ライトボックスが目指すのは「女性が気軽に買える」ダイヤモンド!

※写真はイメージです

今回ご紹介する「ライトボックス/Lightbox」は、

もっと気軽に楽しめるダイヤモンドを!

というコンセプトでスタートしたデビアス社による合成ダイヤジュエリーブランドです。

ダイヤモンド市場に君臨してきたデビアス社は、天然ダイヤと変わらない化学組成、美しさを持つ合成ダイヤの登場により、新しいダイヤの楽しみ方を消費者に提案しているのです。

もっとも合成ダイヤジュエリーブランドの中には、ブライダルジュエリーのセンターストーンにふさわしい品質を持つ合成ダイヤを追求するブランドもあります。

ライトボックスが目指すのは、あくまでも女性たちが気軽に楽しむダイヤモンド。

婚約指輪には天然ダイヤが欲しいけれど、自分で買うダイヤモンドジュエリーは合成で十分

そんなわがままな女性たちの希望を叶えるために生まれたブランドなのです。

ダイヤモンドは女性の肌の上でこそ輝くもの。

クローゼットにしまい込んだままではダイヤモンドを持つ意味がありません。

この記事では合成ダイヤブームの火付け役となった「ライトボックス」についてご紹介します。

ライトボックスブランドの背景

※写真はイメージです

おそらく多くの日本の女性が初めて手にする本格的なジュエリーといえば婚約指輪・エンゲージリングでしょう。

そして日本では「プラチナ×ダイヤモンド」の組み合わせが定番となってきました。

この日本のブライダルジュエリーに対する固定観念の仕掛人こそデビアス社です。

長くダイヤモンド業界に君臨してきたデビアス社がなぜ合成ダイヤモンド事業をスタートさせたのか?

ここではライトボックスブランド誕生の背景についてまとめてみました。

親会社デビアスは世界最強のダイヤモンド企業

世界のダイヤモンド流通のコントローラーとして君臨してきたのがデビアス社です。

ダイヤモンド鉱山を所有し、限られた「サイトホルダー」達に一切選ぶ自由を与えずにダイヤモンドを販売してきました。

しかし時代は変わり、かつてのダイヤモンド覇者デビアスも新興勢力にシェアを譲り、天然ダイヤと同じ物質といわざるを得ない「完成された」合成ダイヤの登場により大きな革新を遂げることを選択しました。

デビアスの巧みなイメージアップ戦略

これまでデビアス社は、

「ダイヤモンドは永遠に」
「スイートテンダイヤモンド」

などの魅力的な宣伝コピーや、映画産業を巻き込む巧みなコマーシャル戦術で世界の人々をダイヤモンドに夢中にさせてきました。

これこそデビアス社の成功の要因。

「婚約指輪=ダイヤモンド」というイメージは日本はじめ世界中の結婚前のカップルに定着。

多くの人々が婚約指輪にダイヤモンドを選ぶようになったほどの大成功をおさめました。

なぜ今デビアスは合成ダイヤを選んだのか?

現在合成ダイヤについて語ることは、

もはや「フェイク」「偽物」「模造品」がテーマではありません。

組成、工学、いかなる化学的アプローチをもってしても、最先端の技術が投入された合成ダイヤは

「天然ダイヤと同じ物質」

と認めざるを得ない域にまで到達しているからです。

デビアス社が合成ダイヤ市場に参入した理由もそこにあります。

希少価値の高い天然ダイヤは限られた機会もしくは人々をターゲットに。

一方短時間で生産できる合成ダイヤは日常的にダイヤを楽しむ方法として。

デビアスにとってライトボックス=合成ダイヤとは、自社商品のバリエーションを増やすこと。

そしてもうだれにも止められない中国合成ダイヤブームを逆手に取り、新たな顧客層獲得のチャンスへ転換すること。

この二つにほかなりません。

どのブランドよりも安価で気軽に楽しめる合成ダイヤジュエリーによって、紛争ダイヤモンドを嫌い「エシカル」「トレーサビリティ」なダイヤを欲しがる若い世代に新たな顧客層獲得を目指したのです。

ライトボックスの合成ダイヤモンドの特徴

※写真はイメージです

ライトボックスの合成ダイヤモンドはどのような特徴を持っているのでしょうか?

ここではライトボックスのダイヤそのものの特徴についてお伝えします。

ライトボックスのダイヤを作っているのは?

