ジュエリーブランド紹介「ファベルジェ/FABERGE」
今回ご紹介する「ファベルジェ/FABERGE」は「インペリアルイースターエッグ」で知られる「ピーター・カール・ファベルジェ」の名を冠したブランドです。
帝政ロシア最後の王朝ロマノフ家お抱え宝飾職人として活躍したファベルジェが制作した豪華なイースターエッグは、イギリス王室やメディア王フォーブスなど多くのコレクターを持ちオークションで数十億円で落札されたことも。
ロシア革命勃発後はジュエリー史の中でファベルジェの名は一度姿を消しましたが、2009年パリで復活後ファーストコレクションを発表し大きな話題となりました。
この記事を読んでいただくと
- デザイナープロフィール
- ブランドヒストリー
- ブランドの魅力
- ジュエリーコレクション
などについて知っていただけます。
またコンテンツ公開時のリファスタの推しブランドジュエリーもご紹介!
今回は「ティファニー ファイヤーワークスブローチ」について取り上げました。
本コンテンツはジュエリーやアクセサリー、宝石に興味関心のある方にはきっと面白くお読みいただけます。
ぜひご一読ください。
※記事内の写真画像はイメージです。ご了承ください
ファベルジェ ブランドヒストリー
デザイナープロフィール「ピーター・カール・ファベルジェ」
ロシア最後の王朝ロマノフ家の栄華と悲劇。
ロシア革命のなか悲劇の最期を遂げた皇帝一家とともに表舞台から消えた宝飾工房があります。
それが今回ご紹介する「ファベルジェ/FABERGE」です。
ロシア革命という巨大な渦に飲み込まれたロマノフ家の栄華と悲劇はNetFlix配信「ラスト・ツァーリ: ロマノフ家の終焉」などのドラマでご覧になった方も多いことでしょう。
幸福だった皇帝一家のよすがのひとつがインペリアルイースターエッグに代表されるファベルジェの宝飾品の数々です。
ロシア伝説の宝飾職人ファベルジェこと「ピーター・カール・ファベルジェ」はかつてヨーロッパ随一の宝飾工房の主でした。
1846年ファベルジェはロシアのサンクトペテルブルクでドイツ出身宝石商の息子として誕生。
26歳まで修業のためにヨーロッパ各国を遊学し金細工職人としての称号「マスターゴールドスミス 」 を得て帰国します。
帰国後エルミタージュ美術館の修復作業を手掛けるうちに、精緻なエナメル装飾などさまざまなロシア伝統の宝飾技術を身に着けました。
1882年父の工房を受け継ぎモスクワで開催された展覧会に出品したところ、時の皇帝アレクサンドル3世がファベルジェの作品に目を留めます。
そして1885年ロシア皇室特別御用達ブランドに採用し皇妃マリヤ・フョードロヴナイースターエッグの制作を発注。
世に名高い「インペリアルイースターエッグ」の誕生です。
1900年にはパリ万博でメダル受賞によりロシア国外にも多数の顧客を獲得し、ロシア一の大工房として絶頂期を迎えます。
しかしその後1914年ロシア革命勃発により支援者だった皇帝一家は一家全員銃殺、1918年には国政を掌握したレーニン率いるボルシェビキによって工房に関わるすべての財産が没収されるという憂き目にあいます。
そしてピーター自身は命からがらドイツに亡命するもファベルジェ一家は離れ離れ、二人の息子は投獄されます。
最期を迎える1920年にやっとファベルジェ一家はスイスで再会することができたのです。
その後50個のインペリアル イースターエッグ含めファベルジェの作品はコレクターたち(アメリカの5代コレクターが有名)イギリスやモナコ王室コレクションほか世界中に散逸することになりますがロシア政府や富豪たちが祖国の遺産を取り戻した例もあります。
たとえばサンクトペテルブルグに開設されたファベルジェ美術館には、アメリカの経済誌「フォーブス」創業者マルコム・フォーブスから買い取った9個のインペリアルイースターエッグが収められています。
ブランドのスタートから現在まで
一回の宝石商からロシア皇帝お気に入りの宮廷御用達工房に上りつめたファベルジェとはどのような歴史を歩んだブランドなのでしょうか?
