エルメスのアクセサリー「レザーコードブレスレット」の特徴と魅力
「エルメス」は、最高級品質の革製品を主力アイテムとして扱うフランスの高級ラグジュアリーブランドです。
「エルメス」を代表する「バーキン」や「ケリー」は、他のブランドのバッグと比較すると高級で希少価値が高く、そう簡単には手に入りません。「バーキン」や「ケリー」などの革製品の高級なイメージが先行して、「エルメス」の製品はどれも高価で手が出ないと思っている人も少なくないのではないでしょうか。
今回は、最高級の革を使用した「エルメス」の革製品の中でも、比較的購入しやすい価格帯の「レザーコードブレスレット」をご紹介します。
男女兼用で使える「レザーコードブレスレット」は、シンプルでカジュアルなデザインでどんな場面でもコーディネイトにマッチする優秀なアイテムです。
「エルメス」のブランドヒストリーと絡めて、「レザーコードブレスレット」の魅力をご紹介します。
目次
エルメスのブランドヒストリー
「エルメス」は1837年、創業者であるティエリ・エルメスがフランスのパリ、マドレーヌ地区バス・デュ・ランパール通りに高級馬具を製造するアトリエをオープンしたところからスタートしました。
1892年には、2代目社長のシャルル・エミール・エルメスが「バーキン」の原型となる「エルメス」発のバッグとなる「オータクロア」を発表。その頃から、移動手段が馬車から自動車に移り変わる時代背景に伴い、馬具の需要の衰退を予見し、馬具の製造販売だけに頼らず事業を多角化するようになります。
3代目であるエミール・モーリス・エルメスは女性物のバッグや財布の製造に本格的に着手し、馬具製造工房からファッションブランドへと転身することに成功します。
1923年には世界で初となるファスナー付きバッグ「ブガッティ」(ボリードの原型)を発表しました。「ブガッティ」は自動車での旅に最適なファスナーで開閉できるハンドバッグで、自動車移動の需要に見事にマッチし瞬く間に大人気となりました。
1927年には、ブランド初となる腕時計を発表。それと同時期に、革小物やスカーフなどのファッションアイテムを取り入れ事業を拡大していきました。3代目社長エミール・モーリス・エルメスは「エルメス」がファッションブランドとして成功する基盤を築いた優秀な経営者として知られています。
エミール・モーリス・エルメスの後継者となった4代目社長ロベール・デュマは後の「ケリー」の原型となるハンドバッグ「サック・ア・クロア」や、今や売り上げの主軸となるシルクスカーフ「カレ」を発表。シルバーブレスレットの「シェーヌ・ダンクル」など現在でも大きな人気を誇る主力アイテムを次々と誕生させ、「エルメス」人気に拍車をかけることに成功しました。
1984年、5代目社長ジャン・ルイ・デュマによって「エルメス」を代表する最もアイコニックなバッグ「バーキン」が誕生します。「バーキン」はジャン・ルイ・デュマがパリからロンドンまでのフライトで偶然出会った女優ジェーン・バーキンの要望に応えてデザインされました。たくさんの荷物を収納できて、それでいて丈夫で機能的な「バーキン」は、瞬く間に絶大な人気製品となり、世界中の女性が憧れる最高峰の「エルメス」を代表するバッグとして広く認知されるようになりました。
1998年には、マルタン・マルジェラが「エルメス」のレディース部門のクリエイティブディレクターに就任し、同年には一世を風靡したカジュアルラインのアイテム「フールトゥ」と「エールライン」が誕生します。「フールトゥ」と「エールライン」はキャンバス地のバッグで、「エルメス」の他の革のバッグに比べて比較的購入しやすい価格帯ということもあり、当時の女子大生を中心に爆発的な人気を誇りました。こちらのモデルは2006年に突然製造が終了してしまいますが、若年層の「エルメスファン」を獲得することに成功しました。
ちょうど同じ時に、女子大生の間で大流行したのが「フールトゥ」「エールライン」に合わせて着ける、「レザーコードブレスレット」です。2000年前後に、若者を中心に爆発的な人気を誇った「レザーコードブレスレット」については後ほど詳しくご紹介します。
「エルメス」の製品は全て熟練の職人の手によって生み出されていて、その品質は確かです。素材選びにも、妥協を許さず最高級の革を厳選して使用しています。それ故に、大量に生産することが出来ず、需要に対して供給が全く追いついていません。特に人気の革製品については入手することが困難な状況が続いています。簡単に手に入らない最高級品、という事実が「エルメス」人気に拍車をかけていて、ブランド価値をますます高めているのです。
