平成が金融の時代だったのは平成の初年度近辺に金融危機が起こったから。
令和は感染症の時代。
これからも感染症が次から次へと現れることになるでしょう。
前回説明したとおりアメリカは斜陽、そして今、日経平均は危機的な状況にあります。
根拠がない論議
前回はアメリカのバイデン次期大統領を取り上げ、愛や平和、分断の解消を説くことには実のところ根拠がなく、アメリカは再び冬の時代に入るという解説をいたしました。
今回もキーワードは「根拠がない」です。
金相場が前年より30〜40%も高くなる根拠は何もないと何度も書いています。
そして、日経平均について言及しなければなりません。
株はまだまだ買い?
日経平均は29年ぶりに高値を更新し、専門家は「まだまだ買い」と騒いでいます。
その人たちに問いたい、「根拠は?」と。
答えられない人が過半でしょう。
なぜなら新型コロナで経済が参っているのに、日経の現状は以下のようになっています。
11月12日の引け現在で、去年より10%も高い状態です。
参考までに、4〜6月期のGDPは7%のマイナスですから、本来なら去年より7%安い状態が正常です。
17%も高い状態で、日経平均はまだまだ買いと主張している専門家やメディアはたくさんあります。
平和や分断、偏見の解消なんてできっこないことを言っているのと一緒です。
日経平均はどこまで下がるか?
この日経平均が本来あるべき数字よりも17%も高い状態をバブルといい、バブルというものはいつかは崩壊する定めです。
崩壊するかもしれないのに「まだ高い」なんて声に耳を傾けている場合ではありません。
金が去年よりも30%も高くて「まだ高い」なんてあり得ないのと一緒です。
2021年も2020年よりも30%高くなって2700ドルくらいになるのですか?
投資をするということは根拠が大事であり、日経平均は現在10%去年より高いのであれば、マイナスの7%くらいまで売られるのが妥当です。
ここから17%ということは5000円近く、つまり2万1000円くらいまで下がると目標値まで決まってしまいます。
根拠がはっきりしていればどうなるのかもわかりますし、またその目標値の目安もわかるのです。
現在の金相場も同じ
金相場も同様です。
昨年と同程度の成長とすれば、昨年の高値くらいが目標になるか平均価格が目標になるでしょう。
根拠のない話に皆さんは左右されすぎです。
「株が高い」だの「分断の解消ができる」だの、全く根拠のない説。
分断や差別を解消するためには、その前段階のことをしっかりやらなくてはなりません。
マーケットの予測も同様です。
分断等があたかも解消するように訴えるアメリカの民主党がペテンなのと同様、現在の株価も金相場も蜃気楼であることを認識してください。
この記事のまとめ
今回の記事では、「株価がまだまだ高くなる」などと根拠ない話をしてはいけない。
本来なら株価は去年より7%安い状態が正常。
にもかかわらず昨年より17%も高いというこの株価のバブルは遅かれ早かれ破裂する。
その目安は2万1000円くらいまで下がるということ。
こういう内容の記事でした。
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