ヒスイ(翡翠)「2022年価格高騰!注目宝石ナンバーワン」

ヒスイ(翡翠)「2022年価格高騰!注目宝石ナンバーワン」

 

ヒスイ翡翠高額買取査定ヒスイ(翡翠 ジェイド)は中国を筆頭にアジア各国で珍重されてきた宝石ナンバーワンです。

特に最高級「インペリアル」ともなると富裕層の人たちが独占する高根の花となっています。

コロナ渦以後不動産からヒスイなどの宝石投資にシフトしている傾向もあってますます高騰を続けています。

日本においても正倉院宝物にもあるなじみの深い宝石です。

本コンテンツではヒスイの価値を改めて知っていただきたいという願いを込めて

  1. History ヒスイと人との歴史
  2. Journey ヒスイ原石の産地情報
  3. Grading ヒスイの鑑定基準&評価ポイント
  4. Regend ヒスイ伝説的ジュエリー紹介

上記にカテゴライズしたヒスイのすべてについてご紹介します。

Historyヒスイヒストリー 古代から現代まで

ヒスイ翡翠高額買取査定

ヒスイヒストリー 古代から現代まで

歴史に名を残した伝説のヒスイ

ヒスイの歴史 

アジアのヒスイの歴史

「ヒスイは東に向かって流れる」

その言葉通りにヒスイはアジア各国でもっとも珍重されてきた宝石でした。

そして今も昔もヒスイ市場の中枢が中国です。

中国におけるヒスイの歴史は新石器時代にまでさかのぼります。

浙江省にある「河姆渡文化」の遺跡からは「玉器」と呼ばれる王族のシンボルとなったヒスイでできた器が発見されています。

※河姆渡文化:黄河文明よりさらに1000年さかのぼる紀元前5000年頃栄えた。世界初のコメ作文化。

また同時期の縄文時代の日本ではヒスイの勾玉が多く出土しています。

中国の歴史を通じてヒスイは皇帝たちがもっとも愛好したジュエリーでした。

儒教で最高の徳とされる五徳を高めると信じられており、富と権力の象徴でした。

ただし中国国内で産出されるのはネフライト。

ジェダイトの登場は18世紀からスタートするミャンマー産ジェダイトの流入まで待つことになります。

中央アメリカのヒスイの歴史

中国を中心としたアジア諸国で最高の宝石として君臨し続けるヒスイ。

ミャンマーと並ぶ主要産地のひとつ中南米においても文明の陰にはヒスイの存在がありました。

オルメカ、マヤ、アステカと紀元前から花開いた中南米の古代文明を通じて、ヒスイは黄金と並ぶ財宝そして信仰の対象でした。

特にマヤはヒスイが来世へのパスポートとみなし、彼らの王のの埋葬の際には顔と胸をヒスイで飾りました。

ヒスイが持つ霊力が王の体に吸収され、死後もパワーを保つと信じられていたのです。

中国でヒスイがカワセミの羽根とたたえられたように、マヤ文明ではケツァール(鮮やかな羽根を持つグアテマラの国鳥)となぞらえられました。

神の化身であるケツァールの象徴であるヒスイは、宗教儀式のほか王侯貴族の重要な宝飾品でした。

特に名高いのはマヤ文明の王墓から発見されるヒスイの埋葬品の数々です。

1952年にはツタンカーメン同様に未盗掘の王墓が発見されて話題となりました。

それが7世紀に没したパカル1世のヒスイの仮面です。

ジェダイトとネフライト

中国でヒスイと称されてきた「ネフライト」

そして現在宝石ヒスイとみなされる「ジェダイト」

この二つの石が明確に区別されるようになったのは19世紀に入ってからです。

1863年フランスの鉱物学者ダムールによって2種類の石が混合して「ヒスイ(ジェイド)」と呼ばれている事実を発表しました。

歴史上有名なヒスイ

台湾故宮博物院所蔵「翠玉白菜」

世界でもっとも有名なヒスイとされるのが

台湾故宮博物院「翠玉白菜」 

です。

緑色と白色の2色に分かれたジェダイトを上手く利用し、白菜の形を表現したものです。

台湾故宮博物院でもっともその存在を知られた所蔵品になります。

メキシコ国立人類学博物館「パカル王の仮面」

マヤ文明の遺物の中にはヒスイで作られたものが数多く出土しています。

王族の墓からは葬送品として埋葬されたヒスイの仮面がよくみられます。

こちらもヒスイの断片をモザイク状に張り付けて作られました。

Journey ヒスイの旅路(鉱山情報)

