ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)  デザイナー会の巨匠 草間彌生

LOUIS VUITTON

独特の雰囲気をまとう草間彌生氏。
日本では銀座シックスに彼女が手掛けたモチーフが大きく飾られていることでも話題となりました。
実は彼女、ルイヴィトンともコラボレーションをしており、そのアイテムの数は多種に渡ります。
今回は、彼女の生い立ちからコラボレーション時の小話、アイテム等をご紹介していきます。


草間 彌生氏
長野県松本市生まれの芸術家。
幼い頃から視界が水玉や網目で埋め尽くされたりする幻覚や、動植物が人間の声で話しかけてくるような幻聴に悩まされていたそう。
その恐怖から逃れるため、幻覚・幻聴を絵に起こし始めたのが彼女の芸術家としての始まりです。

1945年、16歳で「第一回全信州美術展覧会」16歳に入選。
彼女の初めての個展は松本市でのものでした。

2014年には「世界で最も人気のあるアーティスト」や「世界で最も影響力のある100人」に選出されています。

その後、数々の活動・受賞を経て、2012年にルイヴィトンとのコレクションを発表しています。

2017年10月1日に東京都新宿区にて「草間彌生美術館」を開設しています。


目次

彼女の作品の特徴とは?

草間氏といえば「ドット」というイメージか強いかと思いますが、これには彼女の壮絶な生い立ちが関係していると言われています。

日本昔話の「耳なし芳一」が、幽霊から身を守るために全身を経で埋め尽くしたことと同様に、草間氏も作品全体を水玉(ドット)で埋め尽くすためにこのデザインにしたという逸話もります。

その他に、「かぼちゃ」のモチーフが使われることもしばしば。

彼女の実家が種苗業ということもあって、幼い頃からかぼちゃを身近に見ていたそうです。
そのために今でもかぼちゃの造形に関するこだわりが強いとか。

1946年には、第2回全信州美術展覧会において、日本画でかぼちゃを6個描いた「南瓜」が入選しています。


ルイヴィトンとのコラボレーション

この夢のような組み合わせ。
実現したのは、ルイ・ヴィトンのアーティスティックディレクターを務めるマーク・ジェイコブス氏が草間氏の大ファンだったからです。

コレクション発表の2012年、ルイヴィトンは「Infinitely KUSAMA」を実現しました。

パリのシャンゼリゼ通りと並んで「世界一高価な通り」の名を持つニューヨーク5番街は、本物そっくりの草間さんのろう人形や水玉のアートなどでいっぱいに。
また、ルイヴィトン450店舗のウインドウを草間氏の作品で飾ると、ショッピングをしながらアートに触れる新感覚に、道行く人が足を止めていたそうです。


水玉コレクション作品

2012年、当時ルイヴィトンのアーティスティックデザイナーであったマークジェイコブス氏とのコラボレーション作品「ルイ・ヴィトン ヤヨイ・クサマ コレクション」を発表します。

草間氏の代表的な作品、「Dots Infinity(無限の水玉)」「Infinity Net(無限の網)」より、カラフルな水玉のコレクションとなっています。

写真は、ドットインフィニティジッピーウォレット(M91571)です。
模様をずっと見つめていると、果てしなく続く水玉の世界に吸い込まれてしまいそうになる、そんなデザインですね。


モノグラムとのコラボレーション作品

「モノグラム・タウン」「モノグラム・ウェーブ」「モノグラム・パンプキンドット」の3つのテーマ。

モノグラムキャンバスと大小異なる水玉模様の組み合わせのデザインです。
パワーに溢れ、見るものを圧倒するようなエネルギーさえ感じられます。

写真のポーチは、ポシェットコスメティック パンプキンドット(M47347)です。
水玉は植物の実の凝縮、背景の網は無限を表しているそう。
草間氏の様々なテーマが集まってできた模様という感じがします。


永遠に連なる水玉模様

草間氏の作品は、自身の生い立ちから生まれた独特のデザインで、世の人々を引き付けてきました。

なかでも「ドット」は単なる水玉模様というのではなく、根拠のある奥深いテーマが隠れています。

伝統あるルイヴィトンとのコラボレーションによって、その名をより世に刻んだ草間氏。

今後もまたルイヴィトンとのコラボはあるのか、期待が膨らみます。

 

※記事の内容やサイズ、ライン等は現時点での弊社調べとなります。
今後ルイヴィトン公式情報にて改定がある場合もございますので、予めご了承ください。

 

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