ドゥ・グリソゴノ/de GRISOGONO

セレブリティのためのジュエラー

ドゥ・グリソゴノのジュエリーをつけたナタリーポートマン

世界の王侯貴族や人気俳優・女優などトップセレブリティが注目するジュエリーブランドにスイスの「ドゥ・グリソゴノ」があります。

ドゥ・グリソゴノのブランドネームを聞くだけで、ジュエリーに興味のある人なら誰しもため息が出てしまうほど。

カンヌ国際映画祭を舞台にパーティを繰り広げ、出席したナタリー・ポートマンカーラ・デルヴィーニュたちがドゥ・グリソゴノのジュエリーを身に着けた姿は、長く人々に記憶されています。

なにしろハイジュエリーラインともなると億単位のプライスも珍しくないドゥ・グリソゴノのジュエリーは、オークションでも多くのビッダーが競い合う人気のコレクターアイテムでもあります。

なかでも最も話題をさらったジュエリーは、クリスティーズに出品された「Art of de GRISOGONO」です。

163.41カラット(原石404カラット)のダイヤモンドのネックレスの落札額はなんと33,500,000 スイス・フラン(約38億円)までアップしました。

このような限られた人々のためだけのハイジュエリーとともに、オーソドックスなジュエリー(それでも数百万円以上)、独特のデザインの時計をごく少数ロッドで生産し、ウオッチ・ジュエリーコレクターの熱い視線を集めています。

この記事ではスイスのラグジュアリージュエリーブランド、ドゥ・グリソゴノについてご紹介します。

ドゥ・グリソゴノのブランドヒストリー

カンヌ映画祭での創業者「Fawaz Gruosi」

ドゥ・グリソゴノの創業者「Fawaz Gruosi」は、レバノン出身フィレンツェ育ちのイタリア人です。

若き日のFawazの生活は冒険の連続でした。

当時の恋人との結婚のために高校生活をドロップアウトした後、家族のために見つけた仕事はフィレンツェの宝飾店です。

セールスとマネジメント両方の才能に恵まれていた彼は、その後ハリーウィンストンブルガリといった錚々たるブランドを渡り歩き、ついに1993年にジュネーブでドゥ・グリソゴノを立ち上げました。

ドゥ・グリソゴノの躍進の背景

創業当時のドゥ・グリソゴノの資本投資額は、ドゥ・グリソゴノのリングを買うにも満たない6万ドルという控えめなものでした。

ブランド躍進の基盤となったのが、サウジアラビアのコネクションによってドバイのモールにショップ出店したことです。

ドゥ・グリソゴノのジュエリーが中東の王族たちの間で評判となったことをきっかけになり、世界中のセレブ達にドゥ・グリソゴノの名前が知られるようになって、現在の地位を築くことになりました。

ドゥ・グリソゴノのファーストジュエリーは王妃のために

ドゥ・グリソゴノが最初に手掛けた記念すべきジュエリーは、世界で最も裕福な王族の王妃のために制作されました。

総資産50億ドルともいわれる、イスラム教イスマイル派(シーア派から分派)の九代教主「アガ・カーン4世」の元妻であり、ファッションモデル出身の「サリマー・アガ・カーン王妃」パールとダイヤモンドのイヤリングでした。

伝説のダイヤモンドネックレス「Art of de GRISOGONO」

アフリカのアラゴン・Lulo鉱山で採掘された404カラットのダイヤモンドからカットされた163.41カラットものエメラルドカットのダイヤモンドのネックレスです。

クリスティーズに出品された「Art of de GRISOGONO」は33,500,000 スイス・フラン(約38億円)で落札されました。

この落札額はクリスティーズのDカラーを持つダイヤモンドの最高落札額を更新しました。

ドゥ・グリソゴノのジュエリーコレクション

※写真はイメージです

オークションをにぎわせるビッグダイヤが話題先行しがちなドゥ・グリソゴノのジュエリーですが、その独創的なデザインとデザインを実現する確かなクラフトマンシップもまたコレクターたちの心をとらえる理由となっています。

またブラックダイヤモンド、アイシーダイヤモンド(半透明のダイヤモンド)など、ドゥ・グリソゴノはこれまでスポットライトを浴びてこなかった宝石たちの可能性も追及してきました。

