エルメスのスカーフ・カレとは?!女性たちを魅了する理由

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HERMES

エルメス(HERMES)スカーフ・カレの話になると、世界中の女性たちが笑顔になります。

なめらかで心地良いシルクや、映画に匹敵すると言われる芸術性の高いデザイン。

ファッションの品質と完成度にこだわる女性たちにとって、カレは好ましい選択肢の一つです。

エルメスの歴史をスタートさせたのは、馬具職人になることを選んだ1人の少年でした。

この記事ではエルメスの歴史や特徴、さらにカレの中から、人気のデザインや意外なデザインをご案内します。

目次

少年の冒険から始まる。エルメスのブランドとカレの特徴

創業から180年。ハイブランド・エルメスとは

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ハイブランド・エルメスの物語は、1人の少年の冒険から始まります。

19世紀ナポレオンの時代、フランスの少年ティエリ・エルメスが、戦争や病気で家族を失いました。

孤児となったティエリは15歳で故郷を離れ、パリを経てノルマンディへ。

馬具職人になることを決意して、鍛錬を積み始めます。

大人になったティエリは、高度な技術を持った馬具職人に成長しました。

1837年、36歳でオープンした高級馬具工房「エルメス」は、世界的なブランドに発展します。

エルメスは数年後、馬具製造の技術を応用して、馬具以外のファッションも扱うようになりました。

世界初のファスナーの採用、ケリー・バッグバーキンなど、数多くの傑作が生まれます。

エルメスのスカーフ・カレも、エルメスが生み出した傑作の一つです。

ティエリが大きく成長したように、エルメスも世界有数のブランドに進化しました。

現在はスカーフ、バッグ、食器や腕時計など、あらゆる分野で洗練されたファッションを提案しています。

なぜエルメスのスカーフ・カレが良いの?カレの優れた特徴3つ

エルメスのスカーフ・カレの優れた特徴は、主に3つあります。

1.優れた品質
HERMES / Appaloosa des Steppes

HERMES / Appaloosa des Steppes

エルメスはスカーフを製造する時、エルメスが駆使できる技術をすべて徹底します。

素材であるシルクを精選し、デザインや製造工程は熟考し、長く愛用されるスカーフを目指します。

1つのデザインを企画・製造・販売するまで約2年、デザインによってはさらに長期間かかるそうです。

2.優れた芸術性
HERMES / Cheval Jurc

HERMES / Cheval Jurc

カレを見て誰もが驚くのが、スカーフのイメージを根底からくつがえす華麗なデザインです。

カレは美術館やギャラリーに匹敵、時にはそれらを圧倒するほどの高い芸術性を誇ります。

カレには絵画のように、1枚ごとにタイトルとストーリーがつけられています。

タイトルは「短く、的確で、輝きがある」ことを目指して作られ、スカーフと同様、一片の隙もない完成度を維持しています。

3.装う人を美しく、楽しく、自由にする

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カレの最大の魅力は、装う人を美しく、楽しく、自由にすること。

カレはスカーフとして使うほか、ヘアアレンジのポイントにしたり、パレオのように身につけたり、自由に装うことができます。

さらにカレのデザインには、遊び心をテーマにしたものが多くあります。

63マスの世界旅行(Le Tour du Monde en 63 Cases)

サイコロが2個ついていて、ゲームを楽しめるカレです。

エルメスの歴史に関するエピソードや、エルメスの主要人物も登場します。

ゲームのゴールはもちろん、パリのエルメス本店です。

好みのサイズはどれ?カレの多彩な種類とサイズ

エルメスのスカーフには、さまざまなサイズと形があります。

シルクの特性と優美なデザインを楽しめるように、考え抜かれたサイズです。

最も知られているのが、カレの90×90cm

45cm角のミニサイズや、2メートルを超えるロングサイズもあります。

カレ・シルクツイル

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シルクツイルの「ツイル」とは、織り目を斜めに織りあげた綾織(あやおり)のことを言います。

なめらかな肌触りのシルクをツイルで仕上げると、より繊細な仕上がりになります。

カレ・シルクツイルには、4種類のサイズがあります。

90×90cm
HERMES/ Carre an Buckle

HERMES/ Carre an Buckle

カレといえばこのサイズ。定番中の定番です。

首から肩にかけて巻いたりかけたり、髪をまとめることもできます。

140×140cm
HERMES / Anemones

HERMES / Anemones

カレの中では最大サイズで、大胆なアレンジを楽しめます。

パレオのように身体に巻きつけて使ったり、ショールのように使うこともできます。

70×70cm

90×90cmよりコンパクトで、アクセサリー気分で使える気軽なサイズです。

髪や手首に結ぶのにちょうど良いサイズです。

45×45cm
HERMES / 馬着

HERMES / 馬着

女性が思わず「可愛い!」と声をあげてしまう、ミニサイズのカレです。

髪やバッグに結んでアイキャッチにしたり、ポケットチーフのように使うこともできます。

プリーツ・カレ

HERMES / FAUNE LETTREE

HERMES / FAUNE LETTREE

プリーツ・カレは、カレの全面に6mm間隔のプリーツが114本入っています。

プリーツに45度の角度がついているため、シャープさと優しい雰囲気が違和感なく共存しています。

ディップダイ

ディップダイは、布などを染料に浸して染める技法のこと。

染料に浸す時間の長さによって、グラデーションができたり、味わいのある色むらが生まれます。

カレのディップダイは、完成品をディップダイすることでデリケートな色彩を作りだします。

表面がベルベットのように起毛していて、定番のカレとは一味違う手触りも人気です。

ツイリー

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5×85cmのスリムな形に仕上げたスカーフです。

スカーフに使えばスタイリッシュな印象、ヘアアレンジでは優雅な柄を印象的に見せることができます。

マキシツイリー

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20×220cm、超ロングサイズのスカーフです。

スカーフの柄と長さを活かして、マフラーのように肩にかけるのがおすすめ。

ネクタイ結びやリボン結びなども可能で、いろいろな試みができるサイズです。

見たことあるかも?カレの人気・定番・名作デザイン5つ

カレの中には、歴史が長く、ファンが多く、何度も復刻・アレンジされているデザインがあります。

オムニバスと白い貴婦人(Jeu des Omnibus et Dames-Blanches)
HERMES / オムニバスと白い貴婦人のゲーム

HERMES / オムニバスと白い貴婦人 はバッグにも!

