ブランド紹介 アロー/ARRO
今回ご紹介する「アロー/ARRO」は宝石や貴金属ではなく、緻密で色鮮やかな刺繍パーツでジュエリーを製作するブランドです。
中近東やアフリカの少数民族文化を想起させる刺繍ジュエリーコレクションは「架空の国の装身具」をイメージしているそう。
ISSEYMIYAKEで世界トップクラスのクリエイターの作品を目の当たりにしてきたデザイナー渡辺奈菜さん。
彼女のセンスがきらめくARROのジュエリーは、一つ手に入れるとまた次が欲しくなるマジックに満ちています。
この記事を読んでいただくと
- デザイナープロフィール
- ブランドの魅力
- ジュエリーコレクション
などについて知っていただけます。
ジュエリーに興味関心のある方にはきっと面白くお読みいただけます。
ぜひご一読ください。
※記事内の写真画像はイメージです。ご了承ください
ARROのブランドヒストリー
デザイナープロフィール「渡辺奈菜」さん
ARROはフリーデザイナー「渡辺奈菜」さんが2017年に立ち上げたアクセサリーブランドです。
カラフル勝つ精巧に刺繍されたパーツを組み合わせた「糸から出来たジュエリー」は、異国の雰囲気のあるエスニックテイストが持ち味。
刺繍やテキスタイルの多様性に魅せられたことがブランド立ち上げのきっかけとなったそうですが、前職「ISSEYMIYAKE」の影響も大きいのでしょう。
日本を代表する世界的デザイナー三宅一生はプリーツ素材のアイテムがブランドアイコンとなっていますが、「ジャポニスム」ほかさまざまな国の民族衣装に影響を受けたデザインも多数手がけました。
桑沢デザイン研究所時代から「コムデギャルソン」か「ISSEYMIYAKE」で働くと決意していたとのこと。
国内外のライバルに打ち勝ち見事「ISSEYMIYAKE」のスタッフとなったという経歴から、雪国新潟女性らしい芯の強さがうかがえます。
2014年に独立を果たしたあとは、ファッションのみならずテキスタイルデザインにも活動の場を広げました。
浴衣ブランド「SUPERSEVEN」の成功
ファッション業界で注目されたのは人気浴衣ブランド「SUPERSEVEN」の立ち上げがきっかけでした。
若い女性たちの推しポイントが浴衣に使用した生地、アフリカ女性のコスチュームに使われる「パーニュ」でした。
アニマルプラネットとディスカバリーチャンネルのコラボドキュメンタリー番組「AFRICA S SUPERSEVENアフリカの覇者達」がブランドネームのもととなったのでしょうか。
SUPERSEVENは民族カルチャーを浴衣に取り入れた先駆者として注目され、ブランドアイコンのパイナップルを頭に乗せた「パイナップルフラミンゴ」のモチーフを見ない浴衣展示会はないほど。
母校の桑沢デザイン研究所からも非常勤講師として招聘されるように。
2017年ARROを立ち上げ
そしていよいよ満を持して2017年よりアクセサリーブランドARROが始動します。
もともとはSUPERSEVENの姉妹アクセサリーブランドという位置づけだったようです。
矢を意味する「arrow」をもじった「ARRO」というブランドネームには
「身につけるだけで視線を集める矢印のような存在」
という意味を込めてつけられました。
国内の高い技術を持つ刺繍工場に発注して作られるパーツは、すでに完成したジュエリーのように見えます。
しかしさらに工程の多いものなら11段階の細かな作業を経て作品を創り上げるというから驚きます。
ブランドを立ち上げて数年という事実が信じられないほど、国内の主要デパートのバイヤーたちが注目するアクセサリーブランドです。
ARROジュエリーの特徴と魅力
まるで宝石!精巧な刺繍パーツ
アパレル時代にコネクションを築いた国内の刺繍工場は、ARROのアクセサリー素材を生み出す重要拠点です。
イメージ通りのパーツをつくるために詳細な打ち合わせを重ね、完成したパーツをひとつひとつつなげてARROのピアスやネックレスは作られています。
精巧な刺繍パーツをいくつも重ね合わせることで生じる自然な立体感によって、他の刺繍アクセサリーとは一線を画すクラス感が生まれます。
洗練されたエスニックテイスト
花や鳥といったありふれたモチーフもARROのアイテムにはどこか異国の雰囲気が感じられる独特の存在感があります。