ここでは数あるドゥ・グリソゴノのジュエリーの中でも日本で手に入れやすいコレクションをご紹介します。

「ALLEGRA アレグラ」

創業者の長女の名前にちなんだアレグラコレクションは、2003年発売以来最も有名なジュエリーコレクションとなっています。

最大の特徴は幾重にも重なるらせん構造で、リングとしても、またペンダントトップとしても使えます。

「CHIOCCIOLINA キオッチョリーナ」

貝やカタツムリを連想させる渦巻き状の不思議なジュエリーです。

サファイア、トルマリン、ツァボライト、ダイヤモンドまたはエメラルドなどの宝石たちが、まるで守るように大粒のカラーストーンを抱きます。

ドロップ型にカットしてから表面にファセットカットを施した「ブリオレットカット」のカラーストーンを渦巻き状のモチーフで包んでいます。

「VORTICE ヴォルティチェ」

ゴールドとダイヤモンドを幾重ものスパイラルで一つのモチーフを形作ります。

モダンでシンプルなフォルムからデイリーユースが可能な人気コレクションです。

リングやペンダント、バングルなどがあります。

「CRAZYMALS クレイジーモルズ」

1001個の宝石でデコレーションされた、この上なく豪華なキャラクターモチーフのリングがクレイジーモルズです。

フラミンゴ、ヘビ、てんとう虫、ペンギン、ヒップホップパンダなどヨーロッパで人気のあるキャラクターが勢ぞろいしています。

2009年にはスーパーピッグ、クールベア、ファンキーモンキー、キスミーフロッグと並んで、7人の新しいキャラクターがついかされています。

※写真はイメージです

ドゥ・グリソゴノのウォッチコレクション

ドゥ・グリソゴノが世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼルワールド」に登場したのは2000年のことでした。

記念すべきファーストモデル「UNO」に始まり、ハイエンドモデルは8千万円を超える「グラッポリ」まで、ドゥ・グリソゴノはこれまでなかった独創的な腕時計コレクションを展開してきました。

最高品質の宝石をふんだんに使用した、自由な発想に満ちたドゥ・グリソゴノの時計は、世界最高水準の職人たちの手によってアート作品の域に達しているといえるほど。

ここでは代表的なモデルをご紹介します。

「NEW RETRO ニューレトロ」シリーズ

横長のスクエアフェイスに何カラットものダイヤモンドがあしらわれています。

時計制作技術の最高峰スケルトントゥールビヨンが外から見えるモデルも。

中心価格帯はスタンダードモデルが300万円台~、ハイエンドモデルが800万円台~になります。

「TONDO BY NIGHT トンド・バイ・ナイト」

イエロー、ピンク、 グリーンなどカラフルなモデルが揃うコレクションです。

特別に開発されたグラスファイバーを採用し昼と夜の太陽光のもとでは色が変わります。

スタンダードモデルが100万円台~、ハイエンドモデルが300万円台~になります。

「TINO ティノ」

スクエアフェイスの中に4と8だけが印字されたフェイスが印象的です。

水滴がついているようなドゥ・グリソゴノ独特のガルーシャストラップが採用されています。

スタンダードモデルが300万円台~、ハイエンドモデルが1200万円台~になります。

「ALLEGRA アレグラ」

細いレザーストラップが束ねられたドゥ・グリソゴノ独特のレザーベルトの腕時計です。

ベルトにはホワイトダイヤモンドをセットしたピンクゴールドのコードを一本からめてあるハイエンドタイプはフェミニンな印象を強めています。

スタンダードモデルが30万円台~、ハイエンドモデルが1100万円台~になります。

ドゥ・グリソゴノのジュエリー・時計を手に入れられる場所

現在ドゥ・グリソゴノの日本代理店は、ジャスダック上場企業「株式会社ムラキ」です。

同社の直販店や、東京タカシマヤ ウオッチメゾンほか国内主要都市にあるデパートやホテル内の宝飾サロンで購入することができます。

ドゥ・グリソゴノ 公式サイト

https://degrisogono.com/

株式会社ムラキ 公式サイト

https://www.muraki-ltd.co.jp/

買取希望のお問い合わせは大歓迎です♪

リファスタ 買取専用フリーダイヤル:0120-954-679

コレクターズアイテムとしてのジュエリーの価値を教えてくれるドゥ・グリソゴノ

かつて2010年代の初めには、東京ペニンシュラホテルのテナントだったドゥ・グリソゴノ。

当時はファッション誌ほか様々なメディアで紹介されたため、多くの人にその名が記憶されています。

現在も押しも押されぬビッグジュエリーブランドとしての今なお飛躍を続けるドゥ・グリソゴノですが、時の経過ともに変化は訪れます。

2019年初頭のビッグニュースは、ドゥ・グリソゴノの求心力であり続けた創業者Fawazが同ブランドを去ったことです。

今後はスイスを拠点とし、二人の娘アレグラとヴィオレッタと過ごす時間を考えているとのこと。

ドゥ・グリソゴノのジュエリーが教えてくれたこと。

それは時を経ても変わらずに永久的な価値を持つジュエリーには、いつの時代にも評価されるに値する宝石、そしてデザインが必要不可欠だということを私たちに教えてくれます。

実際に所有することは並大抵のことではありませんが、目にするだけでも「美しいものに触れた」という深い満足を与えてくれる稀有なブランドです。


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