LOUISVUITTONヴィトンバッグトランク

LOUISVUITTON & 感想レポート第2の部屋「はじまりはトランク」

「LOUIS VUITTON &」に行ってきました!第2の部屋感想まとめ

LOUISVUITTONヴィトンバッグトランク

ここ連日InstagramやTwitterなど各SNSでハッシュタグ「#LouisVuittonAnd」がにぎわせています。

「LOUIS VUITTON &」は160年以上の歴史を誇るルイヴィトンの足跡をたどる一大イベント。

最終日5月16日日曜日まで会期無休で開催される予定です。

※5月末日まで続く緊急事態宣言発令によって開催時間が1時間短縮されたものの(20時→19時)最終日となる5月16日(日)まで入場自体は可能です。

世界のアート市場を席巻するビッグネームの作品の数々、名作バッグやシューズなどのコレクションの全貌を、明治神宮前駅直結の大型施設「jing」で無料で鑑賞できるめったとないチャンスです。

今回ご紹介する第2の部屋「ルイヴィトン 受け継がれる真髄(こころ)」では創業者をしのんだ人気現代アーティストによる創業者のポートレートや約100年前に作られたトランクなどを鑑賞することができます。

第1の部屋「クリティカルポイント 池田亮司」

の世界最先端XRワールドの次に姿を現す本展示、高まる期待を裏切らない展開にご期待ください。

本コラムでは

  1. 10展示室それぞれの鑑賞ポイント
  2. 参加アーティスト紹介
  3. 鑑賞前に要チェック!便利メモ

などLOUIS VUITTON &にまつわるすべてをご紹介!

本エキシビジョンをあらゆる角度から最大限楽しんでいただけるポイントをつかむことができます。

LOUIS VUITTON &鑑賞前にぜひご一読ください。

関連記事一覧
LOUISVUITTON&感想レポート第1の部屋「最新XRでルイヴィトンワールドを体感」
LOUISVUITTON&感想レポート第2の部屋「はじまりはトランク」※本記事
LOUISVUITTON&感想レポート第3の部屋「ヴィトン創業期の日本との縁」
LOUISVUITTON &感想レポート第4の部屋「スカーフ!スカーフ!スカーフ!」
LOUISVUITTON&感想レポート第5の部屋「LVモノグラムの再解釈」
LOUISVUITTON &感想レポート第6の部屋「川久保玲CDGファン必見!バッグウィズホールズの世界」
LOUISVUITTON&感想レポート第7の部屋「LVモノグラム×アート全仕事」
LOUISVUITTON&感想レポート第8の部屋「ルイヴィトンwith村上隆and草間彌生」
LOUISVUITTON&感想レポート第9の部屋「1998年~現在までLVファッションコレクション」
LOUISVUITTON&感想レポート第10の部屋「ボウイmeets寛斎そしてヴィトンと日本」

LOUIS VUITTON &「第2の部屋受け継がれる真髄(こころ)」鑑賞ポイント

創業者ルイのルーツを探る

第二の部屋の主は若き日のルイヴィトンの肖像画と、ブランドの象徴である旅行用トランクです。

1841年に世界最初の本格的パッケージツアーがトーマス・クック社

(世界的に有名な旅行ガイドブック発行元であり旅行代理店。2019年に一度破綻したものの翌年2020年にオンライン代理店として復活)