2021年現在、「エルメス」は馬具製造から培った高い技術を活かし、革製品を売り上げの軸として、様々なライフスタイルに関わるアイテムの製造販売を行うブランドに成長しました。その人気は紛れもなくファッションブランドの頂点であり、不動のものとなりつつあります。今後も、伝統を重んじながらも、新しい革新的な取り組みとアイデアをファッション業界にもたらす「エルメス」から目が離せません。
エルメスのレザーコードブレスレット
「エルメス」のレザーアクセサリーは、高級馬具からインスピレーションされてデザインされています。
留め具となる部分は、洗練された馬具を連想させるデザインとなっておりシルバープレーテッド、またはゴールドプレーテッド素材となっています。
最高品質のレザーコードと、光沢のあるプレーテッド素材の留め具が絶妙なコラボレーションとなっており、シンプルな中にも上品さと高級感を兼ね揃えたデザインとなっています。
「エルメス」の「レザーコードブレスレット」のバリエーションをご紹介します。
レザーコードブレスレット「ジャンボ」
国内定価:トレッセ/ヴォー・スウィフト/ゴールドプレーテッド 36,000円(税込39,600円)
国内定価:レザーブレスレット/ヴォー・スウィフト/シルク/パラディウムプレーテッド 37,000円(税込40,700円)
国内定価:レザーブレスレット/ヴォー・スウィフト/シルク/ピンクゴールドプレーテッド 37,000円(税込40,700円)
「ジャンボ」はデザインがカジュアルですが、最高品質のレザーコードに光沢のあるプレーテッド金具が組み合わさっていて、洗練された高級感が魅力的です。
先端がフックになっている為、着脱しやすい仕様となっています。トレッセ(レザーコード)の幅は0,3センチで、華奢なレザーブレスレットなので重ね付けしてボリュームを出してみるのもおすすめです。
レザーコードブレスレット兼チョーカー「アタメ」
「アタメ」は、プレーテッド金具が大きめで存在感がありエレガントなデザインです。
「アタメ」はスペイン語で、「縛る」という意味です。
一連にしてチョーカーとして首周りに着用することも出来ますし、二連にしてブレスレットとして着用することも可能です。
知恵の輪のように両サイドのプレーテッド金具を組み合わせて着脱します。
レザーコードブレスレット兼チョーカー「グレナン」
国内定価:一連のレザーブレスレット/ヴォー・スウィフト/パラディウムプレーテッド 36,000円(税込39,600円)
国内定価:一連のレザーブレスレット/ヴォー・スウィフト/ゴールドプレーテッド 36,000円(税込39,600円)
国内定価:二連のレザーブレスレット(ドゥブルトゥール)/ヴォー・スウィフト/パラディウムプレーテッド 41,000円(税込45,100円)
「グレナン」は、象徴的な留め金が印象的なアクセサリーです。「グレナン」は二連にしてブレスレットとして着用すると、女性の華奢な手首に留め金がポイントとなって良く映えます。
一連にして、チョーカーとして着用してみても存在感があるのでおすすめです。
レザーコードブレスレット兼チョーカー「トゥルニ」
「トゥルニ」は「エルメス」の「H」の頭文字をさりげなくあしらったデザインが特徴的です。
無駄のないシンプルな洗練されたデザインは、流行り廃りなく男女問わず着用できます。
レザーコードブレスレットのサイズの選び方
「エルメス」のレザーブレスレットはサイズが4段階あります。間違いのないよう、ぴったりのサイズを選ぶには、手首周りをメジャーで巻いて計測する必要があります。
サイズ表は下記です。
エルメスサイズ | 手首周りの長さ(㎝) |
T1 | 14,5㎝ |
T2 | 15,5㎝ |
T3 | 16,5㎝ |
T4 | 17,5㎝ |
エルメスのレザーコードブレスレットはギフトにもおすすめ
「エルメス」の「レザーコードブレスレット」は、「エルメス」のアイテムをさりげなく纏いたいという方へのギフトにおすすめです。
シンプルで飽きのこないデザインで男女共に着用することが出来、価格帯も3万円代から手に入れることが出来ます。
カップルでペアで着用するために、「レザーコードブレスレット」を送り合っても良いですね。
まとめ
「エルメス」の「レザーコードブレスレット」は、高級馬具から着想を得てデザインされた、シンプルだけど「エルメス」らしい高級感と存在感があるアクセサリーです。
「レザーコードブレスレット」を重ねつけしてみても良いですし、「エルメス」の時計と組み合わせてみても素敵ですよ。
価格も3万円代から手に入る為、「エルメス」のアイテムを気軽に纏いたい方、大切な方へのプレゼントにもおすすめです。
「エルメス」のアイテムは、自分自身のモチベーションを高めるのに最適です。「エルメス」の「レザーコードブレスレット」でいつものコーディネイトをワンランク上に仕上げてみては如何でしょうか。