ルイヴィトン(Louis Vuitton)　動物の名前のバッグを一挙ご紹介！

ルイヴィトン初となるハラコの素材を使用したバッグをご存知ですか？
その名もダミエソバージュシリーズ！
このバッグにはアフリカの動物たちの名前が付いているのが特徴です。
さらさらとした触り心地のハラコが、動物たちの毛並みを思い起こさせます。

今回は、4種のバッグの特徴と、ハラコのお手入れ方法をご紹介します。
一見難しそうなお手入れですが、セルフケアでも簡単にできてしまうのが魅力です！

ダミエの歴史

ダミエの歴史は深く、1885年、ルイヴィトンのトランクの流行とともに誕生しました。
1896年、モノグラム誕生とともに一度廃止となりましたが、モノグラム誕生100周年記念の年に限定で販売したところ、大変好評だった為復活したデザインです。

この二色の正方形（もしくは長方形）を交互に配置したデザインは、日本の市松模様から考案されたという話は有名ですね。

ダミエの中には
数種類のカラーパターンがあります。下記にご紹介します。

ダミエ・アズール
2006年に登場。
リゾート地リビエラの白い砂浜と青い海のコントラストをイメージして作られました。
ホワイトとグレーに見えるこの模様、実はよく見ると濃いブルーなのです。

ダミエ・エベヌ
フランス語で「黒壇(こくたん)」の意味です。
ダークブラウンとモカベージュの2色で彩られています。

ダミエ・グラフィット
2008年に登場しました。グラフィット=石墨の意味。
クールなブラックカラーが都会的な雰囲気を演出するカラーです。

ダミエソバージュって？

ソバージュ(ＳＡＵＶＡＧＥ)とは「野性的」の意味で、バッグにもライオン、ガゼル、タイガー、インパラと、4種のアフリカ動物の名前がつけられています。

2000年の秋に誕生したこのバッグ。
ルイヴィトン初となる上質なハラコ素材を使用しました。

ハラコ素材とは、牛の胎児の皮を取って素材としたものを指します。
「まだ出産されてない仔牛」という意味で、アーボンカーフと呼ばれることもあり、その手触りは大変優しくさらさらとしています。
ハラコ素材は超高級品のため、ハラコ素材として販売されていても、ポニーと呼ばれる馬革であることもしばしばあります。

ダミエソバージュには、ダミエライン特有のナナメに入ったＬＶロゴはプリントされておらず、 タイガー以外のバッグにはＬＶロゴ入りのゴールドキューブが付いています。

開発者は誰？

これらのアイテムを生み出したのは、当時ルイヴィトンのアーティスティックディレクターを担当していた、マーク・ジェイコブス氏です。

彼はストリートファッションに影響を受けたニューヨーク出身のデザイナ－。
芸術大学を主席で卒業し、その際に「ペリーエリス金の指貫賞」を受賞。

1997年にルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターに就任しています。
彼の才能は、1998年のモノグラム・ヴェルニの発表で注目を得ました。

その後、スティーブンスプラウス氏や日本の村上隆氏等とコラボレーションをし、モノグラムの上にイラストやグラフィティを施す等し、それまでのルイヴィトンにはなかった新しい風を吹き込んできました。

常に「遊び」の感覚を大切にしてきたマーク氏。
今回のアイテムにも、アフリカの雄大な大地を楽しそうに駆け巡る動物たちの姿をイメージできそうです。

動物の名前のバッグ

ライオン(M92131)

フラップ開閉式のシティーバッグ。
小ぶりながらも広めのマチで文句なしの収納力です。
内側素材にはスエードのような合成皮革アルカンターラを使用。
中央にはダミエソバージュの特徴的デザインＬＶロゴ入りキューブのリボンが付いています。

インパラ(N92133)

コンパクトサイズのミニトートバッグ。
中にはオープンポケットが1つ、開口部はＬＶロゴ入りキューブ付きの革紐で閉じる構造となっています。

口が大きく開くので、荷物の出し入れが楽に行えます。

タイガー(M92132)

コロンとしたフォルムが愛らしいミニバッグ。
ルイヴィトンのポシェットアクセソワールを思わせるような作りになっています。
まるで寝ている時のタイガーのような、キュートなデザインが特徴的です。

ガゼル(M92130)

ガゼルの背中を思わせるような、滑らかな曲線が美しいミニショルダーバッグです。
調整可のストラップを駆使し、斜め掛けでもお使いいただけます。
中央にはダミエソバージュの特徴的デザインＬＶロゴ入りキューブのリボンが付いています。

ハラコ素材のお手入れ方法

一見するとお手入れが難しそうなハラコですが、セルフケアでもしっかりと維持することができます！

1.ブラッシングをする
ベロアやハラコは起毛している素材のため、ブラッシングで毛並みを整えることがポイントです。
所謂「毛づくろい」ですね。そうすることで綺麗な見た目を保つことができます。
市販で起毛素材向けのブラシが売られていますので、専用のものを用いるとよさそうです。
1つの方向にむかって撫でるようにすることが、ブラッシングをかける時のコツです。

2.専用スプレーを吹きかける
ブラッシングをした後は、スエードやベロアなどの毛皮素材専用のスプレーを吹きかけましょう。
こちらも市販で売られているため、簡単に手に入れることができます。
これらのスプレーは、人間の髪の毛で例えるならばヘアトリートメントのようなもの。
艶を出したり美しく見せたりすることができます。

ダミエソバージュの魅力

ダミエソバージュはそのさらさらの手触りから、秋冬はもちろん、ファーとは違い、初夏までお使いいただいても違和感を感じません。
お手入れも簡単で、ケアをすれば長く持たせることができます。

バッグの名前からは、厳しいアフリカの地で生きる動物たちのエネルギッシュなバッグをイメージしますが、一目見ると、綻んでしまうようなキュートさ。
そのギャップに、つい手にとってしまうファンも多そうです。

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