シャネル(CHANEL)のアイコンウォッチ『プルミエール』の魅力に迫る!
常にファッション業界の最先端を走り続けているシャネル(CHANEL。正式名称はCHANEL S.A あるいはシャネルS.A)。
これまで、チェーンバッグやリトル・ブラック・ドレス、Chanel N°5など、ブランド創立後早い時期から一流メゾンの頭角を現しました。
そんな一流メゾンのシャネルが1987年に万を期して発表したモデルが、女性専用時計の『プルミエール(premiere)』です。
今回はそんな『プルミエール』の歴史と魅力についてお伝えしたいと思います。
目次
シャネルの最初の時計『プルミエール』
高級時計も有名なハイジュエリーブランドと言えば、皆さんどのようなブランドを思い浮かべるでしょうか?
TIFFANY&Co,、HERMES、Cartier、Chopard、PIAGET、BVLGARI、CHANEL etc…といろいろ思いつくかと思いますが、シャネルの時計業界への参入の歴史は思ったよりも浅く、1980年代となります。
ティファニーの時計業界への参画は1837年と非常に古く、古参メーカーに負けないほどの歴史を持っており、当時の懐中時計は今でも非常に高額で取引されております。
エルメスも1920年頃には時計制作をしておりました。
カルティエはそもそも腕時計自体を最初に制作したブランドです(その際制作されたのがサントスです)。
ピアジェも今でこそ名高いハイジュエリーブランドですが、もともとは時計工房からスタートしたブランドです。
これらのライバルハイジュエリーブランドの時計はこのように圧倒的な歴史を持っておりますし、さらにスイス製高級時計ブランドが幅をきかせていたのですから、一流メゾンであるシャネルあっても、参入は容易ではなかったのでしょう。
1987年、シャネルが満を持して発表したモデルが『プルミエール』となります。
『プルミエール(Première)』はフランス語で『第一の』、『最初の』などを意味し、シャネルの腕時計にかける思いの強さがよく伝わります。
四角に見えるこの形は実は八角形で『パリのヴァンドーム広場』からインスパイアされて制作したものだそうです。
『Chanel N°5』のボトルストッパーの形状も同じ形をしており、シャネルのアイコンであると一目でわかるケース形状です。
ブレスレットは当時にしては珍しい金属と革とを編み込んだデザインのもの。
しかしこれも皆さんご存知の通り、あの定番2.55ラインのチェーンバッグ『マトラッセ』のチェーンと同様のデザインとなっております。
腕時計としての機能性や技術の素晴らしさではなく、『シャネルらしさ』を全面に押し出すことで、30年経っても定番と言えるほどのアイコンウォッチを作り出したのです。
プルミエールの魅力は、シャネルの信念である無駄なものを削ぎ落としたデザインと、やはりジュエリーのような美しさでしょう。
インデックスさえも省いた黒のシンプルな文字盤にエメラルドカットのようにカッティングされたサファイヤクリスタルをはめることで、まるで宝石のような本体を作り上げました。
ブレスレットも堅牢なステンレスブレスではなく、落ち着いた革ベルトでもなく、あえてジュエリーのようなブレスレットにすることで、本体と合わせて文字通りジュエリーのような時計を作り出したのです。
1980年代~1990年代は特に、日本の景気の良さも相まって非常に人気のある時計の1本となりました。
プルミエールの種類
1987年に誕生したプルミエールですが、現在は大きく分類して4つの種類に分かれております。
こちらでは、それぞれの特徴をご説明します。
『プルミエール ミニ』
プルミエールの中でも一番小さなタイプで、現行品はすべてダイヤをあしらったドレッシーなモデルです。
特にケースの周りにブリリアントカットダイヤを贅沢に使ったモデルは、ジーンズ+Tシャツのようなカジュアルスタイルであってもワンランク上に見せてくれます。
「ダイヤがついているとお気に入りの服に引っかかってしまうかも…」と思う方も大丈夫。
シャネルの時計にセッティングされているダイヤは、極小の留め具で留めているので、ダイヤ部分を指でなぞってみると全く引っかかりません。
もともと服やバッグなど幅広い女性ファッションを手がけていたシャネルですから、それらを傷つけないよう配慮しているのでしょう。セッティング技術の高さにハイジュエリーブランドとしての本気度を感じます。
『プルミエール ロック』
マトラッセのような革とステンレススチールを編み込んだブレスがこちらのタイプとなります。
定番カラーはステンレススチールと黒の配色、ステンレススチールとゴールドファブリックの配色となっておりますので、90年代の金色と黒の配色が良いという方は迷わず状態の良い中古品を選びましょう。
また世界1000本限定として、革と文字盤がピンクやブルーでステンレススチールの女性らしい配色のプルミエールが発売されることもあるようです。
