円建て金価格予測
2020年が始まりました。今回は、今年の金の展望について記します。
この予想グラフを見れば、いろいろなことがあるということも話していきます。
下記が円建て価格の予測です。
横軸の日付は2019年12月13日から2020年の12月16日までになります。
このグラフによると、1973年ごろにつけた円建て金価格の最高値6500円程度を更新することになります。
今年はオリンピックイヤーでもありますが、金にとって最高の年になるということです。
そして、年末には緩やかに下がっていくことが予想されています。
また、年末から年初にかけての急騰はすでに織り込んでいると思われますので、買いで仕込む場合には2〜3月、4月くらいの安値を丹念に拾うことが重要になってくるでしょう。
そして、8月下旬から9月の上旬にかけて最高値を更新するということがおわかりになると思います。
ただし、現物の金を売却するか否かに関しては、2021年の価格予想次第の側面がありますが、現在の低金利状態がしばらく続くと予想されることから、金の価格は下がっても多くはなく、再び騰勢を強めることになると現時点で考えられます。
ただ、未来のことはわからないという前提条件になりますので、8〜9月にかけて再び重点的に解説していきます。
現時点では、最高値を更新して安くなれば再び買い増しになるであろうという見通しですが、この予測は変わる可能性もあるということです。
このグラフからわかること
このグラフからドル円レートがある程度読めてきます。
上記の円建てを下記のドル建てと並立して見ると、春にかけてドル建ては下がるのに対して、円建てはほぼ横ばいです。
これは円建ての計算式が
NY金価格÷311035×ドル円レート
になるのですから、ドル円レートが大きくなることを意味します。
つまり、春には例年円高になることが多いのですが、円安になるということです。
この上記の計算式を頭に入れておけば、日米の金価格の推移が大きく違うときはドル円レートが大きく動いているということになります。
ただ、6月くらいからの急騰は同時に上昇していますので、ドル円レートは動いていないと予測できます。
また、株価の上昇の要件とは、金利安に現状ではなっています。
つまり、金の価格が金利安から派生したものだと仮定すると、6月から株価も急騰するのであろうということも言えます。
ただし、この6月からの急騰が、地政学的な不安やインフレの場合などの場合には再考が必要となります。
そして、金の上昇や下落にはさまざまな理由で現時点で6月からの急騰の理由がわかっていないため何とも言えないということです。
こうやって見通しを考えていくと、2020年の金相場は上方向に明るいと言えるでしょう。
コメントを残す