キュートなシャネルのカンボンライン【おすすめ6選】
シャネルといえば、マトラッセのチェーンバッグを思い浮かべますが、シャネルを代表するバッグはそれだけではありません。
シックでエレガントなイメージの強いシャネルですが、2004年に発売されたポップでキュートな「カンボンライン」はブランドイメージを一新しました。
発売から15年以上経ち、廃盤になった今でも人気を誇る「カンボンライン」についてご紹介します。
目次
カンボンラインとは
「カンボンライン」は、CCマーク(ココマーク)とマトラッセが組み合わさったデザインが特徴で、2004年に発売されるやいなや、大人気となり、シャネルのアイコン的な存在として広く認知されるようになりました。
何と言っても魅力は側面に大胆にあしらわれたCCマークです。
ココマーク
「カンボンライン」にはどのアイテムにもシャネルの象徴であるCCマークが大胆に施されていて、このアイテムに欠かせないアイキャッチャーとなっています。
CCマーク誕生の由来
CCマークは「カンボンライン」の魅力を語る上で欠かせないシンボルです。CCマーク誕生の由来にはある逸話があります。
ココ・シャネルが若かりし頃、自分の名前の頭文字である「C」と書かれた2枚の薄紙を手にしていたところ、偶然にも風が吹き1枚の紙が裏返り重なりました。
反転した「C」の文字と「C」の文字が重なったのを見てCCマークを思いついたという話があり、映画「ココ・シャネル」でその場面が描かれています。
また、CCマーク誕生由来節はもう一つあります。
フランスの古城の壁画に施されたCCマークをココ・シャネルが訪れた際に見つけて大変気に入り、古城の城主に正式な許可を得てこのマークをブランドロゴに採用したとも言われています。
マトラッセ
「カンボンライン」のアイテムはシャネルの象徴であるCCマークとマトラッセが組み合わされた大胆なデザインが特徴です。
本体のベースとなるマトラッセはチェーンバッグや革小物、時計に至るまで様々なシャネルアイテムでおなじみの柄で、一目でシャネルとわかるデザインの代表ですが、実は本来はデザイン性よりも耐久性を高める目的で開発されました。
「マトラッセ」とは日本語で「ふくれ織り」という意味で、綿入れされたふっくら膨らんだ状態にステッチを施したキルティングのことを指します。
革にステッチを施すことで形崩れを防ぎ、強度も強まります。
耐久性と機能性を備えるために、デザインに取り入れられたマトラッセですが、いつしかシャネルを象徴する柄となりました。
カンボンライン名前の由来
「カンボンライン」の名前の由来は、シャネル本店を構えるパリのカンボン通りから。
創業者であるココ・シャネルは、1910年に1号店として帽子専門店「シャネル・モード」をパリのカンボン通り21番地にオープンさせました。
その後の1918年には、カンボン通り31番地にクチュールハウスをオープン。カンボン通りはシャネルの始まりの地で、成功に導いた特別な場所でもあります。
ブランド発症の地の名前が名付けられるということは、「カンボンライン」はメゾンにとって特別な思い入れのあるコレクションであることに間違いありません。
カンボンラインのデザイン
正面左側のブランドロゴを主張した大きなココマークとキルティングレザーのマトラッセが組み合わさった大胆なデザインが特徴です。
「カンボンライン」の素材は上質なカーフスキンを使用しているものが多く、きめ細かく滑らかな質感が高級な素材であることを物語っています。
また、「カンボンライン」のアイテムはカラーバリエーションが豊富なのも人気の理由のひとつです。
「カンボンライン」が発売される以前は、創業者であるココ・シャネルが最も愛した色がブラックだったこともあり、シャネルのアイテムは白黒のモノトーンのものが主流でした。
「カンボンライン」は、ブラックとフューシャピンクの配色や、ベージュとオレンジの配色などポップなカラー展開が豊富で、発売当時は新鮮で瞬く間に人気のコレクションとなりました。