1937年発売エルメスのスカーフ第1号であり、何度も復刻・アレンジされている名作です。

白い貴婦人とは、当時大流行していた乗合馬車のこと。

バランスの良いレイアウト、品格ある色彩など、早くもエルメスのスカーフの特徴が表れています。

 

式典用馬勒(Brides de gala)
HERMES/ BRIDES de GALA

HERMES/ BRIDES de GALA

1957年発売世界一売れたスカーフとして、ギネスブッグに載っています。

馬勒(ばろく)とは、馬の頭部に取りつける馬具の総称。

馬具のシルエットの曲線美と、約60色を使った繊細な色彩が魅力です。

 

黄金の拍車(I’Eperon d’Or)
HERMES / 黄金の拍車

HERMES / 黄金の拍車

拍車は馬具の一種で、騎手が馬に前進を指示するために使う道具です。

力強く流麗なデザイン、どんな結び方でも色や曲線がきれいに見えるため人気があります。

 

宮廷の馬具(Harnais de Cour)

馬具の曲線美が発揮されたデザインです。

これだけ壮麗な馬具を身につけるのですから、馬も馬の持ち主も、重要な立場にあることが判ります。

 

ロンシャンへの散歩(La Promenade De Longchamps)
HERMES / LA PROM ENADE DE LONGCHAMPS(ロンシャンへの散歩)

HERMES / LA PROM ENADE DE LONGCHAMPS(ロンシャンへの散歩)

カレの定番として有名な柄の一つです。

ロンシャン競馬場へ向かう紳士や貴婦人が描かれ、スカーフを広げるたびに、気品あふれる風景が広がります。

 

カレの定番デザインは馬や馬具が多いのですが、それだけではありません。

咲き誇る花々、大自然の生命力、にぎやかな街の風景、時にはパリのエルメス本店。

エルメスのスカーフ・カレは、世界に存在するあらゆる美を発信し続けています。

カレのデザインは数千種類。カレを選ぶのに迷ったら?

カレのデザインは、色違いを含めると数千種類が発売されたそうです。

その中で現在も販売されているのは、800種類くらい(諸説あります)。

ここではエルメスとは思えない意外なデザインのカレや、誰もがすぐにエルメスだと判るデザインのカレをご案内します。

花や植物が好きな人に、おすすめのカレ

花の手紙(Des fleurs pour le dire)

エルメスの花柄はゴージャスで大胆なデザインが多いのですが、意外な変化球。

なめらかな肌触りとあいまって、ふんわりとろけるような体感の1枚です。

 

フランスの観光地が好きな人に、おすすめのカレ

ヴェルサイユのそぞろ歩き(Flânerie à Versailles)

スカーフの全面いっぱいに、フランスの名所ヴェルサイユの庭園が拡がっています。

広げて眺めれば、ヴェルサイユを歩くお姫様の気分。

身につければ優しい肌触りに包まれて、テンション上げて出かけることができます。

 

パリのエルメス本店が好きな人に、おすすめのカレ

屋根の上の庭(Jardin sur le Toit)

パリのエルメス本店、緑豊かな屋上庭園の魅力を描いています。

エルメス本店の屋上は、2枚のカレを掲げた「花火師」の像が有名ですが、銀座のエルメスにも同じ花火師がいるそうです。

 

“新作”が好きな人に、おすすめのカレ 〜2018年秋冬コレクション〜

高官の鞍(Selle de Dignitaire)

鞍と馬具を大きくレイアウトした、インパクト抜群のデザイン。

フリルのついたスカーフが描いてあるので驚きますが、馬具の一種であり、スカーフではないそうです。

 

いつでもエルメスで装いたい人に、おすすめのカレ

鍵(Les Cles)
HERMES / Les Clés

HERMES / Les Clés

どんなファッションにも合わせやすい色とデザインで、大人気のカレです。

カレの素材である高品質のシルクの心地よさを、毎日楽しむことができます。

色違いもあるので、より多くのシチュエーションで装えるのもポイントです。

 

エルメスの遊び心を楽しみたい人に、おすすめのカレ

ボルデュック(Bolduc)

エルメスオレンジと、エルメスロゴの入ったリボンのカレです。

そのまますぎると思う人にはピンクなど色違いがありますが、人気の高いデザインなので、気にしなくて良いかもしれません。

意欲的かつ革新的。エルメスのスカーフ・カレ

HERMES / Larbre de Vie

HERMES / Larbre de Vie

今から約200年前、1人の少年が馬具職人になることを決意した日から、エルメスの歴史が始まりました。

ティエリの心意気を継承したのか、エルメスは意欲的かつ革新的な企業として知られています。

常に新たなチャレンジがあり、常に成長を忘れないブランドとして、評価が確立しているのです。

これからも「エルメスとは思えない意外なカレ」や、「誰が見てもエルメスだと判るカレ」が、数多く作り出されることになりそうです。

 

 

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