ロシア史に名を遺した名門ブランドとしてのファベルジェの幸運は、アレクサンドル3世その息子ニコライ2世による手厚い庇護を得られたことにありました。
皇后の心をとらえたインペリアルイースターエッグによって皇帝一家のお気に入り職人となり、絶頂期には500人の職人とデザイナーを抱えてロシア最大の宝飾工房にまでのぼりつめました。
ロシア革命以後のファベルジェは勝手に香水メーカーにブランド名を使用されるなど苦難の歴史が相次ぎますが、1989年「ユニリーバ 」の傘下に下るも「洗剤の製品名と一緒にファベルジェの名前がトイレやキッチンに並ぶようになった」と自社サイトに繰り返しするしているようにファベルジェの末裔たちにとって一族の誇りが失われたように感じたようです。
ユニリーバとしては「エリザベスアーデン」を持つグループ買収の中にたまたまファベルジェが含まれていただけっだたのかもしれませんが。
ファベルジェがもう一度ロシア皇帝ゆかりの大ジュエラーというポジションを取り戻すきっかけとなったのが、1990年歴史あるジュエリーメーカーの「ヴィクトル・マイヤー」とのライセンス生産です。
2007年には世界トップクラスの宝石鉱山会社ジェムフィールズのバックアップ、そしてファベルジェのブランド価値を認めるスイスの有力投資会社と投資家たちのタッグによりファベルジェの本格的な再稼働がスタート。
イースターエッグの制作は敢えて止めてラグジュアリーブランドとして再出発したファベルジェは、ジュネーブやドバイに路面店を持つ高級宝飾店として多くの人々を魅了しています。
ファベルジェ ジュエリーの特徴と魅力
激動のロシア現代史にタイムトリップ
ロシア皇帝と共に表舞台から去った伝説の宝飾職人ファベルジェ。
ファベルジェはロシア革命という激動の歴史が刻み込まれた稀有なブランドです。
ニコライ二世の悲劇で幕を閉じたロシア帝政時代に思いをはせる時間こそファベルジェを手に入れる醍醐味です。
現在ヘリテージコレクションとして一般庶民にも手が届くジュエリーが販売されていますが、ファベルジェらしい精緻な手仕事が感じられるアイテムばかりです。
伝説に彩られた世界最高品質の宝石と技術をつぎ込んだ特別なジュエリーを手に入れる喜びこそファベルジェを所有する意味だといってよいでしょう。
ミニチュア好きにはたまらないサプライズ
ファベルジェのジュエリーの楽しみは仕掛けられたサプライズにもあります。
たとえば小さな卵型チャームを開けるとシロクマやペンギンが顔をのぞかせていた李。
- アレクサンドル3世の妃マリヤフョードロヴナ皇后
- ニコライ二世の妃アレクサンドラ・フョードロヴナ皇后
彼女たちと同じように現代の私たちにも新鮮な驚きを与えてくれます。
永遠のあこがれファインジュエリー
インペリアルイースターエッグにインスピレーションを得たジュエリーだけではありません
カラーストーンやダイヤモンドをふんだんに使用したファインジュエリーコレクションも充実。
時計の神様ブレゲが考案した「ギョーシェ彫り(金属表面に格子状に彫る技術)」など細部に施された超絶技巧も注目ポイントです。
ファベルジェ ジュエリーコレクション
ファベルジェ代名詞「インペリアルイースターエッグ」
ファベルジェの名を不動の地位に押し上げたのはロシアの宝石や古来伝わるエナメル技術を駆使した豪華インペリアルイースターエッグです。
新生ファベルジェでは製作されておらず、ファベルジェによる真の意味での「インペリアルイースターエッグ」はアレクサンドル3世、そして最後の皇帝「ニコライ2世」の注文を受けて制作した総数50個のみとなります。
※例外的にロスチャイルド家など限られた優良顧客からのイースターエッグ受注歴有。
イースター=イエスキリストの復活を祝う復活祭とは、キリスト教徒にとってクリスマスと並ぶビッグイベントです。
イースターでは生命のシンボルである玉子を飾って祝う風習があり、これが現在のイースターエッグの発祥となりました。