モノトーンのシャネルアイテムはもちろん素晴らしいですが、遊び心のあるカラーに心惹かれて人気となるのも必然です。
現在では「カンボンライン」は販売終了となっていますが、インパクトのあるデザインと豊富なカラーバリエーションが現在でも需要があり「ヴィンテージアイテム」として中古市場において人気を誇っています。
カンボンラインが人気であり続ける理由
「カンボンライン」は今から15年以上も前に発売になり、当時大流行したアイテムであるが故に「今持つのは古いのでは」と思われるかもしれません。
近年のファッションの流行からすると、シグネチャーを取り入れたいかにもブランドを主張するデザインが再流行しています。バブル時代の華やかなファッションが注目されていて、「カンボンライン」のアイテムもそのうちのひとつです。
また、SNSの普及により影響力を持ったインフルエンサー達がこぞって「ヴィンテージシャネル」と呼ばれる2000年代に発売されたシャネルバッグを持つ姿が拡散されていることもあり、カンボンラインの人気も若い世代を中心に高まっています。
「カンボンライン」が人気であり続けるのは、ココマークとマトラッセが組み合わさったまさにシャネルブランドを代表するアイコン的な存在であることと、大胆でキュートなデザインが現在でも若い世代を中心に受け入れられているからです。
カンボンラインのおすすめ6選
「カンボンライン」はバッグをはじめ、財布、ポーチ、キーケースなど様々なアイテムが展開しています。
おすすめのアイテムを厳選してご紹介します。
おすすめ①カンボンライン・トート・GM
【W30㎝×H25㎝×D15㎝】
「カンボンライン」の中でも最も人気があるのはトートバッグです。
こちらの「カンボンライン・トート・GM」はA4サイズの書類が楽々収納出来ます。
ファスナーで開閉するタイプなので中身の荷物が見えてしまったり防犯面での心配がいりません。また外装の正面裏側に大きなポケットがあり、よく出し入れするスマートフォンやパスケースを収納するのにとても便利です。
内装の内張はピンクとなっており、外観のブラックとのコントラストが魅力で、「カンボンライン」のカラー展開の中でも一番人気の配色となっています。
また、トート型が人気の理由は、トートバッグなのに上質なカーフスキンを使用している為、高級感があり安っぽく見えない点です。
一般的なトートバッグはキャンバス素材を使用していて軽量なものが多いですが、その分ラフになりすぎてしまいます。「カンボンライン」のトートバッグは上質なカーフスキンでつくられているのでカジュアルになりすぎず、ドレススタイルやスーツスタイルなどのフォーマルな装いにも良く合います。
おすすめ②カンボンライン・ミディアムトートバッグ
【w20㎝×H24㎝×D11㎝】
GMサイズと同様に人気があるのが、こちらの「カンボンライン・ミディアムトートバッグ」です。B5サイズの書類が縦に収納出来るサイズです。
GMサイズは大きすぎて、持ちにくいという小柄な女性にもおすすめです。
縦長でスリムなフォルムの「カンボンライン・ミディアムトートバッグ」ですが、マチがしっかりある為、書類だけでなく、貴重品や必需品を持ち歩くだけの容量が充分にあります。GMサイズ同様、外側にポケットがあり使い勝手が非常に良いです。
たくさん収納出来るだけでなく、その外観もトートバッグとは思えないほどエレガントで小さくてコロンとしたフォルムにCCマークが映えてキュートです。
小さめのトートバッグになりますので、エレガントなドレススタイルにも良く合います。
おすすめ③カンボンライン・ボーリングバッグ
【W28cm×H16cm×D10,3 cm】
「カンボンライン・ボーリングバッグ」は、その名前の通りボーリングの玉を収納するバッグから着想を得てデザインされています。
肩から掛けて持つことが出来るボストン型のバッグなので小旅行やお出掛けに持つのに最適です。