ライトボックスの合成ダイヤはデビアス傘下の英国「エレメントシックス」によってつくられています。

同社はすでに30年以上のキャリアを持つ合成ダイヤのトップ企業であり、長年培ってきた合成ダイヤモンド製造技術によってつくられています。

ライトボックスのダイヤ合成方法は「HPHT」

合成ダイヤの製造法には「CVD(化学蒸着)」「HPHT(高温高圧)」の二つの方法があります。

どちらの合成方法も、天然ダイヤと全く変わらない合成ダイヤを作ることができます。

ライトボックスの合成ダイヤはHPHT合成方法によってつくられています。

合成ダイヤの製造方法の詳細については過去コラムをご覧ください。

最終回:最新の合成ダイヤ事情!ここまで進んでいた合成ダイヤ技術進化!

天然ダイヤと合成ダイヤの違いは掘り出される場所のみ。

もはや「ニセモノのダイヤ」とは呼べず、アメリカの公正取引委員会のジュエリーガイドラインには天然ダイヤモンドと共通の特性を備えた「培養ダイヤモンド」として明記されるようになりました。

0.2カラット以上のダイヤにはレーザー刻印

ライトボックスのダイヤモンドには肉眼では見えないレーザー刻印が入ります。

ライトボックスのダイヤモンドにペーパーでの証明書は付属しませんが、この決して消すことが不可能な特殊な刻印によって容易に天然ダイヤと区別できるようになっています。

2019年現在合成ダイヤモンドを取り巻く現状とは?

香港、また中国河北省を中心とする合成ダイヤモンドメーカーの技術進歩は目覚ましく、合成ダイヤをめぐる論争はヒートアップする一方。

しかし売る側・カウ側両社にとって、合成ダイヤはジュエリーの可能性を広げる一つの転機といえます。

ここでは、2019年現段階での合成ダイヤを取り巻く現状についてQ&A形式でお伝えします。

現在合成ダイヤが抱える最も重要な課題は?

合成ダイヤジュエリー購入を検討している人たちにとって、最大の懸念は合成ダイヤを天然ダイヤとして購入してしまうことです。

天然ダイヤと区別がつかない合成ダイヤの登場以降、

「天然ダイヤと信じて買ったダイヤが実は合成ダイヤだったら」

という不安が人々の頭から消えることはありませんでした。

ダイヤモンドの合成が成功したことが問題ではなく、合成ダイヤが天然ダイヤに混入することが問題なのです。

実際アメリカの取引委員会の調査によると、8社もの(ライトボックスやスペンス以外)企業に合成ダイヤの販売時の説明に問題があった事が分かりました。

「天然ダイヤと区別ができない」合成ダイヤだからこそトレーサビリティの徹底は緊急の課題といえます。

今回ご紹介したライトボックスやスペンスダイヤモンドなどの企業のように、刻印や鑑別書(鑑定書・ソーティングレポート・グレーディングレポート)に明記する信頼できるブランドを選ぶべきといえます。

合成ダイヤと天然ダイヤは鑑別できる?

できます。

ライトボックスの場合はダイヤ(0.2カラット以上)にレーザー刻印を、スペンスはじめたブランドでは合成ダイヤであることを証明する鑑別書が付属します。

宝石質の合成ダイヤモンドが登場した1986年以来、GIAをはじめとする鑑定機関は合成ダイヤ鑑別技術をアップデートしてきました。

例えばGIAが開発した最新鋭合成ダイヤモンド選別機器「GIA iD100」では、「CVD」「HPHT」合成ダイヤ両方に対応しています。

またメレダイヤと呼ばれる0.005~0.25カラットの小さなダイヤは、通常「パーセル」と呼ばれる紙の袋に入っていますが、パーセルに入ったままの状態で選別することも可能なのです。

実は合成ダイヤの混入が問題となっているケースの多くはこのメレダイヤ。

このように小さなメレダイヤにおいても天然・合成の判別は可能です。

ライトボックス以外の合成ダイヤジュエリーブランド

国内では京都の老舗宝飾「株式会社今与」がプロデュースする「SHINCA」が合成ダイヤモンドブランド第一号となりました。

また、2018年から東武百貨店池袋本店では1階「アフリカダイヤモンド(AFRICA DIAMOND)」で0.2~2カラットまでを販売しています。

ダイヤモンド提供企業としては「Pure Diamond」があります。

国外では英国王室メーガン妃のお気に入り「Kimai」「ラーク&ベリー」ほか「イノセント・ストーン」「テイラー&ハート」「クールべ」などすでにファッション誌常連のブランドが数多くあります。

その他合成ダイヤモンドルース販売企業にはレオナルドディカプリオ他セレブが出資している「ダイヤモンド・ファウンドリー」「GOGREEN DIAMONDS」「ZS TECHNOLOGY」など、大規模展示会に出展企業だけでも数十~数百社に上ります。

合成ダイヤと天然ダイヤの違いはもうない?

