サンゴ珊瑚高額買取査定

サンゴ(珊瑚)「中国人が熱狂する海の宝石」

サンゴ(珊瑚)「中国人が熱狂する海の宝石」

サンゴ珊瑚高額買取査定

サンゴ(珊瑚 コーラル)はヒスイと並んで日本人に愛されてきた2大宝石です。

2022年第74回を迎える「正倉院展(令和4年10月29日~11月14日)」の宝物殿にも国内最古の珊瑚ビーズが収められています。

近年は隣国中国の消費熱の高まりから価格はまさにうなぎのぼり。

しかもサンゴが採れる場所は地中海沿岸と日本と台湾の深海、中でも日本は最高級サンゴの代名詞となっています。

日本のサンゴジュエリーは国際的に注目されており、オークションやリユース市場においても高額落札or査定が見込めます。

クローゼットやジュエリーボックスにしまわれたままのサンゴのリングやネックレス。

もしお手持ちでしたらぜひこの機会に改めてその価値を見直していただきたいものです。

本コンテンツではサンゴの価値を改めて知っていただきたいという願いを込めて

  1. History サンゴと人との歴史
  2. Journey サンゴ原石の産地情報
  3. Grading サンゴの鑑定基準&評価ポイント
  4. Regend サンゴ伝説的ジュエリー紹介

上記にカテゴライズしたサンゴのすべてについてご紹介します。

History 人とサンゴの歴史

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サンゴヒストリー 古代から現代まで

歴史に名を残した伝説のサンゴ

サンゴの歴史 

ヨーロッパのサンゴの歴史

スペインの旧石器時代の遺跡から珊瑚が見つかっているほど地中海サンゴの歴史は古いものです。

またケルト民族の遺跡からもよく見つかっています。

ギリシャ神話にもメデューサの流した血からサンゴが生まれたという物語があります。

16世紀にはポルトガルから西アフリカのヨルバ族とビニ族にサンゴが伝わり、大英博物館にはいくつかの遺物が所蔵されています。

地中海の海底に育つ宝石サンゴは沿岸諸国からコーラルロードを渡りチベットや中国までもたらされました。

チベットのサンゴの歴史

ヒマラヤ山脈から珊瑚の化石が出土することをご存じでしょうか?

