エレガントなルイヴィトンのハンドバッグ「ロックイット」

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LOUIS VUITTON

ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)の1時代を築いた1950年代登場のバッグといえば数々のシリーズが世に出ている「アイコン・アイテム」や「アイコン・モデル」でしょう。

特に「アルマ」や「ロックイット」を始めとしたハンドバッグは当時の女性たちを魅了しました。シンプルで使いやすいサブバッグとしての役割を果たしたことが大きいでしょう。

今回ご紹介する「ロックイット」シリーズ。発表当時から人気のバッグとしてトレンド入りし、近年でも復刻版として幾度となく再登場したハンドバッグです。モノグラムの「ロックイット」(M40102)はすでに廃盤でハンドバッグ類はすでに生産が終了していますが、根強い人気で女性たちの間でいまも使われているまさにルイヴィトンの象徴的なバッグといえるでしょう。

この記事ではハンドバッグの歴史に名を残すロックイットの特徴や魅力をご紹介します。

目次

お手ごろサイズのハンドバッグ「ロックイット」

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Levent Konuk / Shutterstock.com

ロックイットはその名の通り、「Lock it」(ロック イット=鍵をかける)が語源のバッグです。ルイヴィトン製品によくある「LV」マークが入った端のパドロックを商品の名づけに直接使った特徴的なアイテムでしょう。

「LV」とは、LOUIS VUITTONの頭文字をとったLとVを重ねたロゴのことです。モノグラムキャンバスで使われ始めたもの。モノグラムは「文字を組み合わせる」の意味をもつため、そのように名づけられています。ルイヴィトンのモノグラムラインの製品にはいまも多くの「LV」が刻まれているでしょう。

シリーズの印象としてはルイヴィトンの優美さだけでなく、ごつごつした旅行バッグが流行する中でのフェミニンで軟らかい印象を強めたハンドバッグです。

旅行向けの大きすぎるバッグは普段使うのには適さず、かといって手ごろなサイズの女性を魅了するバッグが少なかったころコンパクトサイズとして人々に注目されたアイコン・アイテムといえるでしょう。

手首に掛けて腰の辺りに落ち着くサイズ感と収納しやすい内ポケット、携帯ポケットなどが付いた仕様が嬉しいですね。

旅行用バッグの中に収納するも良し、ハンドバッグとしての使い勝手を感じながら普段使いに使うも良しです。

モノグラムラインだけじゃない!

ロックイットはモノグラムラインが代表ですが、ヴェルニやクロコダイル、パイソンモデルなども登場したことで見た目のバリエーションが豊富。上品なデザインに心引かれるケースも多いでしょう。

しかし、やはり基本はクラシックな雰囲気をまとうモノグラムラインです。

アイコン・アイテムとしてモノグラムの「ロックイット」シリーズには代表的な3アイテムが存在します。縦長標準の「ロックイット」(M40102)、横長モデルの「ロックイット・オリゾンタル」(M40104)、正方形モデルの「ロックイット・ヴェルティカル」(M40103)です。

モノグラムライン3アイテムのサイズは以下です。

「ロックイット」(M40102) 幅29×高さ28×奥行き12(cm)
「ロックイット・オリゾンタル」(M40104) 幅44×高さ31×奥行き13(cm)
「ロックイット・ヴェルティカル」(M40103) 幅37×高さ36×奥行き15(cm)

オリゾンタルは標準サイズと比べて大きめにつくられているため、通常より多くのアイテムを収納できます。

ヴェルティカルはより高さに重点がおかれているため、多少丈の大きなアイテムでも収まりきるのです。

旅行などでサイズ感が足りないというときに標準の「ロックイット」(M40102)に代えて、「ロックイット・オリゾンタル」(M40104)や「ロックイット・ヴェルティカル」(M40103)などを使用するのも良いでしょう。

旧型から復刻版への最新モデル

ロックイットをもとに派生したバッグや各種アイテムが2000年代にも登場。初期につくられたモデルを旧型とすると、改めて現代ファッションに調整しなおして製造された復刻版(廃盤)が「ロックイット」(M40102)などのシリーズとして知られています。

公式ショップ取り扱いをしている現行アイテムは主に、ミュールやブレスレット、ペンダントなどに限られています。

そして、2020年2月には「シルバー・ロックイット」というブレスレットが発売するなど、最新ロックイットのシリーズアイテムを楽しめるでしょう。

廃盤後も人気なまま!

