ほどよくモードがミックスしたエレガントさが魅力
19世紀から続くゾッカイは、イタリアきっての宝飾品の産地として知られるヴィチェンツァ生まれ「レギ(レジ)ジュエリー」のトップブランドです。
1世紀以上続く歴史の中で培われたイタリア最高の職人技術と、毎シーズン徹底してリサーチされるトレンド分析によるジュエリー製作がゾッカイの強み。
エレガントでフェミニンながらも、モード感にあふれたゾッカイジュエリーは、多忙な現代女性たちの行動を妨げることのないよう注意深く制作されています。
「ジュエリーは日常生活の中で楽しむもの」というコンセプトが隅々まで行き届いています。
そしてトレンドが去った後にもなお「つけていたい」と思える洗練を極めたデザイン、これがゾッカイジュエリーが長く愛用できる理由です。
この記事ではゾッカイブランドの歴史、そして人気ジュエリーコレクションを中心にご紹介します。
ゾッカイのブランドヒストリー
創業者が自らのラストネーム「ゾッカイ」を掲げたイタリアンジュエリーブランド「ゾッカイ/Zoccai」。
19世紀にさかのぼる同ブランドの歴史を追ってみました。
時計修理店としてスタートしたゾッカイ
ゾッカイが誕生したのは1839年のことでした。
当初は、時計の修理を請け負う工房としてヴェネツィアにオープン。
数年経過した後、今度は成長した息子と一緒にジュエリーの修理をするようになりました。
第二次世界大戦後にヴィチェンツァでジュエリー工房スタート
ゾッカイは第二次世界大戦後の混乱を乗り越え、州都ヴェネツィアからイタリア宝飾産業の本場であるヴェネト州ヴィチェンツァに移住することを選択します。
そして創業者の孫にあたるレリオが、本格的な宝飾工房をスタートさせたのです。
実質上、ここからがゾッカイジュエリーの始まりといっていいでしょう。
色彩豊かな宝石を駆使したゾッカイジュエリー
レリオは、アメジストやトパーズなどの色彩豊かなセミプレシャスストーンを使用したジュエリーで頭角を現し、ゾッカイブランドはイタリアのジュエリー業界で一目置かれるブランドに成長しました。
その後1990年ごろから日本をはじめ、アジア各国、中東、ヨーロッパ、南北アメリカほか多くの国々に進出を果たしました。
当時のトップモデル「ナオミ・キャンベル」「クラウディア・シェーファー」は、当時のゾッカイの顧客リストを代表するビッグネームです。
人気イタリアンジュエラーとしてあり続けるゾッカイ
現在においてもゾッカイは、本体「レギ(レジ)ジュエリー」のトップブランドとして、毎シーズン新作を待たれる人気のジュエラーです。
イタリアンモードを語るうえで外せない重要なジュエリーブランドであり、トレンドと伝統を融合させた上質なジュエリーを女性たちに提案し続けています。
ゾッカイの故郷ヴェネト州はイタリア屈指の職人都市
メイドイン・イタリーと聞けば、反射的に品質の高さや優れたデザインといったプラスイメージが思い浮かびます。
イタリアのモノづくりには「安売り競争よそにまかせよう」「自分たちは真に価値あるものを作る」「決して大量生産に陥らず品質重視」という考え方が根底にあります。
それは地域と密着なつながりを持ち、かつ基本的に父親もしくは長男がリードする家族経営企業が多い事にも影響してるのでしょう。
またゾッカイが拠点とするヴェネト州は、もとは14世紀から18世紀にわたって強大な独立国家だったヴェネツィア共和国。
長く貴族社会が続いたこともあって、彼らのヴェネツィアに抱く誇りはイタリアに併合された現在も根強く残り続けています。
ヴェネツィア貴族の末裔たちこそが、ヴィチェンツァの宝飾産業をはじめとする職人産業を支えているのです。
また職人側も貴族階級の人々に敬意を持つ習慣を持ち続け、ふさわしいものを作ろうとする姿勢もまたモノづくりのクオリティを保持しているベースとなっています。
ゾッカイ人気ジュエリーコレクション
ピンク色のサンゴビーズが連なる「エスメラルダ」、カラーストーンをつなぎ合わせた「Pag Zoccai」など名作コレクションを数多く持つゾッカイ。
スタイリッシュな時計を制作していたこともありましたが、現在はジュエリー製作に専念しているようです。
ここでは、現在販売中のコレクションについてご紹介します。
アニマ Anima
「Anima=魂」のとおりにゾッカイのジュエリー製作の技術の粋が注ぎ込まれたジュエリーです。
特大パープルとグリーンのアメジスト、そしてピンククォーツのセンターには「魂」の象徴として大粒ダイヤモンドとパヴェダイヤのサークルで飾られています。
サンセット Sunset
カラーストーンと繊細なチェーンを組み合わせたカジュアルラインです。
ダマスク Damasco
精緻な模様をマザーオブパールに彫り込んだダマスクコレクション。
優美な白く柔らかいマザーオブパールの輝きはデイリーユースにも◎
ドーム Dome
ローマのシスティーナ礼拝堂からロシアの聖バジル大聖堂、インドのタージ・マハルほか世界の名だたる名建築のドームにインスピレーションを受けたコレクションです。
アクアマリン、ピンクと白のクォーツ、そしてアメジストを中心に展開されるこれらのジュエリーの見どころは、一見カボションカットに見えながら実は非常に細かく表面がカットされているところ。
輝きを増すために工夫され、特許を取得しているゾッカイオリジナルのカット技術です。
ミト Mito
イタリア語で「神話」を表すコレクションネームは、ギリシア神話に登場するミューズたちに触発されたことに由来します。
三日月形のダイヤモンドモチーフと、様々な色合いのクォーツやアメジストをゴールドチェーンでつないだ軽やかなジュエリーです。
スマイル Smile
グレー、ブラック、ブラウンなど様々な色合いのカラーダイヤモンドや、ルビー、サファイア、ツァボライトなどのカラーストーンとコードを組み合わせたカジュアルなコレクションです。
ヴェニス Venice
サンマルコ広場の尖塔はじめ、ヴェネツィア=ヴェニスの建築群にインスパイアされた造形的なジュエリーコレクションです。
着想から販売までに数年かけられたコレクションの中でも、必見は白蝶貝=マザーオブパールを使ったジュエリーです。
珍しい編み込んだように見える独特のカットは特許を取得しています。
ゾッカイのジュエリーを手に入れられる場所
ゾッカイのジュエリーを手に入れるには、「井筒屋小倉店(http://www.izutsuya.co.jp/storelist/kokura/floorguide/jewelrysalon/)」ほかデパートやホテル内の宝飾サロンで購入することができます。
Zoccai jewelry 公式サイト
https://www.z1839.it/(英語・イタリア語)
買取希望のお問い合わせは大歓迎です♪
リファスタ 買取専用フリーダイヤル:0120-954-679
モードとエレガントの融合を実現!
イタリア本国では、ゾッカイのジュエリーの写真を見ないファッション雑誌はないほど、人気のゾッカイ。
最近では、スイスのイタリア語圏であるティチーノ州きってのファッショナブルな街「Lugano」に出店し、多くの女性たちの目をショーウィンドウに惹きつけています。
1世以上にわたって受け継がれてきた伝統技術を駆使しながら、最新のトレンドを完璧に洗練させて見せるゾッカイ。
ゾッカイジュエリーは今後も注目です。
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