ボーリングバッグは、他のボストンバッグと違い、正面から向かって左サイドに施されたココマークが大胆にブランドを主張しています。
ラフな印象の強いボストンバッグ型ですが、ボディのマトラッセがエレガントなのでカジュアルになりすぎない点が魅力です。
おすすめ④カンボンライン・ショルダーバッグ
【W19cm×H16㎝×D3cm】
「カンボンライン・ショルダーバッグ」は、マトラッセのチェーンバッグと比べてコロンとしたフォルムが可愛らしく、丸みを帯びた柔らかいシルエットが女性らしくて人気です。
チェーンバッグとは違って、ショルダーストラップが革なのでより軽くカジュアルに持つことが可能です。
ファスナーで開閉式なので、中身の荷物の心配がありません。旅行に行く際に貴重品を入れて持ち歩くにも非常に便利なバッグです。
バッグの内側と外側にポケットがついており、小振りながらも貴重品をしっかり収納出来る点が魅力です。
おすすめ⑤カンボンライン・ポーチバッグ
【W7㎝×H11㎝×D2.5㎝】
シガレットケースとして人気のポーチバッグ。
お化粧品や小物を収納するのに便利な可愛らいしサイズです。
ボディのカーフレザーとシャネルロゴのパテントレザーのコントラストがシックでお洒落な組み合わせです。
おすすめ⑥カンボンライン・ラウンドファスナー長財布
【W19,5cm×H10,5㎝×D2 cm】
「カンボンライン・ラウンドファスナー」はデザイン性だけでなく、大判で収納ポケットが充実しており、機能面でも優れています。
ラウンドファスナーを開けると、内装はショッキングピンクです。外装と内装がバイカラーになっているのがこの財布の最大の魅力で、人気の理由です。
カンボンラインを持つおすすめの場面
シャネルのバッグの中でも、キュートでポップな印象の強い「カンボンライン」ですが、どのような場面に持つのが相応しいのでしょうか。
おすすめの場面をご紹介します。
アクティブな場面に最適!カンボンラインボーリングバッグ
「カンボンライン・ボーリングバッグ」は、ボーリングを入れて持ち歩くバッグから着想を得てデザインされている為、カジュアルでアクティブな場面に最適です。
ファスナーで開閉する為、荷物の中身が見えてしまう心配がありません。
貴重品と必需品、飲料水も楽々収納できてしまう「ボーリングバッグ」は、ピクニックやちょっと遠出のお出かけにも最適です。
カジュアルなデザインなので、シャツにデニムスタイルといったシンプルでカジュアルな装いに合わせて持つことをおすすめします。
フォーマルな場面にも!カンボンラインのトートバッグ
「カンボンライン・トートバッグ」は、一般的なトートバッグと比べて上質でカチッとしたフォルムが特徴です。
カジュアルな印象のトートバッグですが、「カンボンライン」に関してはフォーマルに持つことが可能です。
書類が余裕で収納できてファスナーで開閉する為、中身の荷物が見えない点も改まった場面に持つのに相応しいです。
旅行に最適なカンボンラインのショルダーバッグ
「カンボンライン・ショルダーバッグ」は小振りなサイズ感が旅行に持って行くのに最適です。
ファスナータイプで中身の荷物の心配がなく、軽量なので旅先で貴重品を入れて持ち歩くのに便利です。
最近は小振りのバッグが流行していることもあり、旅行以外でも普段のお出掛けに持つのにもおすすめです。
まとめ
「カンボンライン」の魅力についてご紹介しました。
「カンボンライン」はそのキュートな外観と、豊富なカラー展開が魅力です。現在は廃盤となっておりますが、中古市場では流通しており、発売から15年以上経ちますが人気は衰えていません。
ブランド創設以来、シックでエレガントなモノトーンカラーが主流のシャネルに「カンボンライン」が加わり、一気に選択肢が増えました。
「カンボンライン」が瞬く間に人気となるのも当然のことだと思います。
変わらない人気を誇る、「カンボンライン」のアイテムを持って、ポップでキュートなスタイルを楽しんでみては如何でしょうか。