「ロックイット」の各シリーズは生産が終了して公式ショップにもハンドバッグは販売されていません。ところが、廃盤の後も一部のヴィトン愛用者だけでなく、バッグに一目惚れして、改めてブランドショップや通販を通して手に取る人は後を絶たないのです。

なぜ「ロックイット」はここまでの人気を保持しているのでしょうか。次の特徴3つとあわせて紹介しますね。

「ロックイット」の3つの特徴

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Helen89 / Shutterstock.com

縦長の長方形で丸みのあるフォルム

ハンドバッグの印象としては横長をイメージする人もいますが、「ロックイット」の標準モデルは縦長の長方形フォルムです。

形状は長方形を土台としており、頂辺は上に膨らんだカーブを描いています。

完全な長方形ではなく、辺の各位置で曲線の強弱が存在するため、腰の位置にもっていったときの違和感が少なく、しなやかなイメージです。

横に寝かせると困るアイテムなども十分に収納できるでしょう。サイズ的には500mlペットボトルを縦に入れて十分に余裕があります。

さらに、内側にある携帯用のポケットや大きめの内ポケットには、小物入れとして使ったり化粧ポーチや貴重品、スマホの収納などに使えるでしょう。

ハンドルが全体的に幅が細く、付け根の尖った形状がもたらす印象が、スタイリッシュなさもあわせもちます。手に掛けた時の重厚感を感じさせず、夏場などにも手や腕が蒸れにくいでしょう。

底のマチが広い

「ロックイット」シリーズは正面からと横からでは見え方が異なります。サイド側は台形に近いに近い三角フォルムをしており、スリム感の嬉しいバッグです。

フェミニンさを兼ね備えていることで、女性が手に持つことによるエレガンスな印象を見る人に与えます。

また、底のマチが広いつくりをしているため、さまざまなアイテムを無理なく詰め込むことができます。何より、バッグをテーブルなどに置いたときも横がヘタらずに形状を維持しやすいことです。

置いたときの安定感は抜群で、通常は胴幅の比率が同じなバッグと比べてみても倒れずにキープ可能でしょう。

ファスナー式&パドロック付き

ハンドバッグには貴重品や外出時に必須な小物を持ち歩くことが多い。外出中に中身を落としてしまったり、スリに取られたりといった防犯性能を高めることがきるのがファスナー式を採用している「ロックイット」。

南京錠タイプで固定できるパドロックの鍵を閉めることで、さらに中身の紛失対策をすれば、人ごみの中を歩くときや海外旅行など小規模犯罪に巻き込まれる可能性のある場所でも安心して出歩けますね。

特に日本ほど治安の安定しない国では、旅行の際に日本人旅行者に対してスリやひったくりなどが起きることもありますよね。そういった意味でも安全策として持ち物から防犯意識を高めることは重要なことです。

しかもパドロックには「LOUIS VUITTON PARIS」の名前も刻まれているので、目にするたびに身近なものとしてブランドを使っている実感と愛着を感じられるでしょう。

使い方やおすすめシーン

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Dmitry Lobanov / Shutterstock.com

ハンドバッグをシリーズの主力とした「ロックイット」は、女性がプライベートや仕事など使えるシチュエーションなど、あらゆるシーンに対応します。

旅行の時に小物入れのハンドバッグやバッグ・イン・バッグとしてもう一つ手元においておきたいときに活用できるでしょう。

コンパクトなサイズ感と落ち着いたモノグラムの「ロックイット」を使用すれば、地味めの服やモノトーン風のファッションによく馴染みます。

また、派手な服装や若さを前面に押し出したファッションでは、光沢感のあるヴェルニや革にひと工夫を加えたパイソンのモデルなどを使用するのもありです。

さらに、「ロックイット」のバッグに小物としてペンダントやブレスレット、ミュールなどを加えることもあるでしょう。

ワンポイントのちょい足しで使うのにバッグのデザインやカラーとは対照的な青や緑、明るいピンクや赤などのアイテムカラーを選ぶと「ロックイット」の統一感を持たせたファッションにはよく映えるでしょう。

気軽に使えるコンパクトなハンドバッグ

ルイヴィトンのハンドバッグ「ロックイット」の特徴や使い方・シーンについて取り上げました。

貴重品や必須アイテムを大事にしまえる機能性や縦長のアイテムでも収納できるサイズ感に優れている「ロックイット」。防犯が必要な海外旅行や人混みの中に足を運ぶ機会の多いビジネスウーマンや休日に遊ぶ機会のある女性に普段使いや旅行用としていかがでしょうか。

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