ストリートなルイヴィトン「モノグラムグラフィティ」
ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)の定番素材、モノグラムにグラフィティ(落書き)を乗せた、アバンギャルドな『モノグラムグラフィティ』は、スティーブン・スプラウスとマーク・ジェイコブスのコラボで誕生しました。
2001年、2009年に展開された後は人気が落ち着いていたラインですが、ストリートファッションの流行で再注目されています。
この記事ではモノグラムグラフィティの定番バッグ、小物などのアイテムや、デザイナーについてご紹介します
目次
モノグラムグラフィティのご紹介
『モノグラムグラフィティ』とは?
2001年春夏コレクションで発表されたルイヴィトンの『モノグラムグラフィティ』をご紹介します。
80年代の音楽シーンに影響を与えたアーティスト「スティーブン・スプラウス」と、1998年にルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターに就任したデザイナー「マーク・ジェイコブス」のコラボレーションで生まれたラインです。
最大の特徴は、街にある”落書き”のような、独特のフォントでアイテムを埋め尽くしていることです。
長い歴史を持つ「モノグラム」の上にグラフィティを施したデザインは、ルイヴィトンのファンだけでなく、ファッション業界全体に衝撃を与えて、大きな話題となりました。
伝統だけに頼らず常に革新的であろうとするルイヴィトンの姿勢がうかがえます。
モノグラムグラフィティを作った2人のデザイナー
マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)
ニューヨーク生まれのデザイナー、マーク・ジェイコブス。
ニューヨークのデザインスクール卒業後、新人デザイナー賞を最年少で獲得するなど、目覚ましい活躍をしてきました。
1997年、アパレルへの参入を検討していたルイヴィトンは、マークをデザイナーに抜擢します。
マークがルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターに就任すると、1998年にレディースのプレタポルテを、2000年にメンズのプレタポルテをスタートさせます。
バッグを主軸にしていたルイヴィトンが、アパレルを含めた”総合的なファッションブランド”へと成長できたのは、マークの貢献あってこそだと言われています。
マークは、プレタポルテ以外でも素晴らしいデザインを発表してきました。特に村上隆、草間彌生、リチャード・プリンスなど、世界的な芸術家とコラボレーションしたラインが有名です。
その中の一つが「ルイヴィトン×スティーブン・スプラウス」であり、『モノグラムグラフィティ』と呼ばれる当ラインです。
女優シャルロット・ゲンズブールの家にある”落書きされたルイヴィトンのトランク”に着想を得たマークは、友人スティーブン・スプラウスにグラフィティのデザインを依頼しました。
スティーブン・スプラウス(Stephen Sprouse)
1953年、オハイオ州に生まれたスティーブン・スプラウス(ステファン・スプロウズ)は、幼い頃から芸術的才能を持っていました。
デザイナーを目指してニューヨークへと旅立ったスティーブンは、ファッションエディターやブランドの手伝いをしながら経験を重ねます。
1983年に初めてコレクションを発表。
素材に最高級品をセレクトする”アップタウン”的要素と、パンク等のカウンターカルチャーを反映させた”ダウンタウン”的要素、この2つをミックスしたスタイルは革新的でした。
バンド「ブロンディ」のボーカル・デボラハリーをはじめとした、多くのアーティストの衣装を手がけ、音楽シーンにも影響を与えました。
スティーブンの長年のファンであり友人でもある「マーク・ジェイコブス」からのオファーで、『モノグラムグラフィティ』が誕生。2001年に発表されると圧倒的人気を博します。
2004年、スティーブン・スプラウスは肺がんで亡くなりました。
2009年にスティーブンの回顧展が開催されるにあたり、オマージュとして、マーク・ジェイコブスはモノグラムグラフィティを復活。
新たなカラーとアイテムを発表しました。
ストリートファッションの流行で再注目
ルイヴィトンに新たな風を吹き込んだ『モノグラムグラフィティ』は、2001年・2009年の展開後、一度は流行が落ち着いていたラインです。
しかし近年”ストリートファッション”がトレンドになっていることに伴い、発売当時の流行を知らなかった若い世代からも、一度手放してしまったタイムリーな世代にも、再び『モノグラムグラフィティ』が注目されています。
モノグラムグラフィティの定番バッグ
モノグラムグラフィティで展開されている、ルイヴィトンの定番バッグをご紹介します。
キーポル50
【50×29×23cm】
ルイヴィトンのボストンバッグの代名詞的存在である「キーポル」に、インパクトのあるグラフィティをプリントしています。
2〜3泊の旅行や、飛行機の機内持ち込み荷物にもおすすめです。