違いはあります。

「炭素の単結晶」というダイヤモンドの化学組成、屈折率、その他すべてダイヤモンドの特性と一致する合成ダイヤ。

それでも両者には宝石としての価値とは異なる次元の厳然とした「違い」があります。

物質上の特性すべてが一致しながらも、地球がダイヤモンドをはぐんだ歴史の中で残した「証」「しるし」が存在します。

たとえばダイヤモンドの結晶中には多くの場合微量の「塩水」が含まれています。

この謎は長年関係者・研究者たちの間で議論の的となってきました。

2019年に入ってようやく謎を解くヒントが自然科学メディアのトップ3のひとつ「Science」のオープンアクセスサイト「Science Advances」上で発表されました。

https://advances.sciencemag.org/content/5/5/eaau2620

参考:Science Advances

「ダイヤモンドの中の塩水は太古の昔に海底に積もった堆積物の痕跡」という新しい説です。

研究が進むにつれてまだ多くのダイヤモンドに関する新しい発見が発表されることでしょう。

研究室で数週間で培養される合成ダイヤと地球内部のマントルの中で10億年単位の時を経て生成された天然ダイヤに、違いがないはずはないのです。

ライトボックスジュエリーコレクション

※写真はイメージです

すでにダイヤモンドを持っている人の多くが、結婚式などの限られたフォーマルシーンでの利用にとどまっています。

中には「結婚後に婚約指輪をはめたことは一度もない」という人も。

ライトボックスのダイヤモンドジュエリーは「今を楽しむ」ために作られています。

ここではライトボックスのジュエリーコレクションの特徴についてご紹介します。

三つのダイヤモンドカラー

ライトボックスのダイヤモンドは、無色透明の「ホワイト」そして透き通った水色の「ブルー」赤みの強い「ピンク」のスリーカラーから選べます。

人気のピンクダイヤ、高額で知られるブルーダイヤを気軽に楽しむことができます。

10段階のカラット数

ライトボックスのダイヤモンドは、0.1~1カラットまで10段階から選べます。

0.25カラットずつサイズアップするごとに200ドルの計算ですから、1カラットのダイヤモンドが800ドルで購入できます。

ジュエリーベースの金属素材

ライトボックスのジュエリーのベースとなる貴金属には「イエロー」「ローズ」「ホワイト」の三種類の10Kゴールド、スターリングシルバー、高純度の金メッキから選べます。

豊富なデザイン

人気の高いハートカットのピンクダイヤのコレクション「ハートカット」、ひし形にセッティングしたブルーダイヤのコレクション「プリンセスロゴ」など、ふつうの女性がふつうに楽しめるシンプルなジュエリーデザインが揃います。

ライトボックスのジュエリーを手に入れられる場所

※写真はイメージです

残念ながら2019年現在、日本にはライトボックスの店舗はまだありません。

ライトボックスのジュエリーについてもっと知りたいと思ったら、ライトボックスの公式サイトで実際に販売されているジュエリーを閲覧・購入することが可能です。

公式サイト:https://lightboxjewelry.com/

Instagram:https://www.instagram.com/lightboxjewelry/?hl=en

Twitter:https://twitter.com/lightboxjewelry

ライトボックスは合成ダイヤの楽しみ方のお手本ブランド!

ダイヤモンドの魅力はその輝きと美しさ。

ゴールド、プラチナ、すべての貴金属ベースによくマッチし、ダイヤモンドが持つ無色透明の光はすべての女性によく似合います。

このオールマイティな宝石であるダイヤモンドを、

もっと気軽に日常の暮らしの中で楽しんでほしい。

永遠の愛の証としてのエンゲージリングやマリッジリングは

希少価値の高い天然ダイヤでなければ満足できない女性たちにこそ選んでほしい。

ライトボックスが目指すゴールはおそらくそこにあるのでしょう。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください