ルイヴィトン(LOUIS VUITTON) 村上隆のデザインに迫る!
ルイヴィトンのコラボアイテムが出るたびに、もはや毎回と言って良い程登場するこの方。
毎回モノグラムラインに斬新なデザインを加え、世の女性たちを圧倒してきました。
今回は、ルイヴィトンとの初のコラボとなる2003年の「アイラブモノグラム」から2008年の作品「モノグラモフラージュ」までを写真付きで一気にご紹介します。
目次
村上 隆氏の経歴
村上 隆氏
1962年、東京都生まれの美術家で、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程を終了。
1991年に個展「TAKASHI,TAMIYA」にてデビューします。
現在日本では、埼玉県朝露市にて自身の作品制作スタジオで若手の育成や、アートコンテンツ制作工房「Kaikai Kiki」を設立しています。
彼は、この他にも様々な個展を開催しており、注目を集めています。
当時ルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターだったマークジェイコブス氏とのコラボレーションのきっかけは、2002年のパリ・カルティエ財団で行われていた村上氏の個展でした。
元々村上氏のファンだったマーク氏より「作品に心を動かされた!」と、コラボレーションのオファーを受けます。
「レボリューション」という与えられたテーマのもと、村上氏は奮闘し、2003年現在のマルチカラーの先駆けとなったアイ・ラブ・モノグラムを発表しました。
その後、戦後の日本の漫画やアニメーション文化を、アートの真ん中にモチーフとして描いてきました。
そのイメージがよく分かるようなアイテム・ラインをご紹介して参ります。
2003年 革新的!マルチカラーの登場
今や定番ラインとなっていますが、まさにこれが村上隆の懇親の一撃!ともいって良い革新的な作品です。
マークジェイコブス氏の全幅の信頼の中で、100年以上の歴史をもつモノグラムに魂をこめて制作にあたりました。
マルチカラーの前進として、アイラブモノグラム(Eye Love Monoguram)が登場。
カラフルな目玉がインパクト大のこの作品を皮切りにして、村上氏はヒット作を連発していきます。
同じ年、33色のカラーを使ったマルチカラーラインが登場。
写真は、マルチカラーラインジッピーウォレット(M60274)。
2003年 桜の花が舞い散るチェリーブロッサム
モノグラムキャンバスにこれでもかというほどに散りばめられた桜の花のデザイン。
よく見ると、桜の花にはニコニコ顔が描かれています。
よりイラストチックで、マルチカラーよりも村上氏のカラーが色濃く出ています。
色も優しいピンク色で、販売時から女性にかなり人気のあるアイテムです。
完売してしばらく経ちますが、さらにレアなアイテムとして人気があります。
写真は、バンダナ(M71921)。
2003年 漫画の世界から出てきたようなパンダ&キャラクター
愛らしいぽっちゃりパンダがモノグラムパンダ&キャラクターライン。
漫画文化をデザインに反映させた村上ワールド全開のラインです。
パンダの他にも、個性的でユニークな、オニオンヘッド、フラワーハットマン、LVハンドが同時発売されました。
このシリーズ最大のポイントは、限定商品が続々発売されたことで、プレミアがついているものも多くあります。
写真は、スカーフ(M71931)。
2005年 さくらんぼがたくさん!チェリー
2005年の春夏モデルのチェリーライン。
バッグ全体にチェリーが散りばめられたこのデザインは、コレクションでも強い存在感を放っています。
このチェリーは、チェリーブロッサム同様よく見るとかわいらしい表情が、一粒一粒に描かれています。
チェリーの顔は、双子チェリー、笑顔、おすまし顔の3パターン。
写真は、スカーフ(M71962)。
2008年 ストリート仕様のモノグラモフラージュ
上記モノグラムチェリーラインのコラボレーションから約3年後、再びマークジェイコブス氏とタッグを組んで新ラインを発表しました。
その名の通り、伝統のモノグラムモチーフにカモフラ柄をプラスした作品となっています。
これまでのコラボ作品と違い、メンズ・レディースともに併用できることでも話題を呼びました。
手塚治虫の漫画からインスパイアされた男
今回は5種類のラインをご紹介しました。
どれも彼の漫画カルチャー、ジャパニエーションが反映されています。
独特の雰囲気がありながらも、どの作品も、世に出す度にヒットを繰り返していく。
そんな彼の才能・デザインに今後も注目です。
※記事の内容やサイズ、ライン等は現時点での弊社調べとなります。
今後ルイヴィトン公式情報にて改定がある場合もございますので、予めご了承ください。
問い合わせ先 / リファスタ
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