モノグラム生誕100周年の限定ライン『セブンデザイナーズコレクション』

1996年、ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)のモノグラムは生誕100周年を迎え、世界7か国で記念式典が開催されました。

「セブンデザイナーズ」と称し、著名なデザイナーとのコラボレーションコレクションを発表したルイヴィトン。

選ばれし7人のデザイナーは、それぞれが個性とユーモアに溢れた作品を披露し、モノグラムの101年目のスタートを祝福したのです。

時に、世間を驚かせ、話題性に満ちた展開を見せるルイヴィトン。

自身の権威をアピールするだけではなく、和やかになれるラフなスタンスは、ルイヴィトンが得意とする「ファンとの距離の近さ」を象徴しているのでしょう。

マークジェイコブスがコラボしたセブンデザイナーズについて

モノグラム生誕100周年を記念し、「セブンデザイナーズ」としてマークジェイコブスと共にコレクションデザインを手がけたのは、シビラ、マノロブラニク、アイザックミズラヒ、ロメオジリ、アズディンアライヤ、ヘルムートラング、ヴィヴィアンウエストウッドの7人。

7人のデザイナー達は、そのセンスとスタンスをモノグラムという共通点で豊かに表現し、100周年を祝い、自身のアピールをしました。

例えば、独創性で知られるシビラは、雨の日にバッグが濡れない傘付きバッグ、マノロブラニクは、自身のブランドシューズを収納できるシューズケース等。

「モノグラム」と言う共通点がある中、デザイナー独自の世界観で自身のブランドのファンのみならず、ルイヴィトンのファンも魅了したバラエティ豊かな「セブンデザイナーズ」のラインナップは、見事に世間の話題となりました。

ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)セブンデザイナーズコレクション

ルイヴィトン/LOUIS VUITTON・セブンデザイナーズコレクション・ロメオジリ・モノグラム100周年限定・M99029

7人のデザイナーが集結したモノグラム100周年コレクション。

それぞれが表現したアイテムは、日本国内でも限定発売されました。

販売数には、2～120個とばらつきがありますが、購買意欲を持ってブティックを訪れるファンは、やはり多かったようです。

独特のフォルムで話題になった、ロメオジリのワンショルダーバッグや、グラマラス感たっぷりのヒョウ柄×モノグラムのバッグなど、7人の個性は、全く異なるモノグラムを表現することに成功しました。

その中で、アイザックミズラヒの「ビニールトートバッグ」は、2018年のトレンドバッグとして近年再び話題となっています。

モノグラムキャンバス100周年で発表された限定ダミエライン

ルイヴィトン/LOUIS VUITTON・セブンデザイナーズコレクション・ダミエ・ポルトビエカルトクレディモネ・モノグラム生誕100周年限定・M99042

モノグラム生誕100周年を祝う特別なアイテムは、ダミエラインでも発表されました。

ノベルティや限定商品として、ダミエエベヌのプレジデント(トランクケース)や化粧ケース、財布、バッグがラインナップ。

財布に関しては、シリアルナンバー入りの限定感溢れるアイテム展開となり、気軽に限定商品を持てると大好評に。

バッグでは、ダミエ×ヌメ革のリュックサック「アルルカン(N99038)」や「コロンビーヌ(N99037)」が人気を集めています。

限定発売な上、時間の経過もあって、現在では希少性の高いアイテムばかりですが、中古市場での扱いがあるため、入手は可能です。

セブンデザイナーズは遊び心溢れる自由な発想がポイント

セブンデザイナーズコレクションは、デザイナー達の「祝福」「遊び」「コラボする喜び」等の思いが込められています。

コレクションを通して、一流デザイナーや、切磋琢磨するライバルたちへのメッセージを発信し、世間を楽しませる工夫を惜しまないルイヴィトン。

ブランドレベルで「楽しい」「嬉しい」「感謝」といった感情を表現することで、ルイヴィトンのアイテムを持つファンへも、ポジティブな感情を伝染させていく意図を感じます。

驕らず謙虚さを忘れない、素敵な魅力溢れるブランドとして、ルイヴィトンはこれからも成長を続けるのでしょう。

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