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ここではヒスイの主な産地についてご紹介します。

日本

メキシコとミャンマー、そして我が国日本がヒスイ三大産地と呼ばれています。

現在ヒスイは国石と指定されており、宇奈月帯あるいは蓮華帯と呼ばれる最古の変成岩帯から産出されます。

地名で言えば「新潟県糸魚川市」「富山県朝日町」「鳥取県若桜町」「兵庫県養父市」などが挙げられます。

ヒスイ輝石の含有が少ない石がほとんどですが、糸魚川からはミャンマー産に匹敵する宝石ヒスイが産出されます。

ミャンマー

世界最大のヒスイ供給地がミャンマーです。

かつ透明度が高く色合いが美しい「インペリアル」と呼ばれる最高クラスの石が多いことでも定評があります。

かつての都であるアマラプラ、そしてマンダレーに集められたヒスイが向かう先は今も昔も中国。

19世紀に入ってから中国清王朝の記録にミャンマー産ヒスイの献上記録が記されるようになりました。

白亜紀後期にヒスイを含む地層が形成され、その後長い時間をかけて堆積岩によっておおわれました。

雨や洪水などによって河川に運ばれたヒスイが最初の発見と考えられています。

最大のヒスイ産地はウル川沿いのトーモー高原です。

グアテマラ

中央アメリカおよびカリブ海においてヒスイ輝石を含む蛇紋岩帯が存在します。

ヒスイ輝石の含有率が低い石も多くみられますが、純度の高いジェダイトの遺物が多く残されています。

1952年にはグアテマラのモタグア川流域でジェダイトが発見。

古代のヒスイ遺物の原材料となった可能性が高いと考えられています。

中国

中国では宝石ヒスイであるジェダイトではなくネフライトのみが産出されます。

Grading ヒスイの評価ポイント

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ヒスイの評価ポイント「カラー」「透明度」「質感」「産地」

オークション会場をざわつかせた超高額ヒスイ

そもそもヒスイとはどんな宝石?

ヒスイは何からできている?

ヒスイはほかの宝石とは異なり、さまざまな鉱物の集合体という特徴を持っています。

成分の多くを占めるのが「ヒスイ輝石」、そして「オンファス輝石」や鉄やカルシウムが含まれています。

ヒスイができる仕組みとは?

