ラグジュアリーなルイヴィトンの横長ショルダーバッグ「ロクスバリードライブ」
ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)にはモノグラムラインのさまざまなバリエーションがあります。
その一つが、マーク・ジェイコブスが生み出したヴェルニです。
彼はアメリカ出身のデザイナーで1998年にコレクション・ショーのためにデビュー作としてデザインします。
ヴェルニはこうしてモノグラム定番の仲間入りを果たしますが、その見た目は光沢とモノグラムのロゴがあしらわれた、きらびやかな印象を人々に与えたのです。
今回ご紹介する「ロクスバリードライブ」(M91995やM91374等)は、モノグラム・ヴェルニラインの施された横長ショルダーバッグです。
すでに公式販売・生産等が終了しており、廃盤として扱われていますが、その豪奢で艶のある独特な見た目が多くの女性の興味をひきつけ、現在でも高い人気を得ています。
この記事ではヴェルニとして愛され続けるロクスバリードライブの魅力をご紹介します。
目次
見た目にこだわった横長ショルダーバッグ
ルイヴィトンの「ロクスバリードライブ」(Roxbury Drive)は、アメリカのビバリーヒルズ「ロックスバリー ドライブ(ROXBURY DRIVE)」という場所をイメージして名前が付けられています。
このドライブ(DRIVE/Dr.)とは「通り」のことです。
以上のイメージから作られた横長なバッグのため、縦の幅はそれほどありませんが、脇下にフィットして女性らしいショルダーバックの印象を与えます。まさにニューヨークスタイルと言っても過言ではないでしょう。
日常的に持ち歩きたいポーチやハンカチ・ティッシュやタオル、水筒、貴重品の財布なども入るので普段使いとして優秀です。
牛革に加工を施すヴェルニライン(ヴェルニはフランス語で「エナメル」のこと)は、年代や季節とは関係なく、個々のファッションにあわせることで本領を発揮します。
そのため、一緒に身につけたい服や小物は選ぶものの、ショルダーバッグとしては長く愛用していけることでしょう。
内側のカラーグラデーションも統一されていて、中と外両方を丁寧に作りこむことで、肩に掛けている時やバッグを開いた時でも安心して人前で使えますね。
※「ロクスバリードライブ」のサイズは、幅32×高さ20×奥行き10(cm)です。 ※引用元 リファスタ 買取実績より
ロクスバリードライブの変遷
ロクスバリードライブには、いくつかの種類があり、最初に登場した2005年発売の「ロクスバリードライブ ノワゼット」(M91372)が挙げられます。
ノワゼットは焦げ茶に近いビビッドな印象のある色のことです。
それから、2006年に製造された「ロクスバリードライブ ペルル」(M91374)でしょう。ペルルも同様に色のことで、肌色に近いものが使われています。
2007年にはダブルカラーで注目された「ロクスバリードライブ ポムダムール」(M91987)・「ロクスバリードライブ アマラント」(M91995)などがあります。ポムダムールは深い赤色、アマラントは濃い赤紫です。
どれも基本的なモデルや形状は継承しつつ、カラーリングや質感の部分に変化が加えられて、ロクスバリードライブとしての変化を楽しめるファンも多かったでしょう。
廃番になっても人気
あいにく「ロクスバリードライブ」はすでに廃盤となった商品であり、製造から10年以上が経過したバッグがブランドショップなど中古で出回るのがせいぜいです。
しかし、ショルダーバックの流行が毎年変わる中で、いまだに使い続ける、あるいは求める女性もたくさんいます。
ではどのような理由から「ロクスバリードライブ」はこれほどまでに女性の支持を集めているのでしょうか。次の4つの特徴とあわせて紹介しますね。
「ロクスバリードライブ」の4つの特徴
横長の長方形フォルム