によって企画された前後から、ヨーロッパ各国では自国の植民地ほか世界の景勝地に旅することがステイタスとなりました。

好機を無駄にしなかったルイヴィトンがパリに店を開いたのは1854年のこと

またたくまに当時のヨーロッパの王侯貴族たちがこぞってルイヴィトンのトランクやバッグを買い求めるようになりました。

ブランドのキーアイテム「トランク」はその後数々の名作バッグに受け継がれ、現在もメゾンに継承されるルイヴィトンDNAを再確認することができます。

3枚の若き日のルイヴィトンのポートレート

第二の部屋の壁に掲げられた若き日のルイヴィトンの3枚の肖像画。

野心あふれる若者だった頃のブランド創業者のポートレートを制作したのは現代アーティストの重鎮「アレックスカッツ」「厳培明」「レフィックアナドル」です。

それぞれまったくタッチが異なる三枚の絵は、モデルの内面を角度を変えて切り取ったかのように見えます。

アレックスカッツのシンプルな描線が、夢に向かって真っすぐ進む創業者の熱き思いを

繊細なタッチの厳培明によって、気まぐれな紳士淑女たちの好みをとらえる難しさに戸惑う姿を

そしてレフィックアナドルの描く青い炎は、貧しい見習い職人から上流階級を目指すルイヴィトンの静かな闘志を見事にとらえていました。

ヴィトンのルーツここにあり!3つのトランク

3枚の肖像画と対をなすようにディスプレイされているのが3つのトランクです。

まず一つ目の1924年製のトランクは、アートディーラーが美術品運搬のためにオーダーしたもの。

当時大西洋横断のための所要日数は10日前後。

頑丈で軽く、かつ万一の場合を考慮した防水仕様であること、という厳しい注文に見事にこたえた逸品です。

以降ルイヴィトンでは美術品運搬のためのパッケージ製作をになってきました。

今回展示されているのは2018年にメゾンはアムステルダム国立美術館からオーダーで制作した、同国を代表する画家フェルメール作「牛乳を注ぐ女」トランクです。

トランクの外装には描かれたモデルの着衣黄色のブラウスと青のスカートをイメージした黄色と青のラインが入っています。

そして3つ目のトランクが20世紀を代表する指揮者「レオポルドストコフスキー」のデスクトランクです。

いわばポータブル書斎ともいうべきこのトランクで世界中を旅しながら作曲を続けることができたのでしょう。

ほかにキムジョーンズ特注のギターケースやダイアンハーストのメディカルキャビネットも展示されています。
こちらもご注目!

LOUIS VUITTON &第2の部屋を彩るアート&アーティスト

LOUISVUITTONヴィトンバッグトランク

「アレックスカッツ AlexKatz」

アレックスカッツは1927年ニューヨークブルックリン生まれの人気アーティスト。

ポップアートと抽象主義が接見した当時のニューヨークのアート界で、独自のリアリスティック描写を追求。

無駄をそぎ落としたシンプルでミニマルな画風で脚光を浴びました。

独自の画風を確立するために、過去の自作品を1000枚を処分したエピソードは有名。

「厳培明 イェンペイミン」

1892年頃に撮影された創業者ルイヴィトンのポートレートは、おそらく現存する唯一の創業者の姿を残したもの。

当代随一の人気写真家「ロイトリンガー Reutling」によって撮影されました。

憂鬱な表情を浮かべたむくんだ顔付きには、富と名声を得た引き換えに若さと精悍さを失ったヴィトン帝国の帝王の哀愁を感じさせます。

このポートレートにインスピレーションを得て、中国出身の画家「厳培明」によって描かれたのが本作です。

厳培明特有の黒色顔料 (カーボンブラック)を使用した繊細なタッチのモノクロームの色調の中に、創業者のありし日々がうかがえます。

こちらの作品は2015年ビバリーヒルズのロデオドライブ点で開催されたイベント「旅」のために描かれました。

「レフィックアナドル RefikAnadol」

1985年生まれのトルコ出身アーティスト「レフィックアナドル」は世界でもっとも注目される現代アーティストの一人です。

現在デジタルアート表現の主流となっている没入型インスタレーションを得意とし、パブリックアートおよびライブパフォーマンスの両方で高い評価を受けています。

人工知能AIや最先端デバイス、およびビッグデータがいざなう無限のデジタル空間を、人間の神経回路で知覚させる試みは至高のアート、言葉が出ない感動をもたらしてくれます。

億単位のニューヨーク関連画像を「夢を見る」ようにプログラムされた「MachineHallucination」や、母国トルコや韓国でのデジタルメディアアートで一般的に名を知られるようになりました。

現在はアメリカLAに自身のスタジオを持ち、また母校UCLAで教鞭をとっています。

LOUIS VUITTON &鑑賞前に要チェック!「本予約はメール受信後1H以内!」

コロナ感染拡大防止のただなかである現在、本店においてもオンラインによる事前予約制度が採用されています。

オンライン予約は1メールアドレスあたり大人1名+子供1名可能です。

ただし予約確認メールを受信したらすぐ希望日時を送信しましょう。

1時間以内に予約を完了しないと、無効になってしまうのでご注意を。

リファスタ販売中ヴィトンアイテム紹介「モノグラムミュゼットショルダーバッグ」

LOUISVUITTON&を鑑賞して新しいヴィトンアイテムを手に入れたくなった人、はじめてヴィトンを欲しくなった人はぜひ!リファスタサイトをチェックしてみてください!

専用ボックスが付属しギフトラッピングが選べるリファスタなら、バースデーや結婚記念日などのプレゼント、母の日ギフトにも最適です。

今回は「モノグラムミュゼットショルダーバッグ」をセレクトしました。

流行に左右されないベーシックなスタイルだから、長く愛用できる一品になってくれそうです。

こちらミュゼットシリーズの開口部はフラップタイプとなっていて、バッグの中身を出し入れしやすいのが特徴です。

そして男女兼用も可能やジェンダーレスデザインなので、家族や恋人夫婦で共用できるのもうれしいですね。

※すでに販売終了の場合もあります。ご了承ください。

LOUIS VUITTON &第2の部屋を振り返って

LOUISVUITTONヴィトンバッグトランク

長い下積み時代が報われて時代の寵児となり、創業から160年経った現在もモードに君臨するブランドの創業者の肖像画。

そしてそれを見つめる人々の目と心に去来したものは?

若い世代の人たちは自分の夢を持ち目標を掲げ続けることを誓い

現役から退いた世代は過去のがむしゃらだった自分を重ね合わせているかのようで…

さまざまな思いが交錯するさまが印象的でした。

 

LOUISVUITTON&

会期2021年3月19日(金)~5月16日(日)※会期内無休

時間10時~19時(最終入場18時)

入場料無料

事前予約制 ルイ・ヴィトン公式サイト


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください