エルメス最高峰の幻のバッグ「ヒマラヤバーキン」の魅力!価格はいったいいくら?

HERMES

誰もが憧れる高級ブランドとして名を馳せるエルメス

エルメスは創業者のティエリー・エルメスが高級馬具を製作するアトリエを1837年にパリに開きスタートしたフランスの老舗ラグジュアリーブランドです。元々は馬具の製作からスタートしましたが、人々の移動手段が馬から車に移行すると共にファッションアイテムとしての革小物の製作・販売業に移行しました。

人命を背負う馬具を製作するには熟練した職人の技術を必要とします。馬具製作から受け継がれる技術の高さがファッション業界でも評価され、エルメスの製品は最高級で最高品質の皮革製品として世界中の人々から支持され続けています。

中でも、エルメスのクロコダイルレザーを使用したバッグは素材そのものの希少性が高く、最高品質で最高級のバッグとして知られています。

エルメスが扱うクロコダイルレザーの中でも、「ニロティカスクロコダイル」を素材としたの「ヒマラヤバーキン」は世界中のVIPが待ち望んでもなかなか手に入らない幻のバッグです。

今回はエルメスで扱うバッグの中でも最高傑作と言われ、最も入手困難とされている「ヒマラヤバーキン」についてご紹介します。


目次

クロコダイルレザーが高額な理由

クロコダイルレザーを使用した製品は、一般的には牛革の製品に比べると数倍の価格で販売されています。エルメスも然りで、牛革の製品価格の約3倍の値段でクロコダイルレザーの製品は売られています。

なぜ、クロコダイルレザーはこれほどまでに高級なのでしょうか。答えはその希少性にあります。

野生のクロコダイルは絶滅の恐れのある野生動物に認定されていてワシントン条約で保護されています。それ故に、製品化されるクロコダイルのほとんどは養殖で育てられます。

クロコダイルの飼育は限られた環境の中でしか出来ず、多額の費用がかかります。獰猛な動物の為、成長すると互いに傷つけ合うようになります。傷がついてしまっては製品化することが出来ない為、ある程度成長すると個室で育てる必要があり、餌代に加えて莫大な人件費と設備費がかかります。

製品化するのに多大なコストがかかるクロコダイル製品ですが、エルメスは厳選した素材の中でも、ほんの僅かな上質な部分だけを使用した究極の素材のみを扱って製品化しています。またクロコダイルレザーを扱うことのできる職人も特殊な技術が必要で限られています。

クロコダイルレザーを扱う事が出来る職人がごく僅かなことに加え、一つのバッグの製作を一から一人の職人が製作するエルメスのものづくりへのポリシーもあり、エルメスのクロコダイル製品の希少価値がますます高まり価格が高額となります。


クロコダイルレザーの特徴

高級皮革だと繊細で扱いにくいイメージを持ちますが、クロコダイル製品はむしろその逆です。

牛革と比較すると軽く、クロコダイルレザーそのものに張りがある為、型崩れに強く扱い易い点がメリットとしてあげられます。

エルメスのクロコダイルレザーのフィニッシングは大きく分けて2種類あリます。クロコダイルレザーをめのう石で磨いて革本来の油分を浮き上がらせた「リセ仕上げ」と、ウール素材のフェルトで研磨して艶を消して仕上げた「マット仕上げ」です。

リセ仕上げ」は使い込むほどに光沢が鈍くなりマットな質感に変化し、「マット仕上げ」は使い込むほどに油分が浮き出て艶やかな光沢が生まれます。このように、クロコダイルレザーは一般的な牛革と違って経年劣化するわけではなく、変化を楽しむことが出来、末永く世代を超えて受け継ぐことができる耐久性にも優れた究極の素材なのです。

扱う上で唯一気をつけたいのは水分です。雨に当たって放置しておくとシミになりやすく、皮革が傷んだり損傷してしまう原因になるので注意が必要です。

また、直射日光や蛍光灯の下に長時間置いておくと変色の原因となります。使用後は、柔らかい布で吹き上げてから、湿気を避けて風通しが良い場所で専用袋に入れて保管することをおすすめします。


エルメスのクロコダイルレザーの種類

エルメスで扱うクロコダイルレザーは「アリゲーター」と「ポロサス」、「ニロティカス」の3種類です。


アリゲーター

andersphoto / Shutterstock.com

アリゲーター」はアメリカのミシシッピ川流域が原作地となるクロコダイルで、別名を「ミシシッピワニ」と呼びます。

下記で紹介する「ポロサス」と「ニロティカス」と違ってお腹を地面につけて移動する為、腹部分に穿孔(スポット)という呼吸する穴がなく、斑はやや長めの長方形で比較的大きいのが特徴です。

流通量に関してはもっとも多く、「ポロサス」や「ニロティカス」に比べると安価でクロコダイルの中では購入し易く、最も一般的な素材です。


ポロサス

ポロサス」は東南アジアに生息していて別名「イリエワニ」と呼ばれています。

体長1m程度のスモールクロコダイルで、腹部の鱗の斑は細かく整然と並んでいます。腹部の中央から脇に向かって細やかなになる斑模様が何より美しく、クロコダイルレザーの中でも最高級とされています。ポロサスは美しく並んだ細かい斑の中に穿孔(スポット)を肉眼で確認する事が出来ます。

ポロサス」のバーキンの価格はおよそ500万円以上で、中古市場に出回ったとしてもその希少性から定価を上回る高額で取引されています。


ニロティカス

ニロティカス」は別名「ナイルワニ」と呼ばれています。その名の通り、アフリカのナイル川の河川や沼に生息していて、「ポロサス」に比べると大型のクロコダイルです。

ポロサス」の小さな斑と比較すると大きめの斑ではありますが、長方形の丸みを帯びた斑が左右に美しく並んでいるのが特徴です。腹部分の中央の竹斑と側面の丸斑に切り替わっても斑の大きさがあまり変わらず、「ポロサス」同様に斑の中に穿孔(スポット)が見られます。

