カンタメッサ/Cantamessa

カンタメッサはイタリアが誇るオートクチュールジュエラー

※写真はイメージです

「カンタメッサ/Cantamessa」は1938年にイタリア宝飾産業の聖地ヴァレンツァに創立されたオートクチュールジュエリー・メゾンです。

日本国内においても、高級時計やジュエリーの輸入代理店「大沢商会」で取り扱いがあったことから、ブランド名に見覚えのある方は多いのではないでしょうか。

きらめく大粒のダイヤモンドやカラーストーンと、精巧なパヴェセッティングダイヤと組み合わせたゴージャスさこそカンタメッサジュエリーの最大の特色です。

それでいながらカエルトカゲタコクラゲなどのどのブランドにもないアニマルモチーフを好んで使用しています。

途方もなく贅沢な素材を駆使しながら、遊び心あるジュエリーを世界最高レベルの宝飾技術で制作するカンタメッサは、クリスティーズと並ぶ世界2大オークションサザビーズに世界のトップテンブランドに選ばれたことも。

この記事では独創性あふれる豪華ジュエリーブランド「カンタメッサ/Cantamessa」についてご紹介します。

ブランドヒストリー

※写真はイメージです

サザビーズにも認められたイタリアを代表するジュエラーであるカンタメッサは、どのような歴史を歩んできたのでしょうか?

ここではカンタメッサのブランドヒストリーについてご紹介します。

1938年イタリアで創業

1938年(1939年との説もあり)イタリア北部にある宝飾産業の中心地ヴァレンツァで兄弟で創業。

ブルガリカルティエ他有名ブランドのジュエリー製作を多く手掛けた。

同時にカンタメッサ名義による非常に贅沢に宝石類を配した個性的な作品を多く発表。

ヨーロッパのロイヤルファミリーの目に留まり、ジュエリーの注文もこなすように。

1950年代エナメルジュエリーでブレイク

1950年代から60年代にかけてはフェイクストーンやエナメル加工を駆使したコスチュームジュエリーが大流行した時期。

カンタメッサはこのトレンドに乗り、コスチュームジュエリー同様にエナメルワークをデザインに取り入れて大ヒット。
このヒットにより、カンタメッサは人気ジュエラーの仲間入りを果たした。

2000年サザビーズに世界10大ジュエラーとして紹介される

ミレニアムを記念して2000年ジュネーブを皮切りに開催されたサザビーズの現代ジュエリーコレクションにカンタメッサも参加。

オークションカタログ「Au Courant」にて最も注目すべき世界の10大ブランドに選ばれる。

この時日本からは芦屋発ジュエリーブランド「ギメル」も同じく選出された。

▼過去コラム▼

ギメル[gimel]

https://kinkaimasu.jp/brand/column/gimel/

2014年アメリカ進出

オデッサの貴族出身「Robert Kheit」がカンタメッサの経営を引き継ぐ。

1939年の創業時から関わってきたブルガリとカルティエの下請けから手を引き、カンタメッサオリジナルジュエリーの政策に専念することに。

現在はオートクチュールジュエリーを中心としているが(指輪ひとつの製作期間は約2ヶ月半)、プロモーションを兼ねて2015年には人気ダンサーの「Maksim Chmerko Vskiy」と共同でシルバーメンズジュエリーコレクションを発表。

ジュエリーコレクション

ラグジュアリージュエリーを絵にかいたようなカンタメッサは、かつてブルガリやカルティエのジュエリー製作を手掛けたこともあり、名だたる一流ジュエラーも一目を置く存在です。

欧米各国の女優や俳優といったセレブにもカンタメッサのファンは多いといわれますが、基本的にはカンタメッサはモナコのキャロライン王女ほかロイヤルファミリーを顧客に持つオートクチュールジュエラーです。

一時期ヨーロッパ、アメリカ、日本で積極的にプロモーションを行っていた時期以外をのぞけば、大規模な小売り販売はほとんどありません。

各国の一流宝飾店のショーケースに時折カンタメッサのジュエリーとの幸運な出会いを期待するしかないでしょう。

ここでは、カンタメッサを代表するジュエリーについてご紹介します。

アニマルモチーフのリング

ダイヤモンドやルビー、エメラルドを多用したカエルモチーフのリング。

ブラックダイヤとホワイトダイヤのパヴェセッティングによるタコモチーフのリング。

奇怪とも思える生き物たちもカンタメッサの手にかかれば、豪華なジュエリーに。

ドーム型のリング

ドームを指に背負わせるような奇抜なリングは、カンタメッサでなければ出会えないデザインです。

ダイヤモンドでぎっしりと埋め尽くされたドームは遠目から見ればダイヤモンドのカプセルのよう。

「ローマ帝国コレクション Roman Imperial Collection」

2014年に販売されたメンズジュエリーコレクション。

カンタメッサと、プロのダンサー兼起業家であるMaksim Chmerko Vskiyとのコラボレーションによるこのコレクションは、名前通りに古代ローマ時代の芸術からインスピレーションを得ています。

紋章デザイン、円筒形ビーズなどのを組み合わせたブレスレットほかのシルバージュエリーは大人のメンズジュエリーとして大いに称賛を受けました。

カンタメッサの2014年NYで開かれたフェアに出席したMaksim Chmerkovskiy

カンタメッサのジュエリーを手に入れられる場所

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残念ながら2019年現在、日本にはカンタメッサの店舗はまだありません。

カンタメッサのジュエリーについてもっと知りたいとおのぞみなら、現在のところはカンタメッサのTwitter発信に頼るほかありません(更新はストップしている様子)。

カンタメッサ 公式Twitter

https://twitter.com/cantamessaworld

98石のルビーで埋め尽くされたダイヤ型イヤリング!

2019年6月18日価格
275,926円(税抜)

芸術品と呼びたいカンタメッサジュエリー

※写真はイメージです

カンタメッサの信念は「宝石の光は、女性の美しさと個性を引き出す」というもの。

単年に最上の石を選び、イタリア最高ランクの職人たちの手によって生み出されるカンタメッサのジュエリーはジャクリーン・ケネディ・オナシスはじめ多くの大富豪たちに愛されてきました。

「ロイヤルファミリー御用達」「レッドカーペット専用」ジュエラーと聞けば手に届かない存在にも思えますが、かつてはカンタメッサは小売りに力を入れていたこともありました。

カンタメッサの持つ最大の強み、ゴージャスさとユニークさはどのジュエリーにも息づいています。

もし旅行先の宝石店、WEB上で偶然カンタメッサのジュエリーと出会うことができたら、そのアートともいうべきジュエリーを存分に楽しんでください。

買取希望のお問い合わせは大歓迎♪


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