それらは「マウンテンコーラル」「山珊瑚」と呼ばれ、古代にはこの地が海底だった歴史を実感させるものです。

赤く着色された山珊瑚は珊瑚は

  • 血液を浄化し力を与える
  • 成功と保護をもたらす

チベット文化圏の人々の信仰の対象となっています。

とはいえ本当のヒマラヤで産出されたものは一部に過ぎず、多くは地中海方面から運ばれてきたものという説が有力です。

日本のサンゴの歴史

実は日本産サンゴが歴史に登場するのは幕末のころ。

それまで日本国内にあったサンゴは、たまたま海岸に漂着したカケラを除けばすべて国外から持ち込まれたものでした。

地中海や紅海などからサンゴはシルクロードを渡りアジアに届きました。

そして中国他近隣諸国を経由して日本に入ってきた地中海産サンゴは「胡渡サンゴ」あるいは「古渡サンゴ」と呼ばれています。

正倉院宝物を除けば現存する最古の胡渡サンゴは徳川美術館所蔵「初音の調度」にある胡渡珊瑚(古渡珊瑚)です。

19世紀に入ってから現在サンゴ取引の中心「高知県」において宝石サンゴ漁についての記録が出現。

ようやく日本の海で採れた

  • アカサンゴ
  • モモイロサンゴ
  • シロサンゴ

が市場に出回るようになりました。

明治の開国からはイタリアを中心にヨーロッパとの取引がスタート。

現在すべての日本産宝石サンゴの原木オークションは高知県で開始されえいます。。

歴史上有名なサンゴ

正倉院北倉収蔵の「珊瑚のビーズ」

よく知られているように正倉院に収められた宝物は聖武天皇(奈良時代)ゆかりの品々が中心。

そのほかにも奈良東大寺の大仏開眼会(752年)で用いられた仏具など1万点近い宝物が収められています。

シルクロード終着点日本にたどり着いた貴重な品々は世界でも類を見ない保存状態の良さを誇ります。

そして正倉院には国内最古のサンゴも所蔵。

仏開眼会で聖武天皇、光明皇后がかぶった冠を飾ったと思われるサンゴのビーズです。

色むらのない橙赤色の色調は,地中海およびその周辺近海に産するベニサンゴ(通称 地中海サンゴ)と推測されています。

大英博物館所蔵「サンゴビーズのコルセット」

ナイジェリア(もしくはベナン共和国)で発見された重さ9kものサンゴビーズで編まれたコルセットが所蔵されています。

今なお美しいピンクコーラルを植物繊維で編まれたコルセットは、現代女性も欲しくなるのではと思わせるかわいらしさがあります。

ルネサンス期のヨーロッパには「サンゴは魔除けになる」という言い伝えがありました。

この言い伝えがアフリカに伝承し王族たちの宝物となったと考えられています。

北京故宮博物館の「赤珊瑚獅子」

世界中の宝物が集められた大博物館「故宮博物館」には高さ14センチの赤珊瑚の獅子の彫刻が所蔵されています。

四本足で立ち上がり顔を振り向けた獅子の尾は、サンゴが触手を伸ばしたままの姿が生かされています。

赤珊瑚獅子が収められた珍宝館には、サンゴのほかに真珠や金銀を駆使した宝物が収められておりジュエリーファン必見です。

Journey サンゴの旅路(鉱山情報)

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※↑イメージです。

ここではサンゴの主な産地についてご紹介します。

日本

高知県産宝石サンゴは世界中で「トサ」と呼ばれ高品質サンゴの代名詞です。

海底に堆積したサンゴの枯れ木を引き上げるサンゴ漁が主体で注意深く原木を育て珊瑚資源を守る取り組みが盛んです。

調査によると7千年前の枯れ木が含まれることもあります。

地中海サンゴとの違いは珊瑚表面の白い斑点「フ」です。

日本産サンゴにだけ見られる特色ですが、「フ」の入らない地色だけのサンゴが世界標準で最高級品とされています。

さらに高知県はサンゴ漁だけでなく、サンゴの業者オークションや珊瑚加工の中心にもなっています。

小規模ながら長崎県などでも宝石サンゴの漁がおこなわれています。

地中海

イタリアを中心とした地中海の漁師たちは、古代よりサンゴ漁をおこなってきました。

日本の高知産サンゴが柳津するまで唯一のサンゴ供給源でもありました。

磨けばつややかな輝きを放ち、彫刻加工がしやすいサンゴはジュエリー大国イタリアで重要な素材でした。

血赤サンゴによく似た地中海サンゴは、アジア諸国でも珍重されてきました。

台湾

冬場の海水温が低い台湾では、サンゴ礁は形成されにくいものの宝石サンゴの漁が続けられています。

日本と同じく血赤サンゴ桃色サンゴが産出されています。

Grading サンゴの評価ポイント

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サンゴの評価ポイント「巻き」「形」「サイズ」「カラー」

オークション会場をざわつかせた超高額サンゴ

そもそもサンゴとはどんな宝石?

サンゴは何からできている?

いわゆるサンゴには大きく分けて

  • 日光が届く場所に育つ岩礁サンゴ
  • 日光が届かない深海に育つ宝石サンゴ

があります。

前者は軽石に似た気泡が多いため研磨などのジュエリー加工には向きません。

宝石サンゴは大理石と同じ程度の硬さ(硬度3前後)があります。

宝石サンゴと呼ばれる深海で成長する種類を指します。

サンゴができる仕組みとは?

