華やかなブランドイメージそのまま!ディオールのジュエリー&アクセサリー
本文 フランスが誇るトップブランド「クリスチャンディオール/Christian Dior」。
そのブランドロゴはコスメや香水をはじめとして、オートクチュールを含むアパレルやバッグ、時計など幅広いアイテムで眼にすることができます。
そのどれもが華やかでエレガント、世界で最もよく知られているオートクチュール・メゾンです。
特に日本では、2019年天皇陛下とともに退位される美智子皇后のウエディングドレスのオーダーを引き受けたブランドとして一気に認知度が高まりました。
最近では2017年に東京銀座「GINZA SIX」に地下1階、地上4階からなる「ハウス・オブ・ディオール ギンザ」をオープンしたことが大きな話題を呼びました。
1990年代後半からスタートしたディオールの華麗なジュエリーコレクションも、この世界最大のコンセプトショップで堪能することができます。
この記事ではディオールのアクセサリー、ファインジュエリーを中心にご紹介します。
ディオールブランドヒストリー
第二次世界大戦終了直後の1946年に創業者「クリスチャン・ディオール」によるブランド立ち上げから半世紀以上。
現在ディオールは世界で最もよく知られたハイブランドですが、そのブランドの歩みは様々な改革の連続でした。
※写真はイメージです
■ブランドスタートから12年で急逝!創業者「クリスチャン・ディオール」
もともと裕福な家庭に生まれつき、自らギャラリーを経営していたディオールですが、その後は大恐慌ですべてを失い病気や兵役といった苦難の人生が待ち受けていました。
そして困難を乗り越えたのちに、ファッションの世界に転向しオートクチュールメゾンとして華々しく再出発。
戦時中の貧しくみじめな暮らしを忘れたいと願う人々に、華やかでエレガント、それでいてモダンなディオールのオートクチュールは熱狂的に迎えられました。
こうしてディオールは美しく着飾ったレディたちに憧れた少年時代の夢を叶えることに見事成功を収めました。
しかし、前述の美智子皇后のウエディングドレス制作途中、休暇先のイタリアトスカーナで心臓発作のため急逝してしまいます。この大仕事はディオールのメゾンに入ったばかりのサンローランに引き継がれました。
こうしてスタートからわずか12年でディオールブランドは創業者を失うこととなったのです。
■「ニュールック」後継者は21歳の若き天才サンローラン
創業者の死後後継者に抜擢されたのが若干21歳のサンローランです。
10代からモードの道を目指しデザイナーになるべくしてなったサンローランですが、創業者ディオールは最初から彼の才能を見抜き後継者と目していました。
彼らの共通点は、洋服の使命は女性の身体の線の美しさを表現するシルエットで表すことにある、と考えていたことにあります。
豊かなバストとヒップ、ほっそりしたウエスト、女性のボディラインを表現するための要素を、三角形で組み合わせたシルエットで表現した「ニュールック」。
ディオールが新時代を生きる女性たちに提案した「ニュールック」は若き天才サンローランに継承されさらに大輪の花を咲かせることになります。
■1998年にスタートしたファインジュエリー
創業当初から短期間でモード界のスターダムにのし上がったディオール。
サンローランがディオールを去った後も「ジャン・フランコ・フェレ」「ジョン・ガリアーノ」「エディ・スリマン」「ラフ・シモンズ」と綺羅星のごとくビッグネームがディオールモードを支えました。
その一方「ブランドタグを貸す」他社ライセンス生産を積極的に行い、自社のブランドネームを拡散させることに成功し大きな利益を上げました。
しかし、安価で気軽に手に入るライセンス商品は、ハイブランドというイメージを保つには必ずしもプラスには働かなかったようです。
そしてディオールはカネボウとのライセンス契約を1997年4月末に解消した翌年、初めてのオリジナルジュエリーコレクションを発表しました。
シャネルなどで活躍した「ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ」を初代トップデザイナーに据え、本格的にディオールのジュエリー部門がスタートしたのです。
ディオール人気ファインジュエリーコレクション
本文 ディオールがはじめてのファインジュエリーブティックをパリにオープンしたのが1998年。
初代コレクションのトップデザイナーとして起用されたのが、貴族階級出身の「ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ」です。
2019年現在も彼女の手掛けるディオールのジュエリーコレクションは、華やかなブランドイメージそのまま。
ここでは日本でも手に入りやすい「ローズ・デ・ ヴァン」他人気コレクションをご紹介します。
■ローズ・デ・ ヴァン
創業者ディオールがお守りにしていた八角形のスターモチーフにヒントを得た「ローズ・デ・ ヴァン」は2016年発表以来衰えない人気コレクション。
スターモチーフにダイヤモンドをセットした表面、愛する花バラをあらわす石使いの裏面、両面とも楽しめるリバーシブルになったペンダントが好評。
■コフレ・ド・ヴィクトワール
「ローズ・デ・ ヴァン」が比較的手に入れやすい価格帯の若い世代向きのコレクションなのに対し、こちらは余裕のある大人の女性のための豪華なファインジュエリーが揃います。
「コフレ・ド・ヴィクトワール=ヴィクトワールの宝石箱」というコレクションネーム通りに、デザイナーが世界中から集めた珍しいカラーストーンを駆使したジュエリーばかり。
全てが一点もののこのコレクションはまさにオートクチュールジュエリーなのです。
ディオール人気アクセサリーコレクション
本文 キャッチーなデザインのアクセサリー類が充実しているディオールは若い世代からの支持が高い事も特徴です。
ここでは人気の高い「トロッターリング」「リボン・チャームリング」をご紹介します。
■リボン・チャームリング
フェミニンなデザインで人気の「リボン・チャームリング」はシンプルなものからデコラティブなモチーフがプラスされたものまでバリエーション豊かに揃います。
■トロッターリング
ジョン・ガリアーノが手掛けたモノグラム「トロッターライン」をジュエリーに応用した「トロッターリング」はバッグ同様にたちまち人気者に。
リング幅が太くボリュームがあり、幅広い年齢層で愛用されています。
ディオールのジュエリーを手に入れられる場所
ディオールのジュエリーを手に入れるには、国内主要都市にあるデパートやホテル内の宝飾サロンで購入することができます。また空港などの免税店でもよく目にすることができます。
ディオールのジュエリーを手に入れるには、直移転や国内主要都市にあるデパートやホテル内の宝飾サロンで購入することができます。また空港などの免税店でもよく目にすることができます。
■ 公式サイト:https://www.dior.com
ディオールジュエリーはオートクチュールブランドらしい華やかさ!
※写真はイメージです
ディオールが初のオリジナルジュエリーコレクションを発表してからはや20年。
ブランドを率いるデザイナーの交代によってがらりとブランドカラーが変わるディオールですが、ジュエリーに関しては初代ヴィクトワールがリードしてきました。
カールラガーフェルドとシャネルのコスチュームジュエリーのデザインに14年間携わった経歴を誇り、彼女の生み出す華麗なジュエリーは、ディオールブランドの世界観を完璧に表現してきました。
しかしそろそろ新しい局面を迎える必要があるとインタビューに答えたという情報も。
オートクチュールメゾンの名にふさわしい華やかなモードの香り一杯のディオールのジュエリー。
今後どのような変化があるか?ジュエリーファンにはワクワクする楽しみな時期を迎えています。
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