「架空の国の装身具」「お守りジュエリー」をイメージしているというデザイナーの意図が反映した、洗練されたエスニックテイストはARRO最大の魅力です。
つける人を選ばない糸と布のジュエリー
小さな子供のいる子育て中のママ、販売や接客業の女性たちにとって、身につけることのできるアクセサリーやジュエリーは限られます。
布と糸で作られるARROのアクセサリーは、軽く柔らかく安心して身に付けられます。
ARROの刺繍アクサリーは思うようにおしゃれができない悩みを持つ女性たちの強い味方です。
ARROのジュエリーコレクション
自然がテーマのコレクション
ARRO一番人気のジュエリーといえば、フラワーモチーフのピアスやイヤリング。
夜明けに花開く花々の香りが感じられるように、という作り手の思いが込められています。
咲き誇る花々のほか、南国のジャングルを飛び回る鳥をイメージしたアイテムも定番的存在です。
海がテーマのコレクション
サンゴ(=コーラル)やクラゲなどの海の生き物の様がデザインソースとなった作品コレクションは特にファッション業界から注目を集める作品。
人気のCORALEGGPEARLは刺繍パーツと淡水パールを組み合わせて、サンゴやウニのからのような丸みを持ったフォルムが特徴。
海の持つ生命力や優しさを表現し、お守りアクセサリーの意味を込めてデザインされています。
そのほかタコをデコラティブな刺繍でデコレーションしたものも。
刺繍マスクストラップ
2020年はコロナウイルスによって「ニューノーマル」「ステイホーム」とライフスタイルの180度変換を求められた一年でした。
そんななかARROはコロナ禍の「渦」をモチーフとしたマスクストラップを発表。
カラーレースがコイル状になったストラップはグラスチェーンとして2WAYで使うことも可能。
ARROを手に入れられる場所
ARROのアイテムは公式サイトなどでチェックすることが可能です。
公式Instagramhttps://www.instagram.com/arro_acc/
そして ジュエリーを手に入れてみたくなったら
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今回は「ティファニー製カルセドニーチューリップネックレス」をセレクトしました。
トルコ原産の花チューリップは中近東のキリムや塩袋、カーペットなどの織物によく登場。
遊牧民族の暮らしを連想させるモチーフは異国情緒あふれるARROの刺繍ジュエリーと共通する世界観を感じさせます。
おすすめポイント「らしくないティファニージュエリー」
ティファニーを身に付けてみたいけれど、一見してそれとわかるアイコンモチーフは避けたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか?
こちらのチューリップモチーフならその心配は無用。
くすんだブルーのカルセドニーという控えめな宝石使いで悪目立ちしないのも〇。
おすすめポイント「エルサ・ペレッティによるデザイン」
アンジェラカミングと並ぶティファニーを代表するジュエリーデザイナーがこちらのネックレスにネームが刻印されている「エルサ・ペレッティ」です。
モダンで曲線を生かしたデザインは高く評価され、大英博物館の20世紀コレクションに収められているほど。
おすすめポイント「ティファニーらしからぬリーズナブルさ」
実は石の上部に目立たない傷があるため非常にリーズナブルな価格設定となっています。
もともとのかたちが不規則なフォルムなので、ほとんどの場合は傷というよりカットの加減に見えることでしょう。
※すでに販売終了の場合もあります。ご了承ください。
ARROブランドの最新情報
機械刺繍の面白さと可能性への気づきがARRO立ち上げのきっかけとなったそう。
機械刺繍のマシンの進歩は目覚ましく、最近では量産品タイプのミシンでも10cm四方の刺繍パーツなら楽々作れるようになりました。
技術の進歩はARROのアクセサリーデザインの可能性をさらに広げてくれることでしょう。
今後も布と糸を紡ぐ唯一無二の刺繍ジュエリーとしての進化を期待したいですね。
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