切り替え自在なルイヴィトンのハンド&ショルダーバッグ「ポンヌフ」
ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)のモノグラムラインに新たに加わったのが2010年発表の新ライン、「モノグラム・アンプラント」です。
独特の模様を刻むモノグラムは女性に好まれるラインだったのに対して、フランス語で「刻印」を示すアンプラントのシックで男女問わず使える見た目と質感の上質さを特徴とするデザインでしょう。
今回ご紹介するのは、ルイヴィトンのモデル「ポンヌフ」の次世代モデルとして登場した新型「ポンヌフMM」(M41748)です。旧型はエピライン(M52772)で1990年代に販売されてすでに廃盤となりましたが、2010年後半には新型「ポンヌフMM」が「ポンヌフ」の代名詞となっています。
すでに「ポンヌフMM」の公式販売は終了しているのですが、大きさが余裕を持って作られているなど利便性が高く、現在でもさまざまな場面でハンドバッグやショルダーバッグとして利用されています。そのため、流行に関係なく多くの女性から好評を得ています。
この記事ではモノグラムラインの新しい時代ともいえるアンプラントの「ポンヌフMM」の特徴やその魅力についてご紹介します。
目次
手頃なサイズのハンドバッグ「ポンヌフMM」(M41748)
フランス語で「新しい橋」を意味するポンヌフは、スティーマー・バッグルイヴィトンのバッグでエレガントな印象を与えます。扱いやすいサイズ設計がされているため、ちょうど長財布や大きめのポーチを入れて持ち運びできるハンドバッグです。
子どものいる方であれば、行事やフォーマルなイベントにも対応できるデザインで、ちょっとした荷物であれば詰め込めるだけの容量を備えているバッグサイズがとても使いやすいのが魅力です。
3種類のサイズが異なる「ポンヌフ」シリーズ
「ポンヌフ」は旧型を除けば、新型の3種類に大きく分かれます。
バッグのサイズも同様にして、旧型「エピ・ポンヌフ」(M52772)からデザインが一新された際に、リサイズされています。
5センチほど横幅・高さが伸長した「ポンヌフMM」(M41748・M41749)や色違いでベージュの「ポンヌフMM」(M41750)、1サイズ小さい「ポンヌフミニ」(M41743)、MMより少し大きい赤色が特徴の「ポンヌフGM」(M42949)などがあります。
※旧型の「エピ・ポンヌフ」(M52772)のサイズは、幅22×高さ25×奥行13(cm)です。新型はそれぞれ「ポンヌフMM」(M41750)幅30.5×高さ26×奥行12.5(cm)、「ポンヌフミニ」(M41743)幅20.5×高さ18×奥行6.5(cm)、「ポンヌフGM」(M42949)幅35×高さ29×奥行15(cm)です。
特に「ポンヌフMM」(M41748)のラインで使われているアンプラントは元々、男女の区別なく使えるデザインとしても注目を集めたことから、年代や使用者の性別だけでなく、使える場面も多彩と利便性の高さが普段使いのバッグとして愛用できるでしょう。
廃盤の旧型ポンヌフがいまだに人気?