横に長いタイプのショルダーバッグといえば、正方形に近い横長を想像する方もいますが、「ロクスバリードライブ」は特に横の比が大きなフォルムが特徴です。
縦のスケールが短い分、開いた時に中身を底まで見渡せて、ものを取り出しやすいのは使いやすさを求める人にとっても嬉しい点でしょう。
横に長いので、寝かせるのが厳禁なアイテムは入れられませんが、キャップやフタのついた飲料ボトルやミニ弁当箱などを収納できるでしょう。
仕事で使う際は筆記用具やスマホなどを入れることも十分可能です。
軟らかい表面
一見すると、「ロクスバリードライブ」は牛皮の部分が硬いイメージがありますが、実際に触った感触は非常に軟らかいのが特徴です。
肩に掛けたときにの異物感が少なく、ごつごつしたりしません。
さらに、物を入れるときに無理な変形をしなくても余裕を持って中に収納できるのは嬉しいポイントです。
開け口もスナップボタン式になっているため、ファスナーのように出し入れの手間がかかりません。
別のバッグに「ロクスバリードライブ」を入れて使うバッグインバッグとしても使えるなど、サイズ感や牛革素材による柔軟さが使用の幅を広げてくれるでしょう。
また、表面だけに限らず、底も軟らかいので、障害物に引っ掛けてこすれて傷がつくこともありませんね。
バッグに一体化したハンドル
「ロクスバリードライブ」は他のショルダーバッグと比べて、ハンドル(取っ手)の部分が独特の形状になっているでしょう。
一般的には、ハンドルは片方のバッグの端から上方向に伸びていて、曲線を描く形でもう片方にアーチを描きます。
しかし、「ロクスバリードライブ」のハンドルは、バッグと一体化しているため、バッグ上部とハンドルが混合し、手を入れる部分がバッグ本体の下に空間を作り出しているのです。
そのため、ハンドルに手をくぐらせるのではなく、指先で手を差し入れる感覚に近いのです。
取り外しのできるショルダーストラップ
基本的にショルダーバッグは最初からショルダーストラップが付いていて他の使い方ができない仕様がほとんどです。
ところが、「ロクスバリードライブ」では2wayを採用しているため、ハンド&ショルダーバッグの両方としてショルダーストラップを取り外して用途に合わせた使い方ができます。
もちろん、ショルダーバッグとしての使い方が主流ですが、バッグインバッグなど場面に合わせてハンドバッグに切り替えて使えるのは嬉しいですね。
使い方やおすすめシーン
横長の「ロクスバリードライブ」は、外観にこだわった造りをしているため、日常シーンやプライベートなイベントごと、ビジネスシーンなどにも幅広く使えます。
特にお祝い事や各種パーティなど人が多く集まる場所でこそその真価を発揮します。
もちろん、自分の使いやすさのためにバッグインバッグとして使うシーンがあっても良いので、それぞれのシーンで鞄にあった使い方をしていきましょう。
ただし、結婚式などフォーマルなシーンにヴェルニの光沢感やブランドの主張は不向きなケースもあるので気をつけましょう。
収納できる容量はそれほど大きくないので、旅行などの際には荷物入れとして大きなバッグを用意するのとはまた別に、お出かけ専用として持ち歩きましょう。
デザインやサイズ感は体のラインによくあいます。
タイトな衣装やビジネス服装、イベントでもバッグがよく馴染むでしょう。
また、パンツスタイルで茶や黒系統の大きめ服を重ねたリラックススタイルなどとあわせれば、シンプルなコーディネートができますね。
目立ちすぎず、かといって貧相や地味になり過ぎないところが「ロクスバリードライブ」の良さです。
光沢が魅力を引き出すショルダーバッグ
ルイヴィトンの横長ショルダーバッグ「ロクスバリードライブ」について概要や特徴、使えるシーンをご紹介しました。
ラインの魅力を引き立てる素材と色彩、それから光沢のあるデザインが派手めの衣装にもマッチ、フェミニンな印象から女性があらゆる場面で利用できるのが魅力的です。
普段の買い物だけでなく、旅行や遊びに出かけるときなど晴れやかなイベントなどにいがでしょうか。