ニロティカス」は「ポロサス」に比べると価格は安くなる傾向がある為、購入し易いですが「ニロティカス」の中でも染色を施していない「ヒマラヤ」は別格です。クロコダイル本来の自然の美しい白から褐色のグラデーションを活かした素材で選定基準が厳しい為、エルメスでは「ポロサス」以上に高値の価格がつけられています。


幻のヒマラヤバーキン

エルメスのバッグの中でも最高峰と名高い「ヒマラヤバーキン」は、上記でご紹介したニロティカスマットをさらに厳選して製品化したバッグです。超入手困難な為、「幻のバーキン」と呼ばれています。

ヒマラヤバーキン」の魅力と希少性についてご紹介します。


「ヒマラヤ」名前の由来

ヒマラヤ」は染色を施していないニロティカスマットのことです。

世界最大のヒマラヤ山脈がインスピレーション源で、ニロティカスの腹の白い部分は雪を表現していて、サイドの褐色のグラデーションは雪解けのヒマラヤ山脈を連想させます。

エルメスが「ヒマラヤ」と命名してはじめてバッグを作ったことで、一気にこの素材が認知されるようになりました。最近ではエルメス以外のラグジュアリーブランドでも「ヒマラヤ(ニロティカスマット)」を素材としたクロコダイル製品を続々と発売していて、どの製品の素材も「ヒマラヤ」と呼んでいるそうです。

余談ですが、ルイ・ヴィトンでも同素材の染色を施していない「ニロティカスマット」を使用したクロコダイル製品を展開していますが、こちらは「ヒマラヤ」ではなくサハラ砂漠から着想を得て「サハラ」と呼んでいます。


ヒマラヤバーキンの魅力

中央が純白で側面は褐色にグラデーションしている美しいカラーリングは、人工で染色したのではなくニロティカスの個体そのものです。それ故に、製品化できるレザーとして選定されるのは、白と褐色の部分が真っ直ぐ縦に揃っていることと、斑の大きさが均一にバラつきがなく美しく整っていることが条件です。

そして革を鞣す工程で脱色を施し、ニロティカスの自然そのものの野生的なカラーリングから美しい魅力的な白と褐色のグラデーションに仕上げています。

エキゾチックレザー全てに言える事ですが、個体一つ一つが違う表情なので同じ模様のものが無く、唯一無二であることも魅力の一つです。

染色を施さない「ヒマラヤ」はその個体の表情が製品の顔と言えるぐらい重要になります。エルメスでは厳選されたニロティカスマットの中でも、さらに選定して美しい斑模様のニロティカスマットだけを製品化しています。

それ故に、厳選して製品化された「ヒマラヤバーキン」は例外なく美しく、その希少性から持つ人に最上級のステイタスと何とも言えない優越感を与えてくれます。


ヒマラヤバーキンが超入手困難な理由

ヒマラヤバーキン」は、自然の風合いを活かしたニロティカスマットで製品化されています。染色を施さない代わりにニロティカスそのものが持つグラデーションの美しさが必要となり、厳しい基準で選定が行われる故に生産数が限りなく少なく、希少価値が高まります。

牛革の定番のバーキンですら、店頭に並ぶことがなく直営店で購入できるのは限られた顧客だけなのに、さらに希少性の高いニロティカスマットを使用した「ヒマラヤバーキン」となると、ますます手に入らないことは言うまでもありません。

ヒマラヤバーキン」を手がけることができる職人が極僅かである事も生産数の少なさに拍車をかけています。

世界中のVIPが待ち望んでいても中々手に入れる事ができないのも頷けます。


ヒマラヤバーキンの価格は?

ヒマラヤバーキン」の定価をエルメス側に問い合わせたことろ、価格の正式な回答は得られませんでした。

実際に運よく直営店で購入出来た方からの口コミだと、国内定価は800万円から900万円と想定されます。ヒマラヤバーキン」を国内直営店で購入できるのは限られた超VIP顧客のみなので一般客が購入できる可能性は無いに等しいです。

超入手困難の為、「ヒマラヤバーキン」の需要が高まり定価以上でも購入を希望する人が後を立ちません。それ故に「ヒマラヤバーキン」は、定価の倍程の価格でエルメス専門店やリユースショップでは販売されています。専門店やリユースショップの販売価格は状態にもよりますが、新品未使用ですと1500万円から2000万円という驚きの価格で取引されています。


ダイヤモンドヒマラヤバーキン

2017年に香港で行われたオークションで、ダイヤモンドが245個ホワイトゴールドの金具に散りばめられた「ヒマラヤバーキン」が史上最高額の4200万円で落札されました。

ダイヤモンドがセッティングされた「ヒマラヤバーキン」は非常に稀な製品で超入手困難な故に、予想を大きく上回る驚きの価格が叩き出されました。


まとめ

最高級であり、最高峰であるバッグ「ヒマラヤバーキン」は、限られたエルメスの超VIPでなければ購入することが叶わない幻の一品です。

その価値は、生産数が極わずかな為に需要と供給が全く釣り合わず中古市場での価格は上昇し続ける一方です。

幻のバーキン」と呼ばれる程の希少価値については上記で述べた通りです。運が良く、「ヒマラヤバーキン」に出会えることがあればそれは間違いなく千載一遇のチャンスと言っても過言ではありません。購入を検討してみては如何でしょうか。

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