現在ファベルジェ美術館に収められている最初に製作されたインペリアルイースターエッグは卵の中に黄金製のめんどりが鎮座し、中からダイヤのクラウンとルビーのペンダントヘッドが現れる仕掛けがあったと伝えられています。
アレクサンドル3世から結婚20周年記念ギフトとして贈られたもので、皇妃マリアが非常に喜んだことをきっかけでファベルジェに毎年注文するようになりました。
1885年以来日露戦争で中断した時期をのぞき、アレクサンドル3世は妻に、ニコライ2世は母と妻に毎年注文を続けました。
精巧な細工とアッと驚く仕掛けは、皇后や皇太子控除たちを魅了し在りし日の皇帝一家の幸せのシンボルとなりました。
ちなみに最後に製作されたインペリアルイースターエッグは本体が白樺で作られた「カレリヤの白樺」ガラスで作られた「ブルーコンステレーション」でした。
ヘリテージ コレクション
ファベルジェの代名詞ともいうべき「インペリアルイースターエッグ」にインスパイアされたのが卵モチーフの「ヘリテージコレクション」です。
2011年惜しくもガンで亡くなった専属デザイナー「フレデリックザビー」が貴重なファベルジェ作品を研究し作り上げた名作揃いです。
ペンダントチャームやブレスレット、なかにはインペリアルイースターエッグのように中から動物が飛び出すサプライズアリのデザインもあります。
ファインジュエリー コレクション
2009年のファーストコレクションでお披露目されたジュエリーは往年のファベルをほうふつとさせる絢爛豪華さでした。
ロシア皇帝御用達ブランド面目躍如となったコレクションのなかでは、5000個のダイヤモンドやサファイヤ、ルビーをふんだんにあしらった約8億円ブレスレットが話題をさらいました。
そのほかフレデリックザビーによるSV925を組み合わせた「マルチカラージェムストーンブレスレット」なども必見です。
ファベルジェを「見たい」「買いたい」「売りたい」
ファベルジェコレクションを見たい
ファベルジェのアイテムは公式サイトやSNSでチェックできます。
ファベルジェジュエリーを手に入れたい
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今回は「ティファニー ファイヤーワークスブローチ」をセレクトしました。
おすすめポイント「人気のヴィンテージティファニー」
最近とみに人気の高いヴィンテージジュエリーの中でもティファニーは群を抜いて人気のブランド。
人気コレクションは争奪戦だからであった時が買い時です。
おすすめポイント「SV925×18Kゴールドのリアルジュエリー」
シルバー925と18Kゴールドからなるリアルジュエリー。
貴金属ジュエリーならではの格を感じます。
おすすめポイント「清楚な百合モチーフ」
花火をモチーフにしたファイヤーワークスはモダンな雰囲気が魅力。
フラワーモチーフにも見えてあわせやすいジュエリーです。
※すでに販売終了の場合もあります。ご了承ください。
デザイナー&ブランドの最新情報
ロシア革命以後途絶えていたインペリアルイースターエッグを生んだファベルジェ復活のニュースは多くの歴史好きジュエリーファンを驚かせたのではないでしょうか?
ファベルジェの華麗な世界が現代によみがえり、小さな卵型チャームなら数十万円で手に入るように。
2015年にはファベルジェの最初の高級ウオッチコレクションが発表され、「GPHG グランプリ・ド・オルロジュリー」を獲得したことも話題となりました。
ファベルジェのジュネーブ本店そしてドバイ支店などのショップは観光客や地元の買い物客で引きも切らない盛況ぶりです。
サンクトペテルブルグのファベルジェ美術館とともに、一度は訪ねてみたいスポットですね。
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