2016年には、マザーオブパール文字盤に、ピンクレザーあるいはターコイズレザーを編み込んだ3連のブレスレットの『プルミエール ロック ポップ』というモデルも発表され各雑誌などにも掲載されるほどの人気の高さでした。
『プルミエール チェーン』
ブレスレットが丸みを帯びたチェーンブレスレットとなっているモデルです。
定番カラーは、ステンレススチールと黒、ステンレススチールとマザーオブパール、ゴールドと黒、ベージュゴールドとマザーオブパールの4パターンで、それぞれスモールサイズとミディアムサイズが存在します。
「プルミエール ロック」は革が編み込まれているため利用していると汗などで革部分が劣化してきますが(シャネルで有償メンテナンス出来ます)、プルミエール チェーンは素材がステンレススチール、あるいはゴールド系なので、比較的デイリーユースに適しているとも言えます。
特にステンレススチール×黒のモデルはフェミニンな格好にはもちろん、オフィスカジュアルのようなジャケットスタイルにもキリッとした空気感を与えてくれそうなモデルです。
『プルミエール カメリア』
ココ・シャネルが愛したカメリアをモチーフとし、大粒のダイヤやバケットカットの色石などがあしらわれたとても贅沢なラインです。
こちらのラインのみ電池式の機構ではなく手巻きとなっており、中の機械が見える『スケルトン』や、複雑機構の1つである『トゥールビヨン』などが搭載されております。
『スケルトン』などの手巻きムーブメントはなんとシャネルの自社製で、『トゥールビヨン』はルノー・エ・パピ(APRP社)がシャネルのために作成した専用ムーブメントとなっており、大粒の宝石で彩られた見た目と相まって非常にスペシャルなモデルとなっております。
せっかくの腕時計、長く愛用するためのお手入れ方法
これまではプルミエールについてお伝えしてきました。
ここからはプルミエールを購入したい。あるいは購入しましたという方へ向けた内容となります。
せっかく買ったプルミエールですが、正しい使い方をしないと故障してしまう可能性があります。
ここでは時計のお手入れ方法やメンテナンスについて説明いたします。
電池が切れた際には速やかに交換する
プルミエールは特定のハイクラスウォッチ以外クォーツムーブメント(電池式)時計となります。
電池式時計だと原則的に時間の調整がほぼいりませんし、なんといっても電池が切れるまで止まらない点が非常に魅力的なので、この点もプルミエールが女性に人気が高い理由となります。
しかしながら電池が切れてしまった時計は、皆様どのように保管しておりますか?
「いつも使っているから電池が切れたらすぐに交換する」という方は大正解です。
しかし、「他にもいろいろ使っているからプルミエールはちょっとお休みさせたいな」と思っていらっしゃる方は、せめて休ませる前にCHANELブティックや百貨店で電池を外していただきましょう。
電池切れをそのまま放置しておくと、電池から液漏れし、最悪電池を交換したとしても時計自体が動かなくなってしまうことがあります。
普段の時計のお手入れ方法
普段時計を使った後、汗や皮脂汚れをそのままにしておくのは時計の素材を痛める原因になります。
乾いた布などで優しく拭いてあげましょう。
時計の点検頻度について
ピアノは日々使っていてもいなくても1年に1回調律が必要となるように、腕時計も使っていると機械が劣化する可能性がありますので良い状態を保つために点検が必要となります。
また、防水性能については使っていてもいなくても劣化するため定期的な点検が必要です。
よく、「クォーツ時計は点検が不要である」と言われておりますが、それは間違いで、本来はどのような時計であっても点検やメンテナンスは必要なのです。
しかしながら安価な時計の場合は、点検・メンテナンスするよりは買い替えてしまったほうが安いことや、そもそもメンテナンス体制が整っていないので、特に安価なクォーツ時計ではそのように言われております。
シャネルに関しましては、当然メンテナンス体制がしっかりしているブランドですし、プルミエールは安価なモデルであっても現時点で40万以上もする高級時計です。
防水性能点検は公式推奨の2年に1回程度、それ以外の点検は公式推奨の4~5年に1回程度は行うようにしましょう。
気に入った1本は見つかりましたか?
今回はシャネルのプルミエールを紹介いたしました。
1987年から30年以上の歴史があるプルミエールですので、現行品はもちろん、現行品以外にも素敵な限定デザインなどが揃っております。
CHANELらしい、シンプルかつラグジュアリーなデザインは、シャネルのジュエリーとはもちろん、他のジュエリーとも非常に相性が良いと思います。
是非あなたのお気に入りの1本を見つけてくださいね。
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