まったく日光の届かない水深2~30メートルの深海で触手でとらえるプランクトンのみを食料として宝石サンゴは育ちます。

そのため一念で成長できる太さはわずか0.2ミリ程度。

しかし寿命は大変に長く8000年以上も生きた個体例が報告されています。

また口のまわりの触手の数が8本あるため「八放サンゴ」とも呼ばれています。

深い海の底に住む宝石サンゴ、特に水深100メートルで育つとされる赤サンゴの生態は今なお秘密のベールに包まれています。

サンゴ礁で見られる放卵も観察することは不可能でどのように仲間を増やしているのか?今なお研究が進められています。

サンゴの種類

血赤サンゴ

日本が誇る世界最高サンゴと名高い深紅のサンゴです。

高知や長崎、沖縄など日本での未算出される種類です。

原木名はアカサンゴ。

地中海サンゴ

赤サンゴとよく似た赤色の地中海サンゴは古代より世界中で取引されてきました。

通称「サルジ(サルジニア島名が由来)」

ピンクサンゴ

ピンクが買ったサンゴの総称です。

薄い色合いの「エンゼルスキン」濃い色合いの「フェニックス」ともに女性に特に愛されるサンゴです。

日本ではボケの花にちなんでエンゼルスキンを「ボケサンゴ」と呼んでいます。

シロサンゴ

高知県出身の業者が学名を付けたのが白サンゴです。

その名の通り象げ色をした白いサンゴで非常に希少価値が高いものです。

黒サンゴ

ハワイ沖などで採取されてきた黒サンゴは現在は絶滅リスクがある監視対象となっています。

漂白すると黄金色にかわるので「ゴールデンサンゴ」として流通したことも。

宝石サンゴの中で唯一石灰質ではなく、昆虫同様に「タンパク質」「キチン」が主成分です。

日本海側でも少量ながら採取されています。

「ウミカラマツ」と呼ばれることも。

サンゴの評価ポイント

カラー

サンゴ市場をリードする中国人が最も喜ぶのが「血赤サンゴ」です。

枝ぶりの見事なサンゴが見つかればそのままの形で観賞用として、小さなカケラは指輪などのジュエリーに加工されます。

どちらも近年投資対象として見直されて、10年単位で10倍以上の価格高騰を記録。

今後さらに値上がりがある気配です。

フやヒがない

白い斑点や模様の「フ」、ひびわれなどの「ヒ」が少ないものが評価が高くなります。

オークションをざわつかせた超高額サンゴ

高額入札倍増!19世紀のアンティークジュエリー

欧米ではどちらかといえばカジュアルなイメージのサンゴ。

オークションでは数百万クラスの取引が多く、他の宝石と比べて比較的入手しやすくなっています。

中でも人気が高いのは19世紀以前のアンティークジュエリーです。

たとえば貴族の結婚の贈り物のジュエリーセットは人気の高いアイテムです。

またブルガリやティファニーなどのサンゴジュエリーは名品が多く、高値で取引されています。

サンゴと間違えやすい宝石リスト

バンブーサンゴ

日本では竹サンゴと呼ばれる世界各地で繁殖する10メートル近い巨木に育つ品種です。

きめが赤く宝石サンゴには遠く及ばない外観ですが、カジュアルなアクセサリーによく利用されています。

メノウ

サンゴのように不透明で赤やオレンジ、コーラルピンクの色を持つ宝石は多くありません。

あえて挙げるとすれば「メノウ 瑪瑙」でしょうか。

メノウは主成分が二酸化ケイ素とオパールの親戚のような宝石です。

赤からオレンジのメノウの中には一見すると珊瑚に似た石があります。

ただしメノウの硬度は6.5~7。

珊瑚よりずっと固い宝石です。

Regend サンゴを買うならどのブランド?名作ジュエリーを知りたい!

サンゴ珊瑚高額買取査定

ブランド紹介!サンゴを買うなら「タサキ TASAKI」

パールジュエリーの歴史を変えたTASAKI

TASAKIの代名詞となっているのがバランスをはじめとしたアーティスティックなパールジュエリー。

「一連パールネックレスは成人女性必須アイテム」

「真珠は冠婚葬祭フォーマル専用」

かつてそんなイメージが強かった真珠パールへの固定観念を打ち破ったのがTASAKIです。

2009年からブランド隆盛の立役者タクーンパニクガルが手がける「バランス」「リファインドリベリオン」「デインジャー」。

タクーンパニクガルが作り出してみせたモダンでクールなパールジュエリーは、トレンドに敏感な若い世代が身に着けたいと思わせる感覚に満ちています。

2022年には「デインジャー」×人気コミック「チェンソーマン」とのコラボジュエリーを発表

デビルハンターとして活躍する「チェンソーマン」の頭部をモチーフにしたデザインはもちろん、作者藤本タツキ自身の手によるビジュアルデザインも注目です。

もとは神戸の老舗真珠会社

TASAKI(田崎真珠)は現在ではかのミキモトと頭を並べる大ジュエラーです。

戦後まもない1954年神戸で創業。

世界の真珠の集積地である神戸ですぐ頭角を現し、神戸港沖に浮かぶポートアイランド造成時に地元企業の代表格として進出。

真珠を象徴する真っ白な本社ビルにはギャラリーを構え、真珠ファンを魅了する名品が並びます。

真珠だけではなく日本で唯一のデビアスから直接ダイヤ原石を購入できるサイトホルダーとしても知られます。

パール以外の素材も得意

パール以外の素材のジュエリーも要注目です。

ダイヤモンドはもちろん、カラーストーンや珊瑚にも上質なジュエリーが豊富。

特にピンクコーラルのジュエリーに力を入れていた時期があり、リユース市場などで出会いがあればラッキーです。

TASAKI注目コレクションはこちら→「イリミタブル」

現在TASAKIのハイジュエリーラインはNYコレクションでデビューを飾ったプラバルグルンが率いる「タサキアトリエ TASAKIAtelier」。

タクーンパニクガルが手がける「TASAKICOLLECTIONLINE」とはまた異なる魅力に満ちたジュエリーが登場します。

2021年発表され大きな注目を浴びたのが「イリミタブル」です。

海底で眠る宝石サンゴたちにインスピレーションを受けたという、独特のフォルムに目を奪われます。

TASAKIの最上級ラインらしくすべてダイヤモンドやカラーストーンがふんだんにあしらわれたゴージャスさです。

それでいながら決してやり過ぎ感が出ないのは、ミシェルオバマやキャサリン妃ほかセレブをも魅了したプラバルグルンならでは。

2022年の「ラディアントスカイ RadiantSky」も必見。

ターコイズファンなら心奪われるだろう、まさに青の洪水のようなコレクションでした。


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