真珠の買取についての一言。

売却前のご質問でも、
売却のご依頼でも多い品目でもある『真珠』の買取。

今日はその辺にスポットを充てたいと思います。

真珠・パールと言えば、有名ドコではミキモトや田崎などが皆さんは知っているかもしれません。
ただ意外と多いのが、
と言うか一番多いのが百貨店が独自に出すパール製品が売却のご依頼・問合せ共に多い気がします。

何故か。

何故百貨店が沢山の真珠製品を出すのか。

もちろん理由は儲かるからです。

真珠っていつ、どんなシーンで付けるかと言うと、殆どが『冠婚葬祭』と言うイメージです。

1年に何度もないそのシーンに対しての付加価値を利益に変え、とんでもなく高い上代で自分の百貨店のネームバリューで店頭に並ぶ。

大体僕らのお店に来るお客さまが購入する金額は、『数万』ではなく、安くたって『数十万』。

『冠婚葬祭』に付けるものだから高くて当たり前。こんなイメージを植え付ける上手い手法だと思います。

だからこそ売る時には『安くたって半値くらいにはなるだろう』って思いをお客さまが持つのは当然かもしれません。

でも真珠って『生きた宝石』と言う通り、生きているからこそ劣化が非常に顕著な品物なんです。

ダイヤモンドやその他宝石の様な無機質宝石ではなく、『有機質宝石』だから、何もしなくても歳を取っていく。

久しぶりにケースを開けて真珠を見てみたら、何となく黄ばんでいたり、凹みが出来ていたりするのを皆さん感じるかと思います。

使用したまま放置すると尚の事。汗に含まれる油分が更に劣化を促進するんですね。

ですので、購入時期が数年前だと使用が顕著な物だと珠の内容にもよりますが数千円。

10年前以上となると、未使用でもそのくらいで、使用回数や保存状態により、数百円の可能性も大いにあるんです。

お客さまには知っておいて欲しい事。

今日は書いてみましたが、どんなパール製品でも『値段が付かない』事はないのでご安心ください。

あと使用したら必ずパールは拭いてあげる事。
何にしても「拭く」は徹底して欲しいです。

先日日本の唯一の真珠専門のパールインストラクターたるものを取得致しました。その際に永く美しく真珠を使うには…??の問いには間違いなく「拭く」でした。

真珠を買取に出す前にもパール磨きなどで少し拭いてあげるだけでも買取屋の印象がグッと変わってきます。

是非お試しくださいね。

追記にはなりますが、最近では真珠も冠婚葬祭のイメージから、ファッショナブルなイメージにも真珠が活躍し始めています。

僕もラペルピンなんかはパールジュエリーを何個か所有しています。

大好きなパール製品ですので、色々なデザインが出てるのは好ましい事です。

そう言った中で田崎真珠が出した斬新なデザインの”balance”を、『MERCURYDUO』『EMODA』『dazzlin』『MURUA』『Ungrid』などで有名なマークスタイラーが全くと言って良いほどデザインが一緒な”トリプルパールリング”として発売し、3年前田崎真珠がマークスタイラーを相手にデザイン酷似の訴訟を起こし勝訴したのは記憶に新しいですが、

先日のIJTではどこのパールジュエリーブースも、こぞって田崎やミキモトの新作ジュエリーの模倣物?と言われても仕方ない様なデザインの物を多数出していました。

見ている方としては非常に楽しかったのですが、ココまでが自分のデザイン!と主張するのは難しいかもしれませんね。

何れにせよ、もっともっとパール製品が世に出回って、僕らの基に来て頂けるのを今か今かとお待ちしております。

リファスタ:杉

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