旧型の「エピ・ポンヌフ」(M52772)は広く人気があるわけではなく、実際に若年層には古い商品として認識される傾向にあります。
しかし、中年層の女性には、流行や人気に左右されないポンヌフの良さやオンリーワンなアイテムとしての価値に気づいて使っている方も少なくないのです。
新型の「ポンヌフMM」(M41748)は、すでに公式ショップから姿は消したものの買取ブランドショップや通販では現在でも人気のルイヴィトン・バッグです。
ではなぜ「ポンヌフ」は新旧でこれほどまでの人気を集めているのでしょうか。4つの特徴に関連して紹介しますね。
新型「ポンヌフ」の4つの特徴
台形フォルム
ハンドバッグに馴染みの形状で、使いやすい横長の台形をしているのが新型「ポンヌフ」です。縦長バッグとは違って、ハンドルを外側に開くだけで中を簡単に確認できるところが嬉しいですね。
開けた時、四角の形状に開くのではなく、中央が広い楕円形に広がるので、中のものを取り出すときも不便が少ないのが特徴です。
内側と外側にはそれぞれポケットが存在し、内側は特に複数のポケットがあり、貴重品やハンカチ、ティッシュ、化粧ポーチなどを収納できるミニポケットになっているところも女性にとっては重要なポイントでしょう。
幅広のマチ
新型の「ポンヌフ」はどれも正面から見ると長方形や台形のフォルムに見えますが、斜めや横から見るとマチが広く取られた立体的な構造をしているのが分かります。これにより、床やテーブルの上にバッグを置いたときにしおれず、形を維持したままバッグを置くことができるでしょう。
また、厚みのあるアイテムが必要なケースでは、女性なら生理用品や下着の換え、赤ちゃんがいればオムツなどを収納することもできます。
全体がマチの広い形で固定されているため、平らで薄いバッグを使用するときとは異なり、厚みのあるアイテムを入れたときにできる中央のふくらみや歪みバッグの外側に生じないのです。
荷物を詰め込んだときに「荷物入れとしては機能するけど、ファッションとしては不恰好になる」という事態を避けられるのは魅力的でしょう。
ファスナー式
バッグの開け閉めを担う部分は、大きく分けてファスナー式と巾着式、パック式などがあり、「ポンヌフ」は新旧のいずれも一番大きな中央の開け口に防犯性能に優れたファスナー式を採用しています。
貴重品や小物を入れた場合にしっかりとファスナーを閉めることで中のものを落とすなどのトラブルや事故を防ぐことも可能です。
また、バッグの開け口付近には、ルイヴィトンのロゴをあしらった文字刻まれているので、使うたびにロゴが目に入り、より身近にルイヴィトン製品を感じることができます。
しかも使うバッグが「ポンヌフMM」製品の場合は、いずれもモノグラム・アンプラントのラインであるため、モノグラムの家紋やL・Vマークがあり、バッグ全体からモノグラムラインとしての思い入れも強くなることでしょう。
2WAY式のハンドル・ストラップ
バッグにはハンドバッグとして作られると、それ以外の持ち方ができるバッグに出来ないという欠点があります。
これは旧型の「ポンヌフ」がハンドルだけ付いたバッグだったことで同じ欠点がありましたが、新型「ポンヌフ」では2WAYにすることで、ハンドルとショルダー掛け用のストラップ両方を利用できるバッグへと進化しています。
ストラップが付属することで、手持ちのハンドバッグとしてだけでなく、ショルダーバッグとしていつでも使えます。手がふさがる場面や少し荷物が重いときに肩にかけることで利便性を高めることが可能です。
使い方やおすすめのシーン
ハンド&ショルダーバッグとして使える「ポンヌフMM」(M41748)は、3つの内ポケットに12.5cmのマチと収納力に優れています。見た目のフォーマルな印象と合わせて、スーツ姿や黒系統やモノクロの衣服に合わせたいときなど、プライベートやビジネス、イベントといった場面でそれぞれ使い分けることができるでしょう。
膝丈のスカートなどゆったりとした服装や清楚な白の上着などにも黒が映えるので、全体としてまとまりのある服装や落ち着いた服装によく似合います。
また、カラーバリエーションが豊富なことも魅力の1つです。
黒よりフェミニンな感じの色彩を好む人や普段のファッショに馴染まない人は、別のカラバリエーションを試すのがおすすめです。
「ポンヌフMM」には、発売された商品で色違いのものが出ています。先に挙げた黒で艶のある色をした「ポンヌフMM」(M41748)、その対となる赤を基調とした「ポンヌフMM」(M41749)、ベージュを全体に施した「ポンヌフMM」(M41750)、淡いピンクが中心の「ポンヌフMM」(M42328)など。
ファッションや季節、小物の色彩などにあわせてバッグをチョイスすれば、シチュエーションに応じた新型・ポンヌフの魅力を引き出せますね。
色で選べるハンド&ショルダーバッグ
ルイヴィトンの新型として生まれ変わった「ポンヌフ」の特徴や使い方について紹介しました。
荷物を詰め込んでも外見が崩れない利点があることやアンプラントのシックでおしゃれな感じを引き立てる「ポンヌフMM」の魅力。日常的なお出かけからフォーマルな祭事、旅行やイベントで使う手頃なバッグをお探しの方にいかがでしょうか。