素材:モノグラムキャンバス
展開カラー:フューシャ(ピンク)、オランジュ(オレンジ)、ヴェール(緑) など
スピーディ30
【30×21×17cm】
タウンユースにぴったりなバッグ「スピーディ」のモノグラムグラフィティです。程よい大きさと使いやすさも兼ね備えています。
素材:モノグラムキャンバス
展開カラー:フューシャ、オランジュ、ヴェール など
アルマ
PM【25×13×9.5cm】、MM【36×28×17cm】
1930年代にガストン・ルイ・ヴィトンによってデザインされたバッグ「アルマ」です。
大きめのファスナー持ち手と、LVロゴの底鋲がアクセントになっています。
クラシカルさが特徴のアルマも、モノグラムグラフィティでは遊び心溢れるデザインに。
PM、MMの2サイズ展開です。
素材:カーフ(ホワイト)
展開カラー:ベージュ、ブラック
ネヴァーフルGM
【39×32×19cm】
使いやすさで圧倒的人気のトートバッグ「ネヴァーフル」でも展開されています。ライニング(内側)もオシャレです。
素材:モノグラムキャンバス
展開カラー:フューシャ、オランジュ、ヴェール
ポシェットアクセソワール
【21×12.5×4cm】
取り外し可能なストラップが付いたポーチ「ポシェットアクセソワール」です。
コスメポーチやバッグインバッグにもお使いいただけます。
素材:モノグラムキャンバス
展開カラー:シルバー、ピーチ、カーキ など
モノグラムグラフィティのおすすめカラー
ヴェール
インパクト重視の方におすすめのカラーは、鮮やかな蛍光色のヴェール(緑)。
ストリートテイストを取り入れたい時にもぴったりで、コーディネートの主役になってくれそうです。
フューシャ
モノグラムグラフィティの中でも、特に女性に人気の色がフューシャ(ピンク)。
フェミニンな可愛らしさが魅力的です。
ピーチ
少し暗めのピンク色・ピーチは、目立ちすぎず大人っぽい雰囲気。
派手すぎない色合いがお好みの方におすすめです。
モノグラムグラフィティの小物、アパレル
モノグラムグラフィティで展開されたお財布や小物、アパレルアイテムをご紹介します。
ジッピーウォレット
【19.5×10cm】
定番人気の「ジッピーウォレット」は、3面ファスナーが特徴のお財布です。
モノグラムグラフィティのビビッドなカラーリングも、お財布なら気軽に挑戦できそうですね。
ファスナー式コインケースやコンパートメントを備え、コンパクトながら収納力抜群です。
素材:モノグラムキャンバス
展開カラー:フューシャ、オランジュ、ヴェール
ポルトモネクレディ
【18.5×10.5cm】
2つ折りの長財布「ポルトモネクレディ」です。
こちらも定番人気のお財布ですが、モノグラムグラフィティなら他の人とは違った個性を演出できそう。
男女兼用でお使いいただける色合いも嬉しいポイントです。
素材:モノグラムキャンバス
展開カラー:シルバー、ピーチ、カーキ
ジッピーコインパース
【11×8.5×2cm】
3面ファスナー開閉式のコインケース「ジッピーコインパース」です。
4枚のカードスロット付きで、便利にお使いいただけます。
通常のモノグラム柄の長財布と一緒に使っても素敵ですね。
小さめバッグ用のミニ財布としてもおすすめです。
素材:モノグラムキャンバス
展開カラー:フューシャ、オランジュ、ヴェール
パレオ(ショール・ストール)
【66×190cm】
モノグラム柄にグラフィティをプリントした、他にない個性的なデザインのショール(ストール)です。
暗くなりがちな冬の装いのアクセントにおすすめです。
展開カラー:ヴェール
スカーフ
【48×48cm】
長辺を囲うようにグラフィティがプリントされたスカーフです。
お手持ちのバッグのハンドルに結んでもお洒落です。スカーフを使ったヘアアレンジにも。
展開カラー:フューシャ、ヴェール
Tシャツ
お洋服全体にプリントが施された、モノグラムグラフィティの半袖Tシャツです。
ストリート系コーディネートにぴったりで、シンプルなジーンズ等も良く合います。
素材:コットン50% モダール50%
展開カラー:フューシャ、オランジュ、ヴェール
個性的なデザインが特徴
ルイヴィトンの伝統的な素材・モノグラムの上に、落書き(グラフィティ)をプリントするという、斬新な発想で衝撃を与えたライン『モノグラムグラフィティ』をご紹介しました。
ステレオタイプなイメージを持たれがちなルイヴィトンにおいて、自らの殻を破るかのように展開された『モノグラムグラフィティ』は、近年のストリートファッションの隆盛によって、再び注目されているラインでもあります。
ストリートテイストを取り入れてみたい方や、他の人とはちょっと違ったモノグラム柄のアイテムをお探しの方におすすめです。
また、『モノグラムグラフィティ』の多くは女性用アイテムとして展開されていますが、男女問わずお使いいただけるカラーやアイテムがあります。
普段はストリートブランドを好んで身に着けているという男性にも、是非チェックしてほしいルイヴィトンのラインです!
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