ヒスイが形成される唯一の場所が「沈み込み帯」です。

ヒスイは極めて産地が限定される宝石で、その理由は「低温」「高圧力」がヒスイの形成条件となるからです。

その二つの条件を満たす唯一の場所が「沈み込み帯」です。

地下30キロメートル前後の大陸プレートの温度はゆうに600度以上を超えます。

深海の海溝付近ではさらにその下に低温の海洋プレートが存在し、この大陸プレートと海洋プレートが重なり合た場所を「沈み込み帯」と呼びます。

ヒスイは沈み込み帯の領域で「1万気圧」「200~300℃」の城家を満たすエリアで形成されます。

比重の軽い蛇紋岩が地表に持ち上がる際に一緒に運ばれてくるのです。

その一方でネフライトはジェダイトよりは低圧ながら高温下で形成されます。

ヒスイの色を決めるもの

宝石ヒスイの主成分となるジェダイトは無色透明。

その中に他の鉱物や元素が作用することで独特のヒスイカラーが生まれます。

もっとも高く評価されるあざやかなグリーンはコスモクロア輝石、さらにクロムと鉄が含まれることで発色します。

次に高く評価されるラベンダーはマンガンもしくはチタンと鉄がミックスされています。

暗い緑色の石にはヒスイ輝石の割合が低く、逆にオンファス輝石が主成分となります。

ヒスイの種類

ジェダイト

硬玉あるいは本ヒスイとも呼ばれるジェダイトは宝石ヒスイの同義語です。

ネフライトよりも若干固くモース硬度は6.5~7になります。

鉱物学的には22種類の鉱物を含む輝石グループに属し、「ヒスイ輝石」と呼ばれます。

実は純粋なジェダイトは色を持たず、ヒスイの色は「コスモクロア輝石」「オンファス輝石」に鉄やクロムが作用したものです。

ネフライト

ヒスイ文化を持つ中国において「ヒスイ」と称されてきたのは自国内で産出されるネフライトでした。

硬玉と呼ばれるジェダイトに対して「軟玉」と称されます。

ジェダイトは鉱物学的には全く別で、角閃石グループに属する透閃石になります。

しかし外観や硬度がきわめてジェダイトに近く、現在も混同されることが多くなっています。

ヒスイの評価ポイント

カラー

ヒスイの価値を決めるのはまずカラーです。

最高クラスは何といっても「ろうかん」「インペリアル翡翠」と呼ばれるあざやかなグリーンを持つ石です。

またろうかんとまではいかなくとも、グリーンがもっとも好まれかつ高値で取引される色になります。

またラベンダーカラーも人気があります。

そのほか赤、オレンジ、イエロー、グレーなどもありますが先に挙げた2色ほどの注目度はありません。

透明度

ヒスイは様々な鉱物の結晶の集合体です。

そのため結晶界面で光の散乱などが起こるため、透光性は高くなく不透明~半透明の宝石です。

そのため希少価値の高さから透明感が感じられる石が最高品質とされます。

完全に不透明な石、不純物が多い石は評価が低くなります。

質感

ヒスイ独特のとろみ感、「蝋光沢」と呼ばれる照りも石の価値を決める重要なポイントです。

ヒスイの表面を磨き上げることによって生まれるつややかな質感を強調するため、一般的にワックス加工が施されます。

産地 

ヒスイ流通量のほぼ9割を占めるミャンマー産ヒスイは文句なしのトップブランド。

グアテマラと日本がそれに続きます。

もっともヒスイを愛好する中国ではジェイドは産出されるネフライトのみ。

オークションをざわつかせた超高額ヒスイ

ハットンムディヴァーニネックレス

ヒスイを使ったジュエリーとしては世界最高価格となったのがハットンムディヴァーニネックレスです。

世界的なジュエリーコレクターとして知られる大富豪「バーバラハットン」が所有していたものです。

パーフェクトなエメラルドグリーンを持つ最高級ヒスイ「ろうかん」クラスの石が27個連なり、中国皇帝にゆかりのあるものとされています。

しかし第二次世界大戦前にはヨーロッパに渡っていたことは確かで、1980年代に入ってオークション市場に繰り返し登場しています。

2014年サザビーズ香港に出品された際には約30億円でカルティエが落札。

可憐な花をかたどったルビーとダイヤモンドのクラスプを取り付けました。

68個の極上ヒスイビーズネックレス

古来中国では「ヒスイは絶対に価値が上昇する資産」として圧倒的な人気を誇ります。

ビリオネアと呼ばれる100億円規模の資産を持つ超富裕層たちも同様。

オークションで極上のヒスイが出品されるとなればビッドはヒートアップ。

2019年にクリスティーズでは驚異の73,580,000香港ドルで落札されたネックレスが登場。

68個のヒスイネックレスはスピネルの留め金で飾られています。

ヒスイと間違えやすい宝石リスト

ネフライト

外観上ヒスイによく似た緑から青緑の色を持つ石はいくつかあります。

いわゆる「キツネ石」と呼ばれる石で「ロディンジャイト」「リストベナイト」が挙げられます。

しかし「ネフライト」は別格的存在。

18世紀にミャンマー産ヒスイが中国に持ち込まれるまで、中国でヒスイといえばネフライトを指していました。

Regend ヒスイを買うならどのブランド?名作ジュエリーを知りたい!

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ブランド紹介!ヒスイを買うなら「ポメラート Pomellato」

ミラネーゼ御用達ジュエラー

ポメラートはイタリアンモードの中心ミラノで創業したジュエリーブランドです。

ハイクラス感を演出するツールだったジュエリーをファッションのひとつとして楽しむことを提案した最初のジュエラーとして知られています。

ポメラートの提案はファッションへの意識が高いミラネーゼたちに高い支持を得ることに成功。

鳥や動物などをかたどった「DODO」コレクションはブランドを代表する人気アイテムとなっています。

カラフルな半貴石をハイジュエリーに昇華

あらゆるカラーストーンがジュエリー素材として登場する昨今ですが、ポメラートデビュー当時はいわゆる4大奇跡「ダイヤモンド」「ルビー」「サファイア」「エメラルド」以外の宝石はほぼ格下扱い。

そんな風潮を否定するかのようにポメラートはアメジストやトパーズ、ヒスイなどのカラーストーンを積極的に採用。

セミプレシャスストーンとしてこれらのカラーストーンが地位を確立したのも、ポメラートの功績のひとつなのです。

ポメラート注目コレクションはこちら→「ヌード」

1967年創業ポメラートは世界的なビッグジュエラーの中ではまだ若いブランドです。

ポメラートはブランドスタート当初から普段の生活の中で楽しめるジュエリーを提案してきました。

ステイタスとしてのジュエリーではなく、ファッションとして楽しめるジュエリーがほとんどなかった当時の女性たちの目にとても新鮮に映りました。

そんなフリーダムなムード漂うポメラートの真骨頂ともいえるコレクションが「ヌード」です。

色とりどりのファセットカットの大粒カラーストーンを一粒あしらったリングやピアスは、発売以来ブランドを代表する人気コレクションとなりました。

ヒスイはもちろんアクアマリン、アメジストなど好みの石が必ず見つかる豊富なラインナップも魅力。

現在では石のサイズ(小サイズプチから大サイズマキシまで)も選べるようになりました。


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