします。
本コラムをお読みいただければ
- ロレックスのブランドヒストリー
- ロレックス人気の理由は?
- アンティークウオッチとしてのロレックスの魅力
- ロレックスの人気モデル
- ロレックスが故障した!どうすればいい?
などさまざまな知識を身に付けていただきながら、ロレックスの魅力を再確認していただくことができます。
ぜひご期待ください!
ロレックスのブランドヒストリー
ロレックスのなりたち
ロレックスの基礎を築いたのは24歳の若きドイツ人「ハンス・ウィルスドルフ」です。
1900年からスイスの時計業界で修業を積み、1905年にロンドンで義兄「アルフレッド・デイビス」とともにロレックスの前身となる「ウィルズドルフ&デイビス」を立ち上げました。
手頃な価格で高品質の時計を作り順調に成長を遂げ、1908年に社名をロレックスと変更しました。
懐中時計全盛期に腕時計の時代が来ることを予見したハンスは、スイス時代から注目していた脱進機開発メーカーとタッグを組み数々の名品を創り出しました。
その後2度の大戦中の時計の需要増などにより飛躍的な発展を遂げ、今日に至っています。
ロレックスの偉業
20世紀初頭という時代にすでに「広告の威力」「腕時計の普及」の二つに確信を持っていました。
1927年に商業的には世界初の防水時計ロレックスオイスターを発売したときのアンバサダーはドーバー海峡遠泳に成功した女性スイマーでした。
また機械式時計の発展に大きく寄与したのもロレックスです。
現在のロレックス
2015年に次世代ムーブメント「キャリバー3255(デイデイト40に搭載)」を発表。
さらなる時計技術の発展に向かうロレックスですが、より時間精度にもきびしい基準をもうけました。
時計製造業界の基準よりさらに厳正なロレックス独自基準です。
完全に組み立てられた、出荷前の時計に対して適用されており5年間の国際保証が適用されます。
ロレックス人気の理由は?
ロレックスの魅力といえば、まずグレード感のある外観です。
金無垢に限らず「上質」「格」を感じさせるハイクラス感はロレックスならでは。
また堅ろうなオイスター機構によって頑丈でタフユースに耐えるため、特に男性には人気のあるブランドです。
高い防水性や、ローター全回転機構など時計技術の粋を集められた構造にもメカ好きならたまらない魅力です。
アンティークウオッチとしてのロレックスの魅力
自分だけのロレックスを見つけられる
ロレックスのアンティーク、ビンテージ探しの楽しみの一つに、そのデザインの豊富さがあります。
特にデイトジャストは「文字盤のカラー」「時計の針の形状」「ベゼルの形状」「ベルト ブレスレットの材質」がさまざま!
自分だけのロレックスと出会えますよ!
ロレックス手巻きモデルは手が届きやすい価格
予算が限られているけれどはじめてのアンティークウオッチはロレックス!
そう決めているあなたには「オイスターデイト」がおすすめです。
ロレックスでは機械式時計だけではなく手巻きタイプの時計も製作していました。
1980年代後半まで作り続けていたため、比較的新しいモデルもありますがビンテージの雰囲気は十分味わえます。
機械式時計よりも格段に単純なつくりの手巻き式時計は、故障が少ないのも魅力。
お手頃で手のかからないロレックスを探している人におすすめです。
ロレックスはメンテナンス面で安心
ロレックスのスイス本社では数十年前のモデルの部品も保存。
もし日本国内のロレックスのサービスセンターに持ち込んでも、スイスから取り寄せた純正パーツでの修理を受けることができます。
ロレックス現行品人気モデル
「ロレックスマラソン」「デイトナマラソン」、というキーワードがロレックス関連ニュースで飛び交うようになって久しくなりました。
それほどデイトナをはじめとするロレックスのスポーツタイプの人気は高く国内で店頭に並ぶことはほぼありません。
2019年11月から国内正規販売店のほとんどが一部の購入者買い占めを防止するため(主にプレミアム価格上乗せを狙った転売防止)購入制限を設けているからです。
デイトナ、サブマリーナー、エクスプローラーなどのスポーツタイプのステンレスウオッチは同一のモデルは以後5年間購入することができなくなりました。
しかも購入時には顔写真付きの身分証明書の提示が必要となっています。
しかし真にロレックスらしいエレガントな魅力を放つモデルといえば
- デイトジャスト
- オイスター パーペチュアル
などであると筆者は考えます。
将来にわたって価値を保ち続けるロレックス永遠のアイコニックアイテムとなりうるモデルでもあります。
ロレックスが故障した!どうすればいい?
手持ちのロレックスの動作に異常が見られたら、すぐ購入した販売店に相談してみましょう。
もし販売店に何らかの理由で連絡できない場合、修理を依頼する場所は
- 日本ロレックスのサービスセンター
- 一般の時計店や修理請負店
のどちらかになります。
日本ロレックスは、スイスのロレックス本社から供給される部品のみを使用した修理が可能です。
オーバーホールを依頼した場合は、2年間の国際サービス保証が付属します。
一般の時計店に修理に出しても、結局は日本ロレックスに依頼することも多くなります。
最初のアンティークウオッチはロレックスがおすすめ!
ここで再度アンティークウオッチとしてのロレックスの魅力について。
確かにロレックスは決して安い買い物ではありません。
またスポーツタイプをお望みの場合には、いつ手に入るかすらわかりません。
しかし、時代を経て革新を続け愛されてきたロレックスには、ここまでご紹介してきたように相応の理由があります。
手に入れた後まず価値が下がるとは考えにくいため後悔することがありません。
また後の世代にもかならず喜んで受け継がれる稀有な時計のひとつでもあります。
- 若い世代の方なら長く育てる時計と考え背伸びして
- 熟年世代なら充実した時間を過ごした人生の記念として
ぜひ手に入れていただきたいブランドのひとつです。
アンティークもしくはビンテージ世代のロレックスならば、無理せず手に入れられるモデルと